得意不得意があるだけ
仕事していてうまくいかないと、人のせいにしてしまったり、あいつが無能だからだなんて思ったりしますが、鷹野を見てると無能な人なんかいなくて、得意不得意があるだけなんだよなと、改めて思います。 いや鷹野自身は雰囲気とのギャップと言う意味では確かに無能ではあるんだが、でも彼女のおかげで丸く収まってたりするので、ってことはやっぱり有能だなと。 鷹野以外のキャラにも共感できるところ多々あり、おもしろかった。 おすすめです。
高校教師・羽鳥栄詩は、優等生だった生徒・鈴宮 渚が突如長い髪を金髪にして登校してきたことに衝撃を受ける。渚は羽鳥に口づけし、写メに収めて脅迫する。「一緒に富士山に登って」。理由を分らぬまま富士山に登った羽鳥に渚からの告白。それは――?
この物語の設定を冷静に考えると一昔前に流行った恋愛小説や漫画で見慣れたものだ。つっこみどころもいくつかある。ただ表情、空気感、台詞回し、構図。そういった漫画の描き方がうまいのだろう。最後まで素直に物語を読むことができた。