「世界の中心で愛を叫んだけもの」を読んだんだけどにコメントする
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マンドリン松本
1年以上前
「世界の中心で愛を叫んだけもの」って時空間の果て(クロスホエン=交叉時点)にあるつまりとてつもないほどの未来のある場所で、時間を超えるために組織された委員会のある天才科学者が、ありとあらゆる時間(そいつらにとっての過去も含めて)と空間に災厄をバラまいたっていう現代版パンドラの筺みたいな話。 んで、その科学者は災厄をバラまいた罪で処刑されるんだけど、死に際のセリフが、 「私のために記念碑を建ててくれるね?だが、それは私のためではなく、彼らのためにそうしてくれ。そして彼らのうちで、重要な人物でなくていいから一人選んでくれ。もし彼らがそれを見つけて理解した時、彼らの全てを意味するような人物に」(要約) と言って死んだんですけど、実際に記念碑は建てられたようです。 ただ、建てられた場所が心の中らしいんです。 それで、 「もしそれを見出せば、彼らは知るはずだ。地獄が彼らとともにあることを、天国が事実存在することを、そして天国の中には全ての狂気の流れだす中心があることを。そして、一度その中心へ入れば、そこに平和があることを」 って地の文がこの作品自体をほぼ締めるんだけど エヴァンゲリオンっていう作品は、「世界の中心で愛を叫んだけもの」へ人類が至るための壮大なアンサーだったのではないだろうかって思ったりしたんだよね。 誰か!!!!!!語らおう!!!!!

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不揃いの連理

タイトルから見る"伴侶"の形

不揃いの連理
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ

ここではタイトル『不揃いの連理』の語義と内容をリンクさせながら、(6巻までで)四組の女性ペアの関係を追う本作の魅力を書いてみたいと思います。 「連理木(れんりぼく・れんりぎ)」というのは、隣りあった木々の接触した枝や幹が一つにくっつき、木目まで混ざり合った状態のこと。そこから「連理」という言葉は二人の深い契りを表すのだそうです。 幸せな予感のある「連理」という言葉。では「不揃いの」という言葉はどうでしょう? 登場するペアは、いずれも全然タイプの違う二人。そしてどちらか片方、もしくは両方とも「ダメな人」だったりもします。 まっとうな会社員×元不良は見た目に反して、ダメなのは会社員の方。いかにも悪そうな人と優等生のJKコンビは、優等生が意外と暴力的etc……。でもそんな二人が何故か寄り添う。 ではそこにどんな心があるのか。 ある人に惹かれる理由を、言葉で言い表すのは難しい。でも、なぜある人の側にいるかは、理由を言える場合もある。 この作品でそれが分かりやすいのは、ダメな漫画家に接する生真面目な編集者。彼女は恋愛的惹かれの他に、ダメな漫画家を支える動機としての「ある気持ち」を持っている。そして同じようなものは、他の三組にも見て取れる。「ある気持ち」はおそらく頼りない人に対する普遍的な心情なので、納得する人は多いと思います。 「ある気持ち」で支え合い、接するうち、彼女たちはいつのまにか離れ難くなっていく。そこには理屈ではなく、もはや必然として一つになった連理木が生まれている。 伴侶って、こういうことだよな……大きな安心感とエモーションが同居する感じ。実はかなり暴力描写・しんどい内容も多いのにそれはとても不思議な感覚で、いつまでもこの物語を追う動機となってゆくのです。 ダメな人に対する、共通する「ある気持ち」......どんなものか、ぜひ本作から探してみてください。 さあ、まだ不穏な堅物教師×生徒の物語はどうなるかな? (6巻までの感想) (追記:実はマンバ読書会でリアルタイムで書いたものから、細かく改稿しています。どんなふうに変化しているか、ぜひ配信と比較してみてください! https://www.youtube.com/watch?v=FgBPuVvUHFI) #マンバ読書会 #クチコミを書く回

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