北海道の山奥&中高一貫の男子校で6年間を過ごしてきた都築大輔・18歳。この春、東櫻大学水産学部に合格し、バラ色の大学生活に胸をときめかせて上京してきた。だが、入居する学生寮「鵬櫻寮」は想像以上にボロく、いきなりチンピラ風の先輩に絡まれたり、寮の歓迎会の空気はモノすごい体育会系だったりで…。
七瀬イルカ17歳の誕生日、登校した彼女を悲劇が待っていた。部員達が立て続けに辞めて、部員不足となり、女子バレー部が廃部となってしまったのだ…。ある日、失意のイルカは友人から、気分転換になるようにと「お台場に遊びに行こう」と誘われる。そして、そこには運命の出会いが待ち受けていて…。灼熱の太陽、はてしない青空、飛び散る汗、褐色の肌!潮の香りに誘われて、裸足の天使が舞い降りる…!本格ビーチバレーコミック!!
16歳のリクは、暴走族「風神」から金をもらってケンカを請け負う不良少年。ある夜、いつものようにケンカの仕事を終えたリクは、近くの公園で泣きながらベンチに座っているひとりの青年と出会う。その青年・棚夫木は、類いまれなボクシングの才能を持ちながら、脳の構造上の問題でプロテストを受けることすらできず引退宣告されたばかりだったのだ。棚夫木はリクの目の前で、因縁をつけてきた「風神」の3人を一瞬で倒してしまい…!?
無実の罪を着せられ指名手配中の弁護士・成田誠が、繁華街の雑踏に身を隠し、名を変え、職を変え、逃亡を続けながら真犯人を追う!超実力派ルポライター&俊才が描く、孤独と絶望の法律運用ドラマ!!山田誠という偽名を使い、経営コンサルタント会社社長・橘宅の警備員としてやってきた成田。勤務日初日、彼がそこで見たものは、威圧的な態度をとり続ける橘と、体に無数の傷を負った女性・ミキの姿だった。さらにその夜、警備中の成田は、橘家の門前で包丁を手にした橘の元妻・久美子と遭遇して…。
原子炉施設を襲撃した後、山中に潜伏した武装テロリストを追跡する任務を受けて出動した陸上自衛隊・特殊作戦群。住民が皆殺しに遭っていた野出賀村で目撃したものとは!?自衛隊特殊部隊を襲う、テロリストよりも凶悪な敵。それは突然変異により巨大化した昆虫群だった!種の存続を懸けた究極サバイバル活劇!!
西暦200X年。ついに人々は生きてんだか、死んでんだか、わかんねーようなカンジになってきて、どっちにも行けずにキレかかった人類に一つの伝説が蘇ろうとしていた。それは快楽を呼ぶ鳥「水の鳥」伝説。
夏の甲子園予選準々決勝。会社員・安藤は再婚相手の連れ子・佳祐を応援するため球場を訪れた。ところが安藤は対戦校のエースが、幼い頃に別れたままだった実の息子・省吾であることに気づき困惑する。かつて父親であることを諦めてしまった安藤は、プロも注目する省吾の実力に、佳祐では勝てないと再び諦めかけてしまい…。
少子化の波に勝てず3年前に共学となった、伝統あるお嬢様高校・花蓮女学院。男女比1対9のこの高校に入学を決めた陸奥隼人は、これから始まるであろうでバラ色の日々を想像して浮かれていた。そして、合格発表の場からの帰り道、早速かわいい子を見つけて声をかけようとするが、先に別の男たちに割って入られケンカになってしまう…!!
5年前に亡くした兄・数久の代わりに医者を志す女子高生・百合は、この頃、数久の夢を頻繁に見るようになっていた。そんなある朝、百合は祖母に「数久に会ってもついていってはいけない」と謎めいた忠告をされる。その話をあまり気に留めていなかった百合だったが、通学途中で本当に数久が現れて…!?恨魂幻想異界奇譚!!
自分がフィクションで初めて特殊作戦群っていう部隊に触れたのが本作だったのでよく覚えています。特殊作戦群デビューですね。 他の作品だと巨大化する虫や生き物って一種類に絞られてることもあると思うのですが、本作はタイトルに「バグズ」とある通り、スズメバチに始まりカマキリ、クモとバラエティ豊かな昆虫たちがデカくなって立ちふさがってくる大盤振る舞いの作品です。虫の生態に詳しくなれること間違いなし。 七月先生原作だけあってミリタリー描写がどっしり屋台骨になっているのも魅力だと思います。人知を超えた脅威に組織で立ち向かうっていう点で、今だったら『シン・ウルトラマン』とか見た人が読むと面白いのかも?