てんのはてまでぽーらんどひし
あらすじ
18世紀末、内政の乱れと列強の政治的野心を前に、混乱の続く平原の国・ポーランド。王弟の息子として生まれたユーゼフは、成長するに従い、大国の思惑で右往左往する祖国に疑問を感じはじめる。大国によって国土を分割された祖国の誇りをとりもどすため、誰よりも祖国を愛していた父の思いを受け継いだユーゼフの戦いが始まる。
かすがのつぼねけふぞかたくを
あらすじ
東京都文京区の麟祥院には一人の女性が眠っている。彼女の名は斉藤福。徳川家光の乳母で、春日局の事である。明智光秀の重臣・斉藤利三の娘に生まれ、不自由のない暮らしをおくる福だったが、本能寺の変、それに続く山崎の戦いの明智勢の敗北により、福は各地を流浪することとなる。戦国の世を生き抜き、揺籃期の徳川家大奥で並ぶ者なき権勢を誇ることになる一人の女の生涯を追った、一代記。
えろいかこうていなぽれおん
あらすじ
『ベルサイユのばら』でおなじみの少女漫画の巨匠・池田理代子が、フランスの英雄・ナポレオン・ボナパルトの生涯を描きあげた歴史大作。コルシカ島出身の若き砲兵将校・ナポレオンは、国内軍総司令官のバラスから、王党派による叛乱を鎮圧する作戦の全権を与えられる。そして、首都パリの市街で砲撃戦を繰り広げて叛乱軍を打ちのめしたナポレオンは、その功績を認められて国内軍最高司令官へと昇進する。その後、ナポレオンは美しき未亡人・ジョセフィーヌと出逢い……!?
池田理代子のマンガである。ナポレオンの台頭から、その死までを描く。時代考証が精密であり資料をよく読み込んでいる。史実にそくしているが、大家・池田理代子の圧倒的なストーリーテイリングでグイグイと漫画に引き込ませる。ナポレオンを主人公とするマンガの中では最高傑作であろう。歴史の勉強のためにも日本人には全員読んでいただきたい。