漫画が好きなお嬢様がフリーダムに生きるお話
漫画を読むのが大好きなお嬢様、梅小路さん。 趣味の漫画を通じて、自分の世界から飛び出し、少しずつ周りの人達と関わり合いながら世界が広がってゆくお話。 梅小路さんの溢れ出る漫画愛による七転八倒ぶりに、ついつい笑っちゃう。 周りの人達が、少しだけ手を差し伸べたり、やさしく見守る様子を見ていると温かい気持ちになる作品です。 愛犬ジョンや、敬愛する作家先生(なぜかインコ)など可愛らしい動物たちが登場するのも見どころ。
世間知らずの梅小路さんは、人生の喜怒哀楽をまだまだ知らない14歳。けれど、大ファンの漫画家・印子先生、転校生でライバルの小雀さん、主従の誓いを交わした愛犬ジョン――さまざまな出会いの中で、ちいさい梅小路さんは少しずつ大人になっていく。『鹿娘清美婚姻譚』、『ぶすぶす』に続く、緒方波子の単行本は、ひとりの乙女の七転八倒成長譚!◎「梅小路さんシリーズ」の他、人気のあった脇役・漫画家の印子先生にスポットを当てた短編も併せて収録。
「私が漫画が好きなのは、大会で優勝したり誰かに自慢したいからじゃないです。ただ好きだから好きなんです。」
これはすごい共感できた。