社会マンガの感想・レビュー5041件<<189190191192193>>ちょっとしたスターシステムフィッシュパークなかおち 小田扉桂川発起丸『団地ともお』に出てきたミミズが目指した肥沃な大地のなかおち。 小田扉先生の作品て意味わかんない人も居ると思いますが、そんな人は置いていってイイです。 短編は『そっと好かれる』とか『男ロワイヤル』とかも名作ですが、投稿者が一番好きなのは 『江豆町』っていう作品です。 不思議な話だけどムチャクチャ泣けるんだよなぁ。心底安心出来る作品バカ姉弟 安達哲桂川発起丸作者がダークサイドを突き抜けると、ここまであったかい話になるモノかと。 『さくらの唄』やら『お天気お姉さん』やら、少年のトラウマになりやすいような、ある意味名作と呼べる話から一転、同じ作者が描いたとは思えないような良い意味での名作。 投稿者は、実社会で立ち直れない程の大きなダメージを負った時によく読みます。東村さんの作品の中で一番好きひまわりっ ~健一レジェンド~ 東村アキコまりこ海月姫、かくかくしかじか、雪花の虎、タラレバ娘とひまわりっしか読んだことないのですが、そのなかでいちばん好きです。最初はお父さんの話が中心なんですけど、途中から副主任とエビちゃん、古川うなぎが勢いを増してきて…何回も読んでます。海月姫のまややと、ひまわりっのウィング関先生が親戚だと聞きました。海月姫を読み返したら副主任らしき人も出てきていて…ひまわりが面白すぎて海月姫も読み返してます。ジャンプっぽい骨董屋漫画かおす寒鰤屋 大河原遁霧兵衛良かった点 ・1話完結で毎回ちゃんと綺麗に終わるので、読みやすい ・骨董も小ネタも面白い 総評 ジャンプ連載してただけあって安定してる。 読み切り版を読んだ覚えがあるのだが単行本に収録されていないようだな 大人のための水木しげる世界怪奇シリーズ〔全〕/サラリーマン死神〔全〕他 【水木しげる漫画大全集】 水木しげる名無し背景の執拗な描き込みが醸し出すおどろおどろしさと、間抜けなキャラクターのギャップが素晴らしい。水木しげるは日本の妖怪のイメージしかなかったが、「世界怪奇シリーズ」はドイツやカンボジアなど外国が舞台で新鮮だった。徹底的に資料を調べるタイプらしく、風景や建造物、土着の神などの絵も非常に見応えがある。 人間社会みたいな地獄からやってきた「サラリーマン死神」はブラックな面白さと切なさが気に入っている。ガラスの仮面展に行ってきました。ガラスの仮面 美内すずえクリーミーオニオン名場面の原画を見ることができて、最高の空間でした。 白目ゾーン、ブツブツゾーンといった場面の原画もあり、ガラスの仮面愛が溢れていました。私は漫画の〇〇展みたいなのが好きでよく行くんですが、これほどおばさま方が溢れているのは初めてみました。あと、美内すずえ先生が完結まで書くことを宣言していましたので、高まりました。マヤが迫真の演技をしている原画を見たら、俄然漫画を読み返したくなったので、今日から読み返します。真澄さんも素敵でした。。。。人間の本質が根底にあるギャグマンガデロリンマン ジョージ秋山霧兵衛良かった点 わかりやすいベタなギャグと人間の残酷さ、弱さが両立している名作 デロリンマンとオロカメンの思想は生涯で一回は誰でも考える内容だ。 総評 元祖デロリンマン、リメイク版デロリンマン、デロリンマン 1970・黒船編の全部読んだけど元祖デロリンマンが1番好き。 絵がザ・シェフにそっくり占師サダム 加藤宗霧兵衛良かった点 昼は会社社長/夜は占師の主人公が占いの的中率を上げるのに会社社長の権力を使うところがいい 総評 パターンは一緒だけど短いんで気にならない。 ザ・シェフと絵が似てるんだが関係があるのか こわくてかなしい残響 高橋ツトムやむちゃあらすじに「青春逃走物語」と書いてありますがとてもそんな雰囲気の話じゃないです。暴力の激しい描写が多く、なぜか読んでいる方が心配になってきます。エンディングは好みが別れそうですが余韻を楽しめる感じが私は好きですね。 髙橋ツトムさんは、他の作品を見てもそうですが、人間の暗くて弱いところを描くのがとてもうまいなぁ~と思います。アニメも気になるが異世界食堂 犬塚惇平 九月タカアキ エナミカツミmampuku 原作イラストのエナミカツミ氏が好きなので読んでみました。タイトルやあらすじから想像してたよりずっと面白くて、美味しそうだった。 読む前は「アフリカの奥地にスマホを見せびらかしに行くテレビ番組と何が違うのか…」と敬遠がちだったんですが、いざ読んでみたら結構ドラマがしっかりしていて、料理の絵もレベル高いし、グルメ漫画の重要な要素になりつつある「リアクション」もファンタジーという強みを活かした自由度の高さで飽きさせてくれない。 異世界ものとグルメものの良いとこどりに成功した良作でした。トレーニングシーンがかっこいいな捜索者 谷口ジロー霧兵衛良かった点 主人公の何気ないトレーニングシーンがかっこいい ヨシオに味がある ビルの壁面を登るシーンが緊張感があった 総評 失踪した知り合いの娘を探すために、山からおりて聞き込みをして最後に高層ビルの壁面から登る山男が主人公のマンガ。渋谷とか若者の描写が古い気もする良い短編集HUMANITAS ヒューマニタス 山本亜季霧兵衛良かった点 3つの短編のどれも面白い。1番心に残ったのはチェスの「ユーリ シルバーマン」土壇場でも自分の主義主張に従う主人公はやはりかっこいいな メモ モーニングで連載していた「異法人」の絵に似ているし名前も似ているから何か関係あるかと調べてみたら、単独名義のマンガらしい 鎌倉に住みたい……海街diary 吉田秋生影絵が趣味私事ながら、先日、夏の休暇に鎌倉へ遊びに行ってきました。一日じゅう海だ山だと方々歩きまわって、さいごは海岸の小さな橋に足をぶらんと投げ出して海と日没を拝みました。 帰ってきて翌日、そういえば、鎌倉といえば『海街diary』だったと思い立ち、本棚を漁って、およそ2年ぶりに頁をめくりました。連載のスピードがあまりに遅いのでしばらく放っておいたんですね。するとどうでしょう、鎌倉で目にした風景のあれやこれやが数頁に2,3度も描かれている。とりわけ、私がさいごに腰を落ち着けた海岸の小さな橋、これが何度も出てきてですね、しかも三姉妹それぞれの重要な逢瀬の場になっている。そのときは涙でぐしゃぐしゃになりながら読んでいたわけですが、後になって冷静に考えてみると、じぶんの無意識がおそろしいのか、すべては吉田秋生の手中にあるのか、それは分かりませんけども、とにかく場所の力というのは物凄いと感じました。この海岸の小さな橋以外にも、おなじ風景はたくさん描かれていて、しかも、違う人物がそこに居たりする。おそらく、それらの場所は、鎌倉において人がしぜんと足を止めてしまうところなのでしょう。 海街diaryを通して読んでいくと、とくに人の生死やお金にまつわる問題をめぐって、いかに人と人とが分かり合うことが困難か、というより、そもそも分かり合うことはできないけれどそれでも生きてゆく、というモチーフが繰り返し描かれているように思います。でも今回、鎌倉にじっさいに足を運んでみて、そんな人それぞれの胸の内の想いが、おなじ鎌倉の風景の下で人知れず交わっている、そんなことを考えると胸が熱くなってくるのです。『シートン動物記』をマンガ化シートン 谷口ジロー 今泉吉晴地獄の田中『シートン動物記』で知られるナチュラリストのアーネスト・シートンの著作をマンガ化した作品。 1巻の『狼王ロボ』は『私の知る野生動物』のロボ - カランポーの王 2巻の『少年とオオヤマネコ』は『動物英雄伝 』の 少年と大山猫 3巻の『サンドヒル・スタッグ』は『サンドヒル牡鹿の足跡』 4巻の『タラク山の熊王』は『タラク山の熊王』 がそれぞれ元になっているシートン動物記だと思われる。 どれもシートンが動物や自然と交流をしてナチュラリストとしての成長していく姿が描かれている。それと同時にシートンが都会や街での生活にいかに馴染めないかというのも描かれていて、特に『サンドヒル・スタッグ』であったロンドンでの学生時代の話は極貧もあいまってなかなか悲惨。 シートンが対峙する動物は山や森の主的なのが多く、シートンがただ動物を保護したり観察したりして愛したいという側面と、狩人としてそれを倒したいという側面が葛藤を起こして、それが自然や動物への深い理解に繋がっていくところが面白かった。こっちの系統もいいよなそんでよし! 石塚真一starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男岳やBLUE GIANTの石塚真一の短編集 胡散臭い占い師のコメディで寝る前に読むのにちょうどいいくらいの読みやすさで何回も読んでる シリアスなBLUE GIANTも面白いけど、コメディも面白い 高齢者が8割の社会で若者が老人を襲う老人の町 アスノタカシコロラドさん月マガ連載中のマンガ。65歳以上の高齢者が8割を超えた超々高齢化社会が舞台に、老人たちを襲う若者たちを描いている。しかし、若者VS老人という単なる二項対立ではなく、もう一つでかいホラー要素が入り込んできて、話をかき混ぜている。 主人公の忍が、ある日老人を襲い金を強奪するグループと遭遇してしまい、老人ごと襲われたため、正当防衛を兼ねて撃退。しかし次の日学校へ行くと昨日襲ってきた奴らが…という第一巻。 2巻では「アイツ」がどういう風に話を動かして行くのか楽しみ。隠れて読む漫画バトル・ロワイアル 田口雅之 高見広春やむちゃ好きな漫画を聞かれてバトロワと答えると「えっ」と言われます。 小説を読んでいないのでどれだけ原作に忠実なのかはわかりませんが、やはりストーリーがしっかりしているし大変面白いですね。絵もすごく合っていると思います。肉の艶やかな感じも、戦闘シーンのかっこよさも素敵です。 映画では藤原竜也(七原)や安藤政信(桐山)、柴咲コウさんが相馬光子役で出演していて、こちらもとても美しくて良いですよ~その他大勢だった人生についに光が当たる?ビッグオリジナル増刊新連載君の大声を聞いたことがない くれよんカンパニー地獄の田中※ネタバレを含むクチコミです。相原コージ原作 地獄のアイドル養成所マンガ愛のバビロン 相原コージ 藤田かくじ名前はまだない相原コージ原作のアイドル養成所の漫画。これまでの相原コージ作品では『ムジナ』に似たものを感じます。 作画は『放課後少女バウト』の藤田かくじ先生が担当されていて、女の子がとてもかわいらしいです。 アイドル養成所「パンダの穴」はグーグルアースにも映らない絶海の孤島にあり、銃を持った警備員が監視の目を光らせています。脱出を試みれば容赦なく処刑されるような地獄に拉致されてきた主人公の花。彼女は外に出るための条件であるデビューのためにトレーニングを積んでいくことになりそうです。 「パンダの穴」の実体、アイドルを育てる目的、後半に出てきた一際目を惹く少女の存在など気になるところはたくさんあります。幸か不幸か、花にはアイドルの才能があったようなので、成長していく姿が楽しみです。 『ムジナ』や『真・異種格闘大戦』にもみられた相原コージ先生の解説語りは健在でした。 綾辻行人と佐々木倫子のコンビが魅せるコミカルなミステリー月館の殺人 佐々木倫子 綾辻行人渚ブルーミステリー作家の綾辻行人が原作、『動物のお医者さん』の佐々木倫子が漫画を担当するコミカルなミステリー。 女子高生の空海(そらみ)が夜行列車「幻夜」の車中で起こった殺人事件を、乗り合わせた鉄道オタクたちと真相を解明していきます。2005年に月刊IKKIで連載していたらしいです。 「犯人は誰か?」「殺した方法とは?」この二つの謎を巡って物語が進んで行きます。鍵となるのは走行中の列車に忍び込む方法ですが、綾辻行人によるミスリードが仕込まれています。これにハマってしまうと、読者は空海とともに大前提から認識を改めなければなりません。私もまんまとやられました。 また、事件が起きる前はもちろん、人が死んでからも鉄道オタクたちのギャグが連発されるので「みんなが空海を騙そうとしているだけで、殺人事件に見せかけたドッキリでは?」という疑問が何度か頭をよぎりました。 鉄道ギャグは「乗る」「撮る」「時刻表」など多岐にわたっています。鉄道に明るければオタクたちに共感できると思いますし、そうでない人も勉強になると思います。殺人やミステリーが苦手な人でも、クスリと笑える佐々木倫子のギャグが豊富なので楽しめますよ。連載開始時からずっと読んでる黄昏流星群 弘兼憲史マンガトリツカレ男10代中頃からずっと読んでいていつのまにかこの漫画とも20年以上の付き合いになってた。 この漫画の前に連載していた「ラストニュース」が好きで、新連載はどんな社会派漫画かなと思ってたら中高年の恋愛漫画という10代の俺にはよく理解できない内容で、ちょっと残念に思ってたけど、なんとなく読んでいたら、もうそろそろ登場人物の年齢に近くなってきた。 基本は、ハッピーエンドになる話が多く、たまに中年独身男がラブドールと同棲生活をするとか、Pokémon GOネタだったり、タイムスリップして宮本武蔵と会うとかのトンデモ回もあるので飽きずに楽しめる。 個人的な名作回は作者の食事に対する知識が発揮される「星のレストラン」 弘兼憲史のデビュー作「風薫る」から初期短編集など読んでみると、黄昏流星群というのは過去の作風の集大成なのかなと思ったりもする。 黄昏流星群が好きな方は初期短編の「朝の陽光の中で」もおすすめです。 農家に憧れるかと言われると話は別百姓貴族 荒川弘mampuku アルスラーン戦記も銀の匙もやってなかった頃、これを読んで「面白いマンガ描く人って何描かせても面白いんだな…」と感じたものでした。1巻の乳搾り体験を荒らす話で腹抱えて笑いました。 本土に喧嘩を売り、ロシアに喧嘩を売り、熊に喧嘩を売り、害獣を駆除したり鶏を〆たり牛の角を切ったり、かなり好戦的で血みどろな内容なので動物ナントカ団体やらベ〇タリアン協会が怒り狂いそうな…あるいはそうした反発をも「何が悪い」と一笑に付してしまいそうな、本当の意味でのプライドや覚悟みたいなものを感じます。 これを読んでから銀の匙を読むと、また違った楽しみ方ができる気がします。レナーーー!!ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編 竜騎士07 鈴羅木かりんとしととにかくレナ!世界軸ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編 竜騎士07 鈴羅木かりんとしと首を搔きむしるのが本当ちょっと、、やめて。・゜・(ノД`)・゜・。仲間がテーマ!<<189190191192193>>
『団地ともお』に出てきたミミズが目指した肥沃な大地のなかおち。 小田扉先生の作品て意味わかんない人も居ると思いますが、そんな人は置いていってイイです。 短編は『そっと好かれる』とか『男ロワイヤル』とかも名作ですが、投稿者が一番好きなのは 『江豆町』っていう作品です。 不思議な話だけどムチャクチャ泣けるんだよなぁ。