時を超える野球漫画!『アノナツー1959ー』を語ろう!
アノナツ―1959― 福井あしび
一年生左腕・拝郷ナツが祖父との約束「甲子園出場」を懸けた地方大会決勝に挑む中、球場を落雷が襲った。
気づくとナツは一人、見たことのないこじんまりとした野球場に。
混乱するナツが出会ったのは、高校生の姿をした祖父・拝郷正也!
ナツは、1959年の夏にタイムスリップしてしまったのだった…。
祖父と孫の時を超えた絆… 未だかつてない野球漫画!
【著者】福井あしび
【作品】嘘つきは殿様のはじまり マコトの王者
(「サンデー公式HP」より)
https://websunday.net/rensai/anonatsu/
アノナツ―1959―
第3球 時を超えた邂逅
未来に帰ろうとナツが必死に足掻く姿が、異世界にトリップしたまま嬉々として暮らす小説を読んでいる身には新鮮だった。
1話で、自分には唐突に感じられたじっちゃんの満州引き揚げの下りが、「そうか!そこにつながるのか〜!」と感心した。
最後のコマの、背の高いナツを正也がお姫様抱っこして走るシーンが映画のようでいい締めだった。