シークの憂鬱
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あらすじ
美人コンテストで優勝したほどの美貌をもつクリスタルは、王家の子供たちのナニー(乳母)に応募してエル・ザフィール王国を訪れた。不恰好な眼鏡とだぼだぼな服、引っつめの髪で変装して…。なぜか“不美人”であることがナニーの絶対条件だった。雇い主の第2王子ファリークは聡明な彼女を気に入り、クリスタルも王子に心惹かれていく。姿を偽り続けることが心苦しく、本当のことを話そうと決意するが、王子はどんな嘘や偽りも許さない強い意志をもっていた…!?
拒まれたプリンセス
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あらすじ
「私を自由にして。ほんの束の間、本当の自分になりたいの」。パーティーの夜が最後のチャンスだった。小国の王女であるアメリアは、もうじき許婚と政略結婚させられる。相手は大国の王子だが、身勝手で、常に周囲からちやほやされなくては我慢できないような性格だった。そんな男性のために、私は操を守ってきたわけじゃないわ…。アメリアはありったけの勇気をふりしぼって、幼い頃に淡い恋心を抱いたラッセル・キャリントン公爵の胸に飛びこんだ…!
恋を忘れた公爵
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あらすじ
クララは裕福な貴族の娘。キス1つ知らない世間知らずの箱入り娘だったが、年頃になり、財産目当ての求婚や貴族たちからの浮ついた誘惑にうんざりしていた。そこで彼女は、“ロンドンの偉大なる放蕩者”、セバスチャン・フリート公爵に、男性のあしらい方を教えてほしいと頼み込む。だがクララは考えてもみなかった。以前、世慣れた美青年のセバスチャンに熱をあげたこともあったけれど、まさかすべてを捧げてもいいと思えるほど、再び彼に惹かれてしまうとは…。
花嫁には秘密
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あらすじ
結婚式の総合プロデュース会社の女性社長ゲイルは、自分自身の結婚式の苦い体験をばねに、今日の地位と評判を築いていた。自らプロデュースした大富豪の結婚式会場で、ゲイルは花婿の長男アレックスと初めて顔をあわせた。義母となる女性は財産目当てであり必ず本性をあばく、と言い放つ彼の態度にゲイルは怒りを覚え口論になった。ところが挙式後の披露宴の席で、突然アレックスは、「きみが欲しい、結婚以外はなんでも与えよう」とゲイルに囁いた…!?
砂漠の天使
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あらすじ
ここ、アラブの国ラマルハムラでルーシーは砂漠に車を走らせていた。彼女は結婚式の直後に財産を持ち逃げした夫を追って、この地へやって来たのだ。けれど見知らぬ土地で心身ともに疲れ果て、ルーシーは事故を起こしてしまう。激しく横転した車が炎上する寸前、間一髪で力強い腕に助けられた!ルーシーを助けたのは、天使のように美しいこの国の王子ハニフ。さらに彼は、自分の宮殿に傷ついた彼女を保護しようと申し出て――。
シークに焦がれる夜に
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あらすじ
大国シルバーシャーの外務省に勤務するカサンドラは、お堅くて男性に興味がないと思われている。本当は誰にも言えないが、嵐のように心揺さぶる運命の恋を待っているだけなのに――。そんな彼女がある日、砂漠の国から来た国賓、シーク・カディールの案内役を命じられる。そして、飛行機からタラップに降りる彼の姿を見た瞬間、カサンドラの心臓は早鐘のようにドキドキ打ちはじめた!嘘よ…この美しい黒髪のシークが、私の運命の相手だというの?
奇妙な家庭教師
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あらすじ
伯母からロンドン郊外の屋敷を相続した伯爵令嬢オクタヴィアは、うきうきしながらさっそく屋敷を見に行った。しかしそこにはすでにかわいらしい先客が!利発でおとぎ話のお姫様のように愛くるしい少女と、それよりだいぶ年下の、おてんばな妖精のような妹だった。事情がわからず、姉妹に手を引かれるまま、オクタヴィアは、姉妹の叔父エドワード・バラクラフに引き合わせられた。オクタヴィアを姉妹の家庭教師と勘違いしたエドワードは、尊大な態度で彼女に職をあきらめるよう言い渡した。
すみれ色の妖精
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あらすじ
ヘレンは親友デリアが未婚のまま産んだ子供ニコラスの面倒をみていた。ところが、定期的に入るはずのデリアからの連絡がとぎれ、ヘレンは不吉な予感を覚えた。そこへデリアの兄レオンが突然訪れる。妹の訃報を告げるためだった。動揺するヘレンに、レオンは子供の幸せを最優先するべきと、ヘレンに便宜上の結婚を申し出る。確かにニコラスのことを考えればそれが最良の選択と、ヘレンは同意した。のちにどれほど後悔することになるかなど思いもよらずに。
水都の麗人
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あらすじ
16世紀半ば、所はヴェネチア。顔の痣を隠すため仮面をつけた治療師のジェシカは、決闘の場面にでくわす。高級娼婦コズマをめぐって、大商人のどら息子と、英国貴族の子息とが戦っていたのだ。およそそんな低俗な場面にふさわしくない英国人の名前はフランシス。どうやら古傷が痛むようだ。決闘に勝利したフランシスに、ジェシカは治療を申し出る。奇跡的な治癒に感激した彼は、ジェシカの治療院に通いつめるが、いつしか謎めいた彼女への恋心までが高まり…!?
奪われた唇
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あらすじ
スーパーモデルのサビーナと目があった瞬間、世界的な芸術家ブライス・マカリスターはその美しさに魅了されていた。彼は、傲慢な金持ちの実業家に「いくらでも金は出す、婚約者の肖像画を描いてくれ」と押しきられ、期待もせずにサビーナに会ったのだが、なんとしても彼女を描きたい、と思いは変わった。しかし、実際に描こうとすると、美しいサビーナは怯えた瞳でブライスを避けつづけた。まるで彼にデッサンを許すことが、罪であるかのように――…。
だまされた花嫁
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あらすじ
母を亡くし施設で育ったジェシカは、自分は天涯孤独の身だと思っていた。ところが、アメリカから遠く離れた砂漠の国バーハールに、母の家族がいるとわかりジェシカは期待と不安に胸躍らせながら、バーハールへ飛んだ。驚いたことに、ジェシカには王室専用ジェット機が用意され、さらに出迎えに現れたのは、バーハール王国の2番目の王位継承者カーダール王子だった。うろたえるジェシカに、カーダールは「君は家族が決めた僕の許婚だ。君は僕の花嫁なんだ」と告げた!?
華麗なるデビュー
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あらすじ
アイボ・トレンチャード大尉が、叔母のもとを訪れた折り、田舎道にたたずむサラブレッドに目が留まった。と、突然茂みから少年が飛び出して「馬から離れろ!」と銃を突きつける。少年をたしなめるうち、実は少女だと気がついた!!ジョシーと名乗る少女は、放蕩者でならすアイボに新鮮な驚きをもたらした。アイボの周囲には、爵位や財産だけが目当ての軽薄な女性ばかりだから。ジョシーと親しくなるにつれ、彼女に婚約者がいると知り、なぜかアイボの心は乱れた…。
けだかきやくそくおかだりん
気高き約束
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あらすじ
キャサリンは、英国ハンプシャーの領地ヘリアーズで、大好きな兄の帰還を心待ちにしていた。だが届いたのは兄の訃報だった…ワーテルローの戦いで、勇敢な最期を遂げたのだ。泣き崩れるキャサリンに容赦のない現実が押し寄せてきた。領地はおじ一家のものになり、財産も使えず、キャサリンは窮地に立たされた。頼れるのは、やさしい手紙をくれた、兄の上官アダム・カルソープ卿ただひとりだった!亡くなる前夜、兄はアダムに妹の将来を頼んでいたのだが…!?