はーど・こあ
あらすじ
アウトロー、非常識者、謎のアンドロイド……。極限のハミダシ者たちが織り成す壮絶な物語。長きに渡って封印されてきた禁断の物語、脅威の生命力を発揮し、ここに復活!
そうるふらわーとれいん
あらすじ
衝撃作『MIND GAME』の異才にして、叙情短編の名手・ロビン西の初短編集! アフタヌーン誌発表時に大きな反響を呼んだ100ページの名作「ソウル・フラワー・トレイン」、長く幻の作品となっていた「陸翁」など、5編の初単行本化作品を含む6作品を収録。 大阪のセンチメンタリティが生んだ傑作群がついに単行本化!
映画化が間近ということで読んでみた。 「ハード・コア」の主人公の核というか、真っ直ぐさは、汚泥のようにどうしようもない行き詰まりの中でも、莫大な金銭を得ても変わらないんだなと思った。だからとんでもなく不幸だけど、惹かれる。友人の牛山も奇矯な行動をとるが、間違ったことや裏切ることはしない。ふたりの「純度」は最期まで変わらない。 だから彼らの空回りはちょっと面白くて、物悲しくて、気が滅入るけれど、胸が打たれるんじゃないかと思った。個人的には扇風機の回が強く頭に残ってる。