私たち、親に捨てられちゃったけど、結構楽しく暮らしてます。流されやすい長女・すみ、自由気ままな次女・とら、優等生だが謎多き三女・ふじの折原三姉妹。決して完璧な3人じゃないけど、私たちには私たちのリズムがある。ワルツのように軽やかに、日々の暮らしはこんなにも、強く、楽しく、愛おしい。
【この合本版1巻だけで完結! 描き下ろしオリジナル特典まんが「花」を収録】新型ウイルスが猛威を振るう、先行きの見えない非常事態下。日常や職を失い路頭に迷っていた鈴置ヒナは、暮らし慣れた東京から、かつて祖父が暮らしていた田舎へと転居する。職探しもままならぬ中、途方に暮れていたヒナは、「母の昔なじみ」という個人商店店長・土井田に雇われることになる。慣れない仕事、慣れない言葉、慣れない生活…すべてが今までと違う暮らしに戸惑う毎日。しかしその土地に住む人たちとの交流から、今まで気付かなかったことや感じることがなかった想いに触れ、ヒナは自分の在り方を見つめ直してゆく――。収録話:「第1話 非常事態」「第2話 野菜」「第3話 ラジオ」「第4話 コーヒー」「第5話マスク」「第6話 エコバッグ」「第7話 アクセサリー」「第8話 星空」「第9話 東京」「最終話 日常」「描き下ろし 花」
【単話版1~8話までを収録。描き下ろしオリジナル特典付き】宵闇の暗さに目が順応するまでの少しの間、現世と隠世の境が繋がれ、人非ざる者が闊歩する。大禍時に、「誰そ彼」と問われたならば気を付けよ。それは、死すべき運命を告げる死神かもしれないから--。ある日の午後、友人と連れ立って街を歩いていた紫陽花麒麟は、路地の奥で『黄昏』という名のレトロなカフェを見つける。初めて入ったのになぜか懐かしさを感じる麒麟に、帰り際、店員が告げる。「名を訪ねられたら気を付けて」死神と吸血鬼、運命が交錯するネオファンタジー!
【単話版1~8話までを収録。描き下ろしオリジナル特典付き】「色のない僕を、君なら、きっとーー…」才色兼備と校内で評判の僕は、その実、満たされない日々を過ごしていた。夢中になれる何かが欲しい。周りが見えなくなるくらい、心を鷲掴みにしてくれる、何かが……。そんなある日、忘れ去られた旧校舎である男と出会う。彼の名は透間実。自分とは正反対の、他人とぶつかり合って生きている不器用な男だった。なぜそんなに非合理的に生きてるのか、僕には理解できない。理解できないけれど、いや、理解できないからこそ、僕の心は確かに色づき始めているのだったーー。
日本から飛び立つ時、「自分の住む世界って案外狭いんだなぁ」と思ったのをよく覚えている。今、私の思うことはただ一つ。「もっと勉強しておけばよかった…!」。英語や海外、わからないものから逃げつづけてきた著者が、新婚生活を捨て語学留学へと旅立った。社会人留学だけでなく、未知なる何かに挑戦するすべての人に贈る、大人の学びなおしコミック!
主人公の三姉妹は、子供時代に母親を病で亡くし、後年は父親が失踪して捨てられてしまうという家庭事情を持つ。 それでも楽観的な性格の長女を中心に、一つ屋根の下で楽しげに暮らす様子が描かれている。 長女も次女も社会人として働いているので生活の心配はなさそうだが、三姉妹がそこに至るまでの苦労は幾つもあったはず。時折あらわれる過去の回想が、悲しみを誘う。 親を亡くしたものの、三姉妹の周りには良い友達が多く、とても人の縁に恵まれているのだと思う。 全体的に独特のテンポ運びで、それがタイトルの「三拍子」と良く合っている。