かみのとりで
あらすじ
太平洋戦争の末期、戦火にさらされた大阪の町で、すきっ腹をかかえながら好きな漫画の道にうちこむ一人の少年がいた……。表題作「紙の砦」他、巨匠手塚治虫が青春時代の思い出を綴った6編を収録して贈る自伝的作品集!
さすぴしょん
あらすじ
男は妻を亡きものにすべく、家庭用の調理ロボットに、つぎの料理の材料として妻のデータをインプットしはじめた……。表題作“サスピション”をはじめ、深く病んだ現代文明の病巣に、鋭く切りこむ傑作短編集!
サスペンスに満ちた短編集
一日一手塚
どろんこせんせい
あらすじ
平凡でいてユニーク、熱血漢でいて理性的、型やぶりで良識派の名物教師どろんこ先生が、無気力世代の中学生を相手に活躍する痛快学園漫画!他に、落ちこぼれ生徒のほのぼのとした夢を描く『ぐうたろう千一夜』を収録。
まことるみとちい
あらすじ
人気漫画家、大寒鉄郎の家に、待望の男児が誕生!こおどりして喜ぶ大寒だが、いまひとつ父親になったという自覚が足りないようす……。著者自身の家庭をモデルに、ほのぼのタッチで描く、一男二女の子育て日記!
近未来設定のはずの年代が、今となっては過去であったり、ハイテクなイメージも今と差異があったり、たしかに年代は感じます。 でも読んでみればそんな些細なことは気にならず、なるほどへぇ〜とか、いやぁねぇとか、そんなかんじで、いたって普通に読めます。 あらすじに「深く病んだ現代文明の病巣に、鋭く切りこむ傑作短編集!」とあるとおり、人間ってイヤダワなサスペンスとかホラー系が多い短編集です。 古い作品であっても、人間ってイヤダワの感覚が昔も今も同じなのはちょっと興味深いです。 星新一のSFショートショートといい、古いのに古くないって不思議ですね。 ちなみに、「インセクター」が少年誌に載っていそうだなと思ったら少年マガジン掲載でした。 タイトルになっている「サスピション」シリーズは大人な雰囲気だなと思ったら「モーニング」でした。 掲載雑誌で漫画の雰囲気はかなり変わるものなんだなぁとよくわかりました。