CREAのコミックエッセイルーム、ここ数年でヤマザキマリさんの「ヴィオラ母さん」、瀧波ユカリさんの「ありがとうって言えたなら」、オノ・ナツメさんの「どこかでだれかも食べている」などなど、本当に素晴らしい作品を次々と世に送り出されているので、本当に感謝しかないですよ……。

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どこかでだれかも食べている

どこかでだれかも食べている

ひとりで食べても、だれかと食べてもーー。「食べる」ことから、やさしいドラマが生まれる。実家のロールキャベツの味、初めてはんぺん入りおでんを作った日、願いと共に齧り付いた恵方巻、結婚を決めたチャーハンの店、小さいころから数えきれないほど食べたカレー……。どこかでだれかも食べている、あの食べ物から生まれたやさしいものがたり。ほわっと胸があたたかくなるオノ・ナツメ初のフード・コミックです。〈menu〉プリン・ヨーグルト/お弁当屋/冬至/焼き芋ふかし芋/つつむもの/残業パン/クッキー裏返し/留守番の味/ブルーベリー/食卓の真ん中にのぼるもの/ポテトサラダ/温泉まんじゅう/おでんのはんぺん/クリスマスケーキ/鏡開き/恵方巻/海藻サラダ/おにぎり・おにぎらず/立飯/チャンジャチャーハン/夏・山・カレー
ありがとうって言えたなら

ありがとうって言えたなら

決して仲のいい母娘じゃなかった。だからこそ、今、お母さんに伝えたいことがある――。余命宣告、実家の処分、お墓や遺影のこと、最後の旅行、そして緩和ケア病棟へ。「母の死」を真正面から描いた、涙なしでは読めないコミックエッセイ。***「すい臓のほうに何かあるって」。大阪で暮らす姉から、エネルギッシュで毒舌でコワモテの美人の母が、余命1年のすい臓がんだと告げられた。釧路で一人暮らしをしていた母は、看護師をしている姉の元へ身を寄せ、通院と治療が始まった。抗がん剤の副作用や痛みに気分が浮き沈みし、母のイライラは最高潮。心はガチガチに閉じていて。余命宣告、実家の処分、お墓や遺影のこと、家族総出の最後の旅行、そして、緩和ケア病棟へ。誰もが経験する大切な人との別れは、想像と違うことばかり……。決して仲のいい母娘じゃなかったかもしれないけれど、だからこそ、今、お母さんに伝えたいことがある――。思わず「お母さん」ってつぶやきたくなるコミックエッセイです。