麻薬に汚染された惑星プラタ。そこに突如現れたパパ・ラスと名乗る男こそロックだった。彼は新種のドラッグ「聖者の涙」を売り始める。パパ・ラスを疎んじた麻薬売りのガンダルフはパパ・ラスの暗殺を「超人ロック」に依頼する……。
惑星テルビックに墜落して乗員全員死亡と報道された宇宙船ディルムッド。しかし乗客達は、惑星テルビックの謎の街「ホリーサークル」に迎え入れられていた。一方、平穏に暮らしていたロックは、ディルムッドの事故、そして惑星テルビック自体、何者かの手により情報が操作されていた事実を知る。調査に赴いたロックは……。
銀河で唯一の「第三波動」の使い手・ミラ。能力者ばかりを集めた実験艦・ゴダードに、恋人であり「伝説の超人」とも言われるロックと共に乗り組む事に。しかしミラの能力を狙った組織が、ゴダードに攻撃をしかけてきて!?「第三波動」の隠された能力とは…!?
キャプテン・ニムバスが姿を消し、「生きている岩」の事件は終結した……。平和が戻ったのもつかの間、正体不明のエスパーが各地で破壊、ハッキングを繰り返す事件が発生。事件の調査に向かうロックの元には、エスパーの正体が銀河帝国初代皇帝ナガトだという報せが届く。一方、キャプテン・ニムバスの部下でただ一人行方不明となっていたヘルガは一命をとりとめていた。記憶を失った彼女は、謎の“声”に導かれながら、新たな人生を踏み出すが……。
惑星ユーノで、エスパーの急死事件が続発。ISCを「引退」し、妻ミラと隠居生活を送っていたロックだが、ISCのヤマトとともに事件の調査に乗り出す。事件の「犯人」は、超能力に反応して体内で起爆するナノマシンサイズの爆弾。一連の事件は、すべてのエスパーを憎み、すべてのエスパー抹殺を目論む男、アーク・マイダスが計画したものだった……。
ある研究所が忽然と姿を消した…その鍵は研究員であるロックの友人クラウスが調査していた「生きている岩」にあった!またちょうどその頃宇宙を荒らす海賊船があった。船の名は「ネメシス」。復讐の女神の名を持つそのキャプテン・ニムバスはエスパーであり「生きている岩」を所有していた…。「世界」そのものを股にかける、超人ロックの時空を超える冒険が始まる!
とある辺境惑星。ここでは危険なエアバイクレースが労働者の娯楽であると共に、賭け事の対象となっていた。エスパーの記憶を操作してライダーに仕立てて送り込んでいる研究所所長・ギボンズは、強力なESPの持ち主ながら経歴等に謎が多いロックという被験体の正体を探っていた。
銀河帝国がその繁栄を極限までに高め、そして緩やかな衰退を感じさせていた時期。帝国の大臣として帝国の守護に全力を挙げた「超人ロック」ファンには懐かしい名前――ブリアン・ド・ラージュ。エスパー嫌いを公言しながら、ロックとは互いを認め合うような発言をする、しかしロックにとっては天敵とも言える強い態度を示した男。その生涯が、ロックの口から語られる!ロックファン必見の貴重なエピソードが、ついにコミックスで登場!