テイク・ア・チャンス~オグリキャップに◎~
記録だけじゃない! 記憶に残る、かの伝説のレースが漫画で蘇る! 収録されている「武豊物語」、「オグリキャップに◎」「ドリームシューズ」は、かつて存在した競馬専門誌や競馬漫画誌に掲載された作品。「武豊物語」は、八面六臂の活躍で世間を沸かせた若き武豊騎手のデビュー時代を新聞記事をもとに再構成して描かれ、当時の武豊騎手の意外な素顔がうかがえるドキュメンタリーの傑作。「オグリキャップに◎」は、伝説の馬オグリキャップの活躍を冷静なトラックマンと熱狂的なファンのコンビの目を通して丁寧に描かれ、引退レースの有馬記念には、著者自らが実際の現場のスタンドに立って得た感動を圧倒的な臨場感で伝えてくれる実力作品。「ドリームシューズ」は、実在した馬(桜花賞馬・シャダイカグラ)に自分を重ねる女性ファンの架空の物語。オグリキャップをはじめとする、武豊騎手の騎手人生の始まりを彩ったスターホースたちとのエピソードをもとに再構成し、当時の世相をも感じられる名作。他にも、女性誌に掲載された読み切り創作漫画が2作品。チャンスに恵まれない騎手とそれを支える妻の夫婦愛の物語「テイク・ア・チャンス」や、なかなか勝てずに崖っぷちにたつ馬と自分を重ねる不登校の少女、それを見守る人々の物語「フラッシュバック」などを収録。こちらは知ってるようで知られていない競馬の世界に触れられる作品で、読むだけで、ちょっとした競馬通になれるかも? さまざまなアプローチで描かれた作品をまとめた、実力派競馬漫画作品です。
Merry Wind
山川一真(かずま)は全国大会で優勝した青葉二中を唯一ノーヒットで抑えた記録を持つ投手だった。 ライバルである青葉二中の天才投手、塚本勇二と甲子園で再戦の約束を果たすため清芳学園に入学した一真だったが… 塚本が事故死したことを高校で運命的に出会った野球部マネージャー、南風遥香(みなみかぜはるか)から知ることになる。野球を続ける意味を見失ってしまった一真はそれでも再びマウンドに立つことができるのか!? そんな時、清芳学園野球部はある事情で甲子園連覇を続ける名門東ヶ丘高校に次の試合で勝たなければ廃部が決まってしまうことになっていた! 果たして一真が下した決断は…!? 永遠のライバルの死により野球を諦めかけた一真に吹き抜けた優しい風、遥香との出会い。 新進気鋭作家・南山本春による週刊少年ジャンプで人気を博した青春ラブストーリーが遂に開幕!
MF輝平
サッカー少年の風祭輝平は小学時代に西小FCの輝平・水橋・木滑で三羽烏と言われCFとして活躍していた。中学になり輝平・水橋は公式戦勝ちなし県内最弱校の上水流中学サッカー部に入部。木滑は10年連続県代表校の鳴海学園サッカー部入部。そんな最弱校の上水流中学サッカー部に今年からの新米監督が顧問に…その新監督が最初に持ってきた練習試合はなんと、木滑のいる県内最強の鳴海学園だった! 試合が開始され圧倒的差に弱気になるメンバー達…だが、前半が終わり監督は平然としていた。監督は輝平にCFではなくMFへのポジション変更の指示。困惑する輝平…果して新監督の考えとは…? 輝平を機転に最弱校の成長を描いた青春サッカー作品!
バス・ハンター渡【合冊版】
米国渡(よなくにわたる)はバス釣りの魅力にどっぷりハマり中の小学五年生。ある日、友達とフナ釣りを楽しんでいた渡は、釣ったフナを飲み込み、さらには渡自身までも驚異的な力で池へと引っ張り込んだ巨大な魚に衝撃を受ける。その後、会社をやめてまでバス・フィッシングの専門家になった叔父・米国広にその巨大魚の正体がブラックバスだと教えられる。そして、叔父・広に連れられ、初めてのバス釣りを経験。そこで渡はあの時のブラックバスに再会するのだったが…!! 主人公・渡がライバル達との釣り勝負を通して日々成長していく本格フィッシングストーリー! これからバス釣りを始めたい人への入門書としてもオススメの一冊!
新装・新編集版 柔侠伝
十九歳の若き柔術家・柳勘九郎は父の遺訓である「打倒・講道館柔道」を胸に上京する。文明開化に揺れる東京の街。青春の彷徨。理不尽と不条理、矛盾と欲望ー男の胸を、誰が知る。学生運動の嵐吹き荒る1970年代、右も左も読んでいた―― 「今」を生きる全ての人に。バロン吉元の最高傑作が蘇る。●雑誌掲載時のカラーページを再現。画業60周年記念 新装・新編集版 『柔侠伝』の連載開始と共に幕を開けた1970年代。同作の誕生から半世紀となる2020年を目前に控え、リアルタイムで連載を読んでいた鈴木敏夫(スタジオジブリ・プロデューサー)は下記のように述べている。「自分のベッドの傍に置いてある本の中で、漫画はバロンさんの作品だけです。自分の生きるスタンスをどこに置くべきか悩んだ時期に『柔侠伝』に描かれている生き方が大きなヒントになりました。ヤクザも学生も夜の女たちも、皆が同じ空気を吸っている。世界が分断されていない。その中で主人公が見せるリアルな明るさというのは、『前向き』というのとは違って、いつも『今、ここに生きている』姿です」 作中では理不尽と不条理の渦巻く社会の矛盾が色濃く描かれる。その中で主人公の柳勘九郎は、時に信念を貫き、時に揺らぎながら生きていく。多情多感、義侠心の強い彼の精神はバロン吉元の美学に基づいたもので、学生運動の盛んであった連載当時「右も左も、真ん中も読んでいた」と評される本作。そこに描かれる個性豊かな人々の生き様は、70年代を代表するヒット作品として多くの読者の共感を得、その人生観に多大な影響を与えてきた。日本を取り巻く情勢や、暮らし、流行など、様々な様式は当時と現代とでは大きく異なる。しかし、多くの人が生きることに困難を感じ、先の見通しが立てられない現代においてこそ、主人公・柳勘九郎が魅せる「今、ここに生きている」姿は更に輝きを放つ。今、この時代に新装版として蘇った本作は、単なるノスタルジアではなく、“平成のその先”を手探りで迎えようとしている我々にとって「新たな出発点」となり、同時に世代を越えた「回帰点」となるだろう。本作が多くの人にとって頼もしい道しるべとなり希望の灯となることを願う。
プロレス・スターウォーズ
198X年夏、日本武道館はまさに超過激な興奮の渦に巻きこまれていた! 全日本プロレスと新日本プロレス初の合同興行が行われていたのである。この日、会場に入りきれず武道館を取り巻いたお客だけでも一万人はゆうに越えた。テレビでも日本テレビ・テレビ朝日による特別同時中継が行われ、その視聴率は共に40%を越えるだろうと言われている。今、まさしくプロレスは日本においてその人気を不動のものにしたと言っても過言ではないだろう! しかしその様子を獲物を狙うような鋭い目つきで見ている者達がいることを、馬場も猪木も、日本のプロレスファン達も気づいてはいなかったのである……あの伝説のプロレスマンガが電子書籍に登場!!
おれが強気
日本屈指の大企業「祭門グループ」総帥・祭門大造の次男、祭門強気(サイモンツヨキ)は、街の不良たちからも避けられるケンカ自慢。現役東大生ながらプロボクサーとなり、なんとデビュー戦で日本タイトルに挑戦する兄、剛気(ゴウキ)と違い、街でのケンカに明け暮れていた。剛気はタイトルマッチに勝利し日本チャンピオンとなるが、試合後リングに乱入した謎の男・黒田によって滅多打ちにされてしまう。リングサイドで試合を見ていた強気がリングに乗り込みバックドロップで黒田を倒すが、そのあとリング上は大乱闘…。翌日、警察に捕まっていた強気の身柄を引き取りに来たのは、いくつもの大イベントを手掛ける辣腕女プロモーター、川口静香だった。静香は、本格的異種格闘技団体「NTAA(ニュータイプ・アスリート・アソシエイション)」を立ち上げ、そして強気はその団体のエースとして三日後にリングに立つことに! 数年後、世界の格闘技界の頂点に君臨し「王」と呼ばれる男・祭門強気の戦いを描く破天荒な格闘技コミック!