地獄の田中1年以上前食料統制がされて合成食料しか食べることを許されなくなった近未来でかつての人類の食事(生物の死骸を食べる)を取り締まる冷食捜査官シリーズ。犬神家の一族ならぬ、犬家の一族。金田一的な青年が出てきて怪盗2001面相と戦ったりしなかったりするコメディ。進研ゼミ・中3チャレンジに掲載されたタイムリープものの王道学園SFラブコメ「クレープを二度食えば」。そして、とり・みきが生まれてから漫画を書き始めるまでの半生を綴った自伝漫画「あしたのために」が収録されている。 冷食捜査官シリーズは近未来ディストピアの体制側が主人公でありながら、物語の終わりではなんか「あったかいご飯を食べたいな」と思わせるホロリとさせる後味を残してくれてとても好き。あとはとり・みきの半生の「あしたのために」だけど、かなりお父さんの影響を受けて早い段階からマンガやらSFに目覚めた様子がよくわかる。小ネタも豊富で面白い。犬家の一族冷食捜査官シリーズやとり・みきの自伝マンガが収録されている作品集
あらすじ猫田一金五郎と怪人2001面相が対決する表題の「犬家の一族」、未来で違法な自然食を取締まる冷食捜査官シリーズ、由緒正しい学園SF物「クレープを二度食えば」、作者の生立ちからこの世界に係わるまでの「あしたのために」を収録した短編漫画集
冷食捜査官は内容はギャグっぽいんだが世界観がしっかりしているSFだよな。もっと長く読みたい。