▼第1話/喪主の女 ▼第2話/隣家の女 ▼第3話/柔順な女 ▼第4話/お受験の女 ▼第5話/博愛の女 ▼第6話/新居の女 ▼第7話/若さの女 ▼第8話/疑惑の女 ●あらすじ/幸せな家庭を持ちながら、愛人・有紀との火遊びを続ける男・内田。もちろん、家庭を壊さぬ程度の関係に留めていたのだが、ある夜、妻の慶子がすすり泣いているのを見てしまう。「有紀のことカンづいているんじゃ…」と思った内田は、愛人との関係を清算しようと考え始めるのだが……(第1話)。 ▼引っ越し早々、隣家の河井とぎくしゃくした関係になってしまった橋元。ゴミを荒らされたり、わざわざ聞こえるように悪口を言われたり、嫌がらせをされるようになってしまう。そんなある日、深夜、買い物にでた橋元は、シャベルと、土にまみれた包みを持った河井とばったり遭遇。「何をしてたんだろう、こんな真夜中に?」。疑問に思う橋元であったが、次の日、団地の花壇の花がごっそり盗まれていたことを知るのだった(第2話)。
すべり止めに受けた教員試験にたまたま合格した源五郎は、さしたる夢も展望もないまま、高知県の山奥にある全校生徒12人の舞川分校に赴任することに。ところがこの村、とんでもないところだった。生徒は源五郎を無視して授業そっちのけで遊びまわり、はてはカッパのシバテンや山童という妖怪までも出現。とまどう源五郎だったが、やがて自然とともにある村の人々の生き方に共感を覚えていく。作者の少年時代の思い出が色濃く反映された、ノスタルジックでファンタジーな自然讃歌!!
浦安バンタムズのスカウト部部長・小川完太郎(サッチモ)は甲子園が終わって新生チームとなった高校野球の秋季大会を見て回っていた。昨年、一昨年の覇者であったバンタムズだが、今年はペナントレース終盤で最下位争いをしている始末。そのうえ、オーナーは野球よりもサッカーに興味を持っている。となればリストラかと覚悟した次の日、至急本社へ戻るように連絡が入る。オーナーの部屋に呼ばれた小川は、解任された森田監督の変わりに、暫定監督として残り試合を消化するように依頼される。
激動の江戸時代末期――開港間もない横浜に、名旅籠と評判の「江戸屋」があった!!挫折感を胸にさすらう者、愛する人を探す者、異国への夢を抱く者……。揺れる時代の波の中、まだ見ぬ夜明けを信じて、愛が、夢が、人情が、さまざまな人生の旅人が、ここ「江戸屋」で交錯し、未来を探す。石ノ森章太郎の人気作品『HOTEL』江戸版!
東京のとある盛り場にある『ぱろぱろ』は、ママである悦子とチイママの朝子の、二人の姉妹が経営している小さなクラブだ。ここには、人情味あふれる心やさしい女神たちが待っている……。国友やすゆきがあなたに贈る、心暖まる傑作オムニバス!