荒川アンダー ザ ブリッジ

80%ギャグマンガ 400%ラブロマンス

荒川アンダー ザ ブリッジ 中村光
酒チャビン
酒チャビン

めちゃ好きで読んでいたんだけど、月日の経過に伴い、興味が他に移ってしまったり、新刊が出てるのを見逃してそのままになってしまってたりで、途中で読むのをやめてしまったマンガって結構あると思うのですが、わたしにとって、その最たる例がこちらの作品でした!! 初期の頃はめちゃ最高と思って追いかけまくってたのですが、途中少し内容も中ダレしてきてしまったように感じたのと、他のことに興味が出てきてしまったので、続きが全く気にならなくなり、読むのをやめてしまっていました。 今般、サウナで置いてあるのを見かけ、そういえば結末見てないし気になる・・・と思って1巻から再読しました。 いや、改めて面白いですね!!!ものすごいセンスの良いギャグがメインなのですが、それでいて心を心地よくふわふわチクチクさせてくる繊細なストーリー。 今回、初結末まで読んだのですが、ものすごい良かったですね。偶然の出会いと、気の迷いで始まった再読ですが、本当に読んで良かったと思いました。 わたしは粘って1日で読んだのですが、2〜3日くらいの短期で読み切ってしまうのがオススメです。

アカギ

作中世界だけでなく実社会においても伝説となったアカギ

アカギ 福本伸行
酒チャビン
酒チャビン

麻雀マンガに興味がある人で、こちらの作品を読んだことない人はいないと思うほどの名作!ラストのワシズ戦があまりにも長く、1局に数巻使うというかつてのドラゴンボールのような状態になっていたのですが、無事対局が終了して良かったです。 徹マンで負けてる奴が「もう終わる」って口にしてくれた時と同等の安堵感・開放感がありました。 ただ、不思議と数日後にはまた徹マンに行ってしまうのと同じく、定期的に1巻から読み直したくなってしまいます。 何気に知らなかったのですが、こちらの作品が「天 天和通りの快男児」からのスピンオフだったのですね。てっきり逆で、人気のアカギが天にゲスト出演していたのだとばかり思っていました。それだけアカギの知名度・人気度が凄すぎるということではないでしょうか。 スピンオフが本家の知名度を超えてしまった稀有な例だと思いますが、その要因は、カイジなど他のフクモトプロ作品にも受け継がれている「特殊麻雀」ではないかと思います。麻雀はとても完成された知的なスポーツで、それ自体かなり面白く、マンガの題材としても面白くできるテーマなのですが、そこに少しスパイスを加えることによって何倍にも面白さがアップするという性質を持っています。他のスポーツで特殊ルールをやると途端にクソマンと化すのとは一線を画しています。 天の方はわりかしオーソドックスな麻雀勝負でしたので、やはり特殊麻雀というものを生み出したフクモトプロとアカギという作品は世界の麻雀マンガ界に革命を起こしたと言っていいと思います(特殊麻雀がアカギが初出出なかったらほんますいません)。

賭博黙示録カイジ

読んでてソワソワしてしまう…

賭博黙示録カイジ 福本伸行
酒チャビン
酒チャビン

連載開始時に掲載誌であるヤンマガを読んでいたので、すごく覚えています。なんか少し暗くてアウトロー感があって、それでいてすごくためになり、考えさせられるマンガで、しばらくずっと単行本が出ると買ってました。 けっこう人を選ぶマンガなのかな、と思っていたのですが、なんのなんの、なんと実写版映画とかにまでなって、大多数の国民が「カイジ」といえば「ざわざわ…」のマンガでしょうというくらい知名度の高い作品となりました。 けっこう内容も攻めていて、積み上げてないヤツはウスノロだ、根暗だ、いけすかないマイペース野郎だ、とすごい正論で芯を喰った指摘がズバズバ出てくるのですが、わたしのように全く積み上げてない人間からすると、ものすごく身につまされるようで、読んでてソワソワしてしまい、いまいち「面白かった!!」だけでは終われない気持ち悪さがあり、心底楽しみきることができなかったりします。 そんなこともあって、ここまで多数の人に支持される作品になるとは思っていなかったのですが、ただ、面白いことはヒャクパー間違い無いです。 ちなみにこの後もシリーズが続いていくのですが、本作品で出てくるギャンブルは以下のとおりです。 ■限定ジャンケン ■鉄骨渡り・人間競馬編 ■鉄骨渡り・電流編 ■Eカード ■ティッシュ箱くじ引き