不器用な大人の恋愛模様
子供の頃は、大人になったらもっと自由かと思っていたけど、どうやら大人になっても、大人という枷のせいで、なかなかストレートにハッピーエンドとはいかないものらしい。 「娚の一生」は、バリキャリ街道を突き進み良い年齢になった女性・つぐみと、つぐみよりさらに年上の男性・海江田の恋愛物語。 恋愛ものは10代20代の子がキャピキャピ言っているものだと思っていたので、初めて読んだときは30代と50代という年齢設定に衝撃を受けた。 その年齢設定のせいか、なんだかリアルな感じがする。 歳を経ていても美男美女だったり、当時だと外国のIT企業なみのフルリモートワークを許可されたり、海江田先生のようなすてきな男性が存在したりと、リアルな感じは薄いのに。 海江田先生のシブい艶やかさにメロメロになりつつ、先生に愛されている恋愛下手のつぐみちゃんを応援しつつ。 読み進めていった先、物語がどのような展開になるかは、読んだ方だけのお楽しみ。 私の場合、良かった良かったったという思いと、エエエエエという困惑が混在した。 ちなみに、表紙イラストが次巻表紙につながる形式の単行本なので、並べると圧巻。 ただ3巻で突然引きのイラストになり、どうみても破廉恥で、買うのが少し恥ずかしかったのを覚えている。
あの年齢で「恋」といえるのは素敵だなぁって思いました
あの年齢で恋だからこそ、キュンとしますよね。すてき。
本当ですね。哲学の先生ってだいたい偏屈に描かれることが多いのに、海江田さんは哲学が人間としての純度を保たせていたみたいな感じがあってすごい好きです。
実は今日、西先生のトークショーにお邪魔してきたのですが、海江田は西先生の失恋のお相手がモデルなのだそうです。「せめて、漫画のキャラにして金に変えてやろう」と思われたのだとか!笑
偏屈すぎないのは、西先生ご自身が好きになられた方がモデルだから、というのもあるみたいですね^ ^
モデルが実在していたんですか〜!しかも失恋した相手だったんですね・・・!
それ聞いたらまた読み返したくなってきました
そうだったのかー
なんていうか偏屈過ぎなくて生身の人間っぽい感じがするなーとおもったのは
それが原因というか、モデルになってる人がいたからなのかな。