名作マンガの感想・レビュー1462件<<3738394041>>レース漫画のパイオニアでスーパーカーブームの先駆け作品「サーキットの狼」サーキットの狼 池沢さとし名無し誰もが思い出の漫画があると思いますが、私が生まれた1975年と奇しくも同い年に連載開始された「サーキットの狼」はやはり今でも色褪せない特別な作品です。 今でこそレースや自動車などを題材にした作品は数多くありますが、それらも遡れば「サーキットの狼」の影響下にあるものばかりです。 最も印象に残っているのは、高級スポーツカーがいくつも登場し、迫力満点の大レースを展開する。そんな非日常な世界に、初めた読んだ子供の心をガッチリと掴んでしまったのです。 だって、私ですら小学生になった時に初めて「サーキットの狼」を読んだのですが、その時には連載は終了していました。その時でも、街中で高級スポーツカーを見掛けるのは皆無なのに、その何年も前にレース漫画として作品にしていたのは驚き以外の何ものでもありません。 主人公の風吹裕矢は両親がいないのに、レースでライバルをなぎ倒し、自らが成功の階段を上りつつ、マシンもどんどん良い車にステップアップする。まるで「あしたのジョー」と矢沢永吉のなり上がり的な要素も含めていますが、同時にどこか悲しい要素もあるのは、大人になってから再読して気が付きました。 子供の頃は派手な高級スポーツカーのレース模様に興奮したのですが、その裏には主人公やライバルには複雑な思いや人生の重さがあり、その人間模様もあるから、レースでどこまでもアクセルを踏み込むのでしょう。 レース漫画のパイオニア的な作品として、名作中の名作でもっと世間が評価するに相応しい漫画が「サーキットの狼」です。「ハチミツとクローバー」読み始めましたハチミツとクローバー 羽海野チカマリモ羽海野チカ先生の漫画は読んだことがなかったですが、巷で人気があるという認識は勿論あったので 死ぬ前に読まないとと思い、まずはハチクロから読み始めました。 気軽にコメントもらえると嬉しいです! ▽1巻感想 思ってたよりも時代が古い。小さい携帯を使っていたのに驚いた。 美大生というものは、課題に追われながら作品の制作をする日々を送っているかと思っていたけどこの漫画ではあまりそのような描写がない。はぐみちゃんも学生というよりかは独立したアーティストのようだなと思った。 登場人物もたくさん出てきて賑やか。まだそれぞれのキャラの表面しか見せてない感じなので、この先はもっと人間関係が複雑化してくのだろうか。恋愛描写はかなり清らか。 2巻読んだらまた書きます。飯漫画って読むとお腹…喧嘩ラーメン 土山しげる野愛飯漫画って読むとお腹が空いてくるのに、土山しげる先生の飯漫画はお腹がいっぱいになる。 ラーメンとヤンキーと喧嘩と女とバトルとなんかもう面白いものとりあえず全部乗せたみたいなスタイル最高です。 飯漫画にエロシーンが挟まるのは許せない派ですが、これは全部乗せなのでOKです。というか面白いからなんでもいいんです。 元気がないときにぜひ読んでみてほしい、なんかもうどうでもよくなるくらい最高だから!! あと、豚骨ラーメンへ抵抗感を見せる客の描写に時代を感じる…。 もしかして喧嘩ラーメンは豚骨ラーメンを広めたエポックメイキング的な漫画なのでは。たぶん違うと思うけど。めぞん一刻のいいとこ…めぞん一刻 〔新装版〕 高橋留美子大トロめぞん一刻のいいところってやっぱり、響子さんがめちゃくちゃめんどくさい女なところだと思います。 わりと最初の方の、一刻館のみんなで伊香保温泉みたいなところに行く回が好きです。あと朱美さんが失恋(?)する回。漫画というものとの出…白鳥麗子でございます! 鈴木由美子野愛漫画というものとの出会いがこの作品でした。おそらく出会いは幼稚園か小学校低学年くらい…?だけど幼いながらに白鳥麗子の滑稽さ不器用さ可愛らしさみたいなものが刺さったのだと思います。ドラマも見てました。 何がきっかけか今ふと思い出してめちゃくちゃ読みたくなったので週末漫画喫茶に行きたいと思います、そして実家にまだあれば本を送ってもらおうと思います。麗子の思い込みの激しさに笑える白鳥麗子でございます! 鈴木由美子名無し主人公は超絶お嬢様の白鳥麗子。小さいころからの片思い相手・哲也を追いかけまくるストーリーです。麗子の思い込みの激しさからくる様々な妄想が笑えます。プライドが高すぎて、次々と哲也へのアプローチに失敗していく様子も面白い。麗子は、態度は高飛車だけど性格は純粋で素直なので、読者としては突っ込みぎみに麗子を応援してしまいます。ちょっとエロな展開もあり、ギャグ&恋愛がほどよいので気楽に読める漫画です。何回かドラマ化もされた作品で、私は松雪泰子さんバージョンが好きでした。DIO様の能力についてジョジョの奇妙な冒険 第3部 カラー版 荒木飛呂彦名無し今の時代だとネットミームに少しでも触れた人なら知ってるレベルだけど連載当時に読んでた人は絶対ビックリしたよね 『ありのまま今起こった事を(ry』 『な……… 中にいたのは……………… おれだったァーーーーー』 この時点でDIOの能力の正体に気づけた人がどれくらい居たのかやらバイク好きにはたまらない一作バリバリ伝説 しげの秀一名無し30代から50代の幅広い男性に受ける血がたぎるような熱い漫画。バイクレースの描写がとても素晴らしく、レース中の主人公の考えや動きが細かに描写されていながらも大胆さもあり、非常に引き込まれる漫画です。友人の事故死から主人公が成長していく過程が読んでいて次のページが気になるほど面白かったです。 古い漫画でありながらも、今の時代でも古さを感じさせない名作です。最終回の捉え方ハイスクール!奇面組 新沢基栄名無し※ネタバレを含むクチコミです。温泉施設でのだめカンタービレ 二ノ宮知子オムライス温泉施設に置いてあって久々に読むかぁと思ったらとまらなくなりました。千秋先輩がイケメンすぎる。母すぎる、、、のだめのドラマも見たくなりました。主に笑いですが真面目に音楽も有り、涙ありではらはらもします。面白すぎる。漫画の鬼太郎はイケメンじゃないけど可愛いゲゲゲの鬼太郎 【水木しげる漫画大全集】 水木しげる名無しゲゲゲの鬼太郎のアニメは観たことがあるけど、漫画版は読んだ事がないという人は意外と多いんじゃないでしょうか。漫画の鬼太郎はアニメとは雰囲気が全く違うんですよね。アニメだと鬼太郎のビジュアルがどうしてもイケメンになりがちですが、漫画だと三頭身ほどで興奮したときに出る鼻息の描写は格好良いというより可愛い感じです。漫画の方が水木先生の世界観が全面に出ているので、背景を含め、全体的に暗い印象を受けます。ただこれが妖怪たちの怖ろしさを掻き立ててくれるので、一度読んだら癖になること間違いないです。釣りバカ日誌釣りバカ日誌 やまさき十三 北見けんいち名無し今から約20年程前に、父親が釣りバカ日誌を読んでいて「面白いよ」と言っていたのをきっかけに読みはじめました。映画の方も家族でよく観ていたので、漫画を読むと懐かしいなと思いますし、久々に読み返してみると面白さが伝わってきます。国民的釣り漫画ですし、誰もが知ってる浜ちゃんと相方のスーさんのお話は、嫌なことがあっても忘れさせてくれるほのぼのさがあります。人情味たっぷりの温かい話で日々のストレスを忘れるのにはもってこいの漫画だと思います。大食いisスポーツ。…喰いしん坊! 土山しげる野愛大食いisスポーツ。 作品の中でも大食いをスポーツにするのだ!という描写があるが、まさにスポーツだしめちゃくちゃスポ根漫画。 食材を冒瀆する巨大な敵を倒すべく、美味しくたくさん食べて倒す姿に感動…はしないけど、スポーツ漫画的カタルシスはじゅうぶんに得られる。 とにかく、食材を美味しく食べることを大事にしている主人公・満太郎に好感が持てる! …ホットドッグのパンを水に浸して食べて世界をとったフードファイターが実際にいたけども、あの食べ方は満太郎的には無しなんですかね。 大人のこじらせ心理模様サプリ おかざき真里aico大人のちょいこじらせ恋愛模様がおもしろい。ピュアな青春ものにはない、複雑な各々の心理状況が読み応えあります! そして絵が綺麗で好き!やるっきゃ騎士やるっきゃ騎士 みやすのんき名無しみやすのんき先生の現時点においても最大のヒット作品なのが、このやるっきゃ騎士です。 内容を説明するのバカバカしくなりますが、大まかにいうと自分の欲望に忠実な豪介と静香が、迫りくるたくさんの学園のピンチを切り抜けていく‥というストーリーです。 しかし、このやるっきゃ騎士の本質は当然そんなところにはありません。 現在ジャンプなどの少年誌で連載されている作品の比じゃないくらいのエッチなハプニングシーンが描かれています。 いまのキッズには受け入れられないかもしれないが、当時の子供には刺激的な作品でした。現在も続く人気シリーズの第一作目賭博黙示録カイジ 福本伸行名無し※ネタバレを含むクチコミです。大人も子供もゲゲゲの鬼太郎 水木しげる名無し私が子どもの頃からある漫画ですが、何度読み返しても夢中になってしまう不思議な魅力があります。子どもの頃は不気味さや怖さが多かったですが、今読むと人間関係の深さも感じられ読むたびに新しい感情がわいてきます。怖いだけでないというのがゲゲゲの鬼太郎の名作と言われるゆえんだと思っています。 また、いま8歳の子どもも私と一緒にこの漫画を読む事に夢中になっています。時代を超えて親子で楽しめるとても貴重な漫画です。ぶっ飛んだ登場人物が魅力荒川アンダー ザ ブリッジ 中村光名無し何より個性的すぎる登場人物たちが魅力的。エリート御曹司のリク、不思議系美少女のニノ、星形の被り物をしているミュージシャンの星、荒川の橋の下を仕切っている村長、など文字で説明すると「何それ?訳わからん」となる人物ばかり。しかしそれぞれがポリシーを持っており、振り切れ具合が清々しい。そんな登場人物たちの掛け合いが面白く、ギャグ漫画としてかなり完成度が高いと思います。絵柄はキレイ目で読みやすく、男性にも女性にもおすすめできる漫画です。どろろを読んだ感想どろろ 手塚治虫名無し どろろという漫画の存在は知っていたのですが最近まで読んだ事はありませんでした。実際のこれを読んだ感想ですが、かなり責めた内容の漫画でさすが手塚治虫の漫画という印象を受けました。 親が自分の国のために我が子を捧げて体のあらゆる部位を取られてしまった百鬼丸が自分の体を取り戻すために旅をするという内容でか体を取ろ戻す事で人間らしくなっていくというのがかなり斬新な感じがしてすごい設定だと思います。色褪せない新沢基栄タッチハイスクール!奇面組 新沢基栄名無し主人公一堂零がリーダーの鬼面組5人が繰り広げる学園ドタバタギャグ漫画ですが、この手のギャグが時代と共に古びて目も当てられなくなるのは仕方ない...注目すべきはその美しい作画、特に作品後半は素晴らしいです。昨今、デジタル作画の環境が整い多くの漫画家か利用するようになりました。作画の密度も飛躍的に上がりましたが、それがパッと見のマンガとして魅力的な画になるように使いこなせている漫画家は少ないと思います。ムダな描き込み、味気なさすぎる、他の作家とツールの使い方が似たりよったり…その点30年以上前の鬼面組の画はシンプルで無駄がなく、快感がダイレクトに目から飛び込んでくるのです。色褪せないオールアナログの美作画、現在でも見る価値は大いにあると思います。ざわざわ賭博破戒録カイジ 福本伸行名無し福本伸行原作のカイジシリーズの第2編です。主人公は日々ダラダラと1日を過ごすフリーターの伊藤カイジ。借金返済に向けて常軌を逸したギャンブルにチャレンジしていきますが、このシリーズではチンチロとパチンコにチャレンジしていきます。当然、普通のチンチロとパチンコではありません。カイジシリーズの魅力は何といってもギャンブル中の緊張感。佳境を迎えるに連れて緊張感が高まってくるとカイジたちの周辺に「ざわ」という文字が現れます。この「ざわ」と共に高まっていく緊張感の中でカイジが理不尽なギャンブルに挑む様子を楽しんでいただきたい作品です。少女の成長ふしぎなメルモ 手塚治虫名無し手塚治虫さんが少女の成長を描く作品。当時は天国のお母さんからもらったキャディで突然、少女が大人になる展開はかなりショッキングでした。様々な目の前の人間関係のトラブルや困りごとを少女なりの観点で解決していくストーリーは面白かった。赤いキャンディ、青いキャンディを組み合わせて動物になることもできる。当時、こんなストーリーだれも思いつかないので本当に面白かったという印象。今考えると性教育の一環としても非常に貴重な作品だったと思います。横山光輝三国志は印象深いシーンがすごくうまい三国志 横山光輝曹操「甘寧一番乗り」「ありがとうござる」枚挙にいとまがないですよね。LINEスタンプ化第三弾も待ってる。チャンピオン初期を支えた孤高の超能力少年バビル2世 横山光輝兎来栄寿横山光輝さんの数多の作品の中でも、『鉄人28号』、「魔法使いサリー』、『三国志』などと並び代表作として有名なのが『バビル2世』です。 週刊少年チャンピオンが創刊されたのは1968年。『バビル2世』は1971〜1973年まで連載され、チャンピオンの初期を支えました。そして、数年後にチャンピオンは200万部を突破し黄金期を迎えます。 遥か昔、地球に不時着したバビルの子孫である浩一がその力を受け継ぎ、世界征服を目論む超能力者・ヨミの目論見を防ぐべく闘いを繰り広げる物語です。 ユリゲラーが初来日して超能力の大ブームが巻き起こったのが1974年ですが、その3年前から超能力ブームの礎を築き上げたのがこの作品。テレパシーやサイコキネシスという単語を本作で覚えた少年は非常に多いでしょう。同時期に萩尾望都さんらによる少女マンガSFの台頭があり、『精霊狩り』などエスパーを題材にした作品が出されたことも、ブームを後押ししていました。 『超人ロック』然り、物語において超能力者やエスパーというのは異端で孤独な存在とされることが多いです。多分に漏れず浩一も世間には知られないまま孤独な闘いを続ける少年として、暗い時代のマインドを反映しているかのように描かれました。71年の『仮面ライダー』や72年の『デビルマン』など、純粋な熱血タイプではない陰を背負った主人公の物語が多く出始めた時代とぴったり重なります。 なお、『ジョジョの奇妙な冒険』第三部主人公の空条承太郎も、『バビル2世』の砂漠+学ランというヴィジュアルイメージに大きく影響を受けていると荒木飛呂彦さんが語っていました。私自身はその記述を見てから興味を持ち、読みました。バトルに単純な力比べだけではなく頭脳戦的な要素が盛り込まれていたのも、人気を博した要因であり後の作品への影響を感じられるところです。ジョジョ好きには一つのルーツとしてぜひ読んでみて欲しい作品です。 余談ですが、アニメ版で主人公の浩一を演じたのは当時はまだ新人だった神谷明さん。オーディションでは既に売れっ子だった野沢雅子さんと最後まで争ったという逸話があります。<<3738394041>>
誰もが思い出の漫画があると思いますが、私が生まれた1975年と奇しくも同い年に連載開始された「サーキットの狼」はやはり今でも色褪せない特別な作品です。 今でこそレースや自動車などを題材にした作品は数多くありますが、それらも遡れば「サーキットの狼」の影響下にあるものばかりです。 最も印象に残っているのは、高級スポーツカーがいくつも登場し、迫力満点の大レースを展開する。そんな非日常な世界に、初めた読んだ子供の心をガッチリと掴んでしまったのです。 だって、私ですら小学生になった時に初めて「サーキットの狼」を読んだのですが、その時には連載は終了していました。その時でも、街中で高級スポーツカーを見掛けるのは皆無なのに、その何年も前にレース漫画として作品にしていたのは驚き以外の何ものでもありません。 主人公の風吹裕矢は両親がいないのに、レースでライバルをなぎ倒し、自らが成功の階段を上りつつ、マシンもどんどん良い車にステップアップする。まるで「あしたのジョー」と矢沢永吉のなり上がり的な要素も含めていますが、同時にどこか悲しい要素もあるのは、大人になってから再読して気が付きました。 子供の頃は派手な高級スポーツカーのレース模様に興奮したのですが、その裏には主人公やライバルには複雑な思いや人生の重さがあり、その人間模様もあるから、レースでどこまでもアクセルを踏み込むのでしょう。 レース漫画のパイオニア的な作品として、名作中の名作でもっと世間が評価するに相応しい漫画が「サーキットの狼」です。