ずっと印象に残ってる
ジャンプらしくないと言えばそうだと思います。でも何故か読んだ当時からずっと印象に残ってて、掲載から7年ほど経った今でも時折思い出しては、あったかいような切ないようなそんな気持ちになる作品で、上手く言葉には出来ないけど個人的にはとても好きです。ジャンプは毎週紙で買っていて一定期間保存したら捨ててしまうのですが、この読切だけは切り取って実家に保管してあります。
超地味でクラスでは空気扱いの高校生・玉梨大地。唯一、本当(オタク)の自分を出せるSNS上で、大地はとあるアカウントと出会い!? 匿名のまま交わされる言の葉が紡ぐ、運命を超えた恋物語が今始まる――。
間違って女子が着替えている教室に入ってしまっても「なんだ無害男か」と言われてしまうほど空気として扱われている(別にいじめられているわけではない)大地は結構なオタク趣味があるのだが嫌われないようにそれを隠している。
そんなフラストレーションをSNSに投稿しまくっていたら「くそみそ男」なる垢からフォローされ同じ悩みを抱えているということで意気投合、「くそみそ男」の言葉に勇気をもらって幼馴染の女の子が襲われているところを助ける。
そして、その「くそみそ男」は大地が密かに恋心を抱いている(会ったことはない)今をきらめく清純派女優だったという話。