地球の移住先として発展していった火星では、いつの頃からか、超能力を持つものが現れ始めた。資源の有り余る火星と、老衰しきった地球。火星では、人も資源も優れている火星が地球のいいなりになるのはおかしい、という考え方が生まれ、地球に超能力者たちを送り込んできたのだった。地球と火星の大戦争勃発を阻止するため、地球政府に呼びだされた登録番号「V-7」ディック・牧の戦いが始まる…!
空気の底で蠢くちっぽけな人間たちの世界。息が詰まるような日々の暮らしの中で、若者たちの満たされぬ愛と、やり場のない怒りが、しだいに人々を追い詰めていく……! 「プレイコミック」創刊時から月1回掲載された『空気の底』シリーズを中心に、手塚氏本人もお気に入りという熱のこもった問題作を多数収録した異色の短編集! <手塚治虫漫画全集収録巻数>『空気の底』シリーズ(手塚治虫漫画全集MT264『空気の底』収録)/『処刑は3時におわった』(手塚治虫漫画全集MT261『時計仕掛けのりんご』収録)/『おそすぎるアイツ』(手塚治虫漫画全集MT284『サスピション』収録)/『聖女懐妊』(手塚治虫漫画全集MT261『時計仕掛けのりんご』収録)/『帰還者』(手塚治虫漫画全集MT261『時計仕掛けのりんご』収録) <初出掲載>『空気の底』シリーズプレイコミック掲載 「ジョーを訪ねた男」1968年9月25日号/「野郎と断崖」1968年11月25日号/「グランドメサの決闘」1969年3月10日号/「うろこが崎」1969年6月10日号/「夜の声」1968年10月25日号/「そこに穴があった」1969年8月10日号/「カメレオン」1969年12月13日号/「猫の血」1969年10月10日号/「わが谷は未知なりき」1969年9月10日号/「暗い窓の女」1969年7月10日号/「カタストロフ・イン・ザ・ダーク」1970年2月14日号/「電話」1969年11月10日号/「ロバンナよ」1970年3月14日号/「ふたりは空気の底に」1970年4月11日号/『処刑は3時におわった』1968年6月号 プレイコミック掲載/『おそすぎるアイツ』1968年8月号 プレイコミック掲載/『聖女懐妊』1970年1月10日号 プレイコミック掲載/『帰還者』1973年1月13日号~1月27日号 プレイコミック掲載
ギャグマンガ界の巨匠・赤塚不二夫の代表作。人情あふれる下町を舞台に、江戸っ子気質のア太郎、その子分・デコッ八(でこっぱち)、ア太郎の父親であり幽霊の×五郎(ばつごろう)、ココロの親分、ブタ松、ニャロメなどの個性豊かなキャラクターがもーれつに大活躍!?母を亡くし、八百屋をけなげに切り盛りするア太郎だったが、その父親・×五郎は占いにハマり、店の金を使ってしまう始末。ある日、ア太郎の学校の先生が言った言葉に目覚めた×五郎は店で働くように。しかし、×五郎は散歩の途中で、少女の風船を取ってあげようとして木から落ちて死んでしまう。全15編収録!!
夜泣き谷から上京し、虫プロを訪ねてきた少年・トッペイ。なんと彼は、対象を恨んだり憎んだりすると、オオカミに変身してしまう“バンパイヤ族”だった! その超能力を狙って、様々な思惑がトッペイを翻弄する――。 <手塚治虫漫画全集収録巻数>手塚治虫漫画全集MT142~143『バンパイヤ』第1~2巻収録
「オッス!おバンです ぼくは田所満男 徹夜で勉強机を前にウンウン唸っている諸君! それともグロッキーになってゴロ寝でうとうとしている諸君! 聴いてくれたまえ そして話しあおうモロモロの人生論 そして音楽を!」 の名台詞でお馴染みのカタストロフ・イン・ザ・ダークも収録された短編集です。漫画アクションやビッグコミックの好評を受けて秋田書店から刊行された青年向けマンガ誌「プレイコミック」創刊から掲載された手塚先生による短編を集めたものです。 手塚先生の青年向けマンガは長編も短編も粒ぞろいでハズレがないのですが、こちらも短編ということで小粒ながらもピリリと辛い珠玉の作品たちが収録されています。手塚先生もこのシリーズはかなり気に入られていたようですね!聖女懐妊の最後のページは神秘的で感動ものでした! 収録作品は以下のとおりです。B6版の全集とは違ってるので、そこは注意です。 空気の底シリーズ Lジョーを訪ねた男 L野郎と断崖 Lグランドメサの決闘 Lうろこが崎 L夜の声 Lそこに穴があった Lカメレオン L猫の血 Lわが谷は未知なりき L暗い窓の女 Lカタストロフ・イン・ザ・ダーク L電話 Lロバンナよ Lふたりは空気の底に 処刑は3時におわった おそすぎるアイツ 聖女懐妊 帰還者