マンガ家の八沢木耕太郎は生活費の足しになればと《はなれ》を賃貸することに―― さあ、そこに引っ越してきたのが秋田出身の看護師・三輪安奈さん。何かにつけて世話焼きな彼女は料理上手な「七輪女子」だったのです!!
保育園で出会った幼馴染みの(菜恵)と(翔ちゃん)。ふたりは念願かなって結婚──でも、そんな夢のような時間は束の間だった。新婚旅行の帰りの飛行機で翔ちゃんが心不全で突然の他界。これから始まるはずだった新婚生活を菜恵はひとりで迎えねばならなかった。そんな悲しみのどん底にありながら、菜恵の愛情は変わらなかった。お供えと称して作る思い出満載の料理は、時に甘く、時にしょっぱく……涙なしには語れぬ極旨料理ばかり。未亡人・菜恵の切なくて、可愛すぎる、夫への愛情の行方は……。
鳥居裕造は考古学の准教授。普段は上司の厄介ごとに振り回される日々だが、ひとたび海外に出れば、圧巻の行動力でガイドブックにはのっていない地域や街に入り込む。その原動力はズバリ「空腹」。スラムだろうと危険地帯であろうと、目的のメニューに辿り着くまで諦めない―― 准教授は世界を食べつくす!!
小さな相談も引き受ける、町の弁護士・武尾恵蔵。実家が喫茶店を営むアラサー女子・小堀結希。恵蔵の姉・真保と親友だった結希は、真保の死をきっかけにしょぼくれている恵蔵を気にかけ、食事に誘い始める。だが、以前から《ふたり》の間にあった微妙な距離感が食事の邪魔をする…… そこで結希が提案したのが「割りカン」だった。そのルールが《ふたり》の関係を次第に変化させていく──。実在の飲食店を舞台にした物語では「町のレストランでグラタン&カキフライ」や「人気のイタリアンでアクアパッツァ」、「思い出の焼肉屋でロースに白飯」などが登場。巻末では、それらのお店も紹介する。
桑田乃梨子が描くテーマ型日常系グルメ漫画。・ビール・お弁当・とろろ蕎麦・れんこんのはさみ揚げ・焼き鳥・瓶ビールと餃子・ねぎ味噌・おでん・焼き魚&煮魚・焼肉… さまざな料理と共に女同士の友情や、社内恋愛、きょうだいの思い出が詰まったショートストーリーズ12編。
中間管理職で気付けばアラフォーと呼ばれる年になっていた愛子。有給を使い家でのんびりテレビを見たいたら、画面に映ったのは故郷にある馴染みのパン屋だった。高校時代、毎日のように通いコロッケパンを食べていたのが懐かしい。あの頃と変わらずそこにあるパン屋を見て思わず電車に飛び乗った愛子がその先で出会った人物とは…? ピュアな大人の恋愛や、目頭が熱くなる家族の絆を描いた物語の中に登場する様々なメニュー達! 「生意気娘よりお父さんへ~おばあちゃん直伝の“玉子丼”~」「今日はカレーの日」「笑顔を呼ぶ、はんぺんフライ」など『たそがれ食堂』にて掲載された12作品を収録!!電子限定おまけ付き!!
新婚旅行の帰りの飛行機で夫を亡くした主人公・菜恵が、愛情たっぷりのお供えを作って食べるお話。 こんなのあらすじ読んだだけで泣きたくなる!悲しすぎ。やるせなさすぎ。 ほのぼの飯漫画を読みたい気分だったのに、逆にもう読むしかない!という気持ちになりました。 翔ちゃんの遺影に語りかけながら、思い出の料理を作る菜恵が健気で切なくていじらしい…。 思い出を話す菜恵の語り口がコミカルだからこそ、切なさがひき立つんですよね。明るく生きててえらいよ菜恵…。キャベ巻きご飯美味しそうだよ菜恵…。 あとがきによると未亡人×飯の漫画は新しいんじゃない?的な発想で生まれた作品のようですが、その新しい発想とやらで菜恵の夫は死んだんだよかわいそうだろ…思うくらいに菜恵は可愛いです。