そらはあかいかわのほとり
あらすじ
夕梨(ユーリ)はごく普通の中学生。楽しいデートの最中にいきなり水たまりのなかに引きずり込まれてしまう。目が覚めたところは、古代ヒッタイト帝国。皇妃の謀計のために、時空を超えていけにえとして連れてこられたのだ。皇妃に命を狙われるユーリは、危ないところを皇子・カイルに助けられ、側室としてカイルの宮にかくまわれる。なんとかして、日本に戻りたいユーリだが…!?
かかんのまどんな
あらすじ
没落貴族の娘・レオノーラは、剣術が得意な銀髪の少女。レオノーラは町の権力者と結婚することになるが、この結婚にはイタリアの古い伝説にまつわる陰謀が隠されていた…。「エメラルドの獅子と名づけられた宝剣を手にしたものが、イタリアの王になる」。ルネッサンスの天才や野心家たちが、宝剣を求め奔走する傑作歴史ファンタジー!!
らいらっくのくたーん
あらすじ
昭和12年の満州国。日本が自国の覇権のために中国に建設したこの国で、帝国海軍少尉・鬼堂院将臣(きどういんまさおみ)はおぼれる中国娘を助ける。同じ頃、麗花(リーシャン)王女が姿を消して…!?「円舞曲は白いドレスで」の番外編「紫丁香夜想曲」他3編を収録!!
わるつはしろいどれすで
あらすじ
昭和10年、戦争の影が忍びよりつつある激動の時代──。洋服店の娘、湖都は遠縁にあたる男爵家の次男、将臣と婚約する。そんな折、英国大使館での舞踏会に出た湖都は、スパイ騒動に巻きこまれ英国海軍将校のサジットと知り合い…。昭和の初めを舞台に描くドラマチック・ロマンス第1巻!
篠原千絵先生の長編かつ傑作マンガで、トルコに行ってみたい女性ならぜひ一度は読んで欲しい、オススメのマンガです。古代トルコのヒッタイト帝国についてかなり調べて、そして想像力でマンガらしく膨らませているのが見事です。 絵柄は昔のマンガ絵ですが、内容は一人の女性としても、歴史好きとしても、マンガファンとしても、よく考えられているなと今でも感心します。特に後半になるにつれて人生を考えさせられるストーリーは深みを増し、エジプトのネフェルティティ王妃の最後のくだりは心に残ります。 私はトルコ旅行の前にこのマンガを読んで、トルコにはまって大好きになり、ハットゥサ遺跡に行き、シルクロード中を旅することになりました。原点のようなマンガです。 また、続編の番外編となるナプテラ王女の話は、なぜこのマンガのテーマで日本とトルコをつなぐのか、というメッセージが暗に示されていて、篠原千絵先生のうまいまとめ方に脱帽しました。