学園マンガの感想・レビュー4236件<<151152153154155>>黒子コスプレをプレゼントされたので黒子のバスケ モノクロ版 藤巻忠俊名無しバスケとはふだん無縁でしたが、楽しめる本です。泣けるアフタヌーン神様がうそをつく。 尾崎かおりmampuku アフタヌーンで「金のひつじ」を連載中の尾崎かおり先生による過去の傑作。大人には相談できない秘密を抱えて、誰にも内緒の初恋をした11歳の夏。強烈なノスタルジーに加え、逃避行のドキドキと背徳感、爽やかさと切なさが心地よい1冊です。 こんな象徴的な台詞がありました。 「どんな理由があっても…悪いことだとわかってても それしかできないときって」 「他にどうしたら──どうしたらよかったんだよ!?」 周りより大人びて見えていても少女はどうしようもなくまだ子供で、その「重荷」は小さな肩に背負うにはあまりにも大きくて、そんな彼女の力になりたいと願う少年もまた何もできない子供でしかなくて… 幼い彼らは大人の力を借りなければ生きていけないけれど、彼らの中にはたしかに守りたい世界があって、でもそれって紛れもない「愛」そのものなんですよね。愛という確かな意思によって突き動かされた物語であるからこそ、彼らの努力も涙も旅の結末も、儚くも美しく感動的なのではないでしょうか。それがたとえ子供故に浅はかで、拙い足取りだったとしても。 小学校高学年のこの時期ってなかなか自分の素直な気持ちが自覚できなかったり、思ってても言えなかったりしたものでした。けれど勇気をもって一歩踏み越えて行動した先にはまったく違う世界が広がっていて、そこから得られる高揚と不安それこそがまさしく冒険のワクワクに他ならないわけです。異世界ファンタジーでも得られないほどのドキドキで感情を揺さぶられる、少年少女たちが精いっぱいの冒険をする話がたまらなく大好きなのです。 「四月は君の嘘」とか好きな人にも薦めたいですね。デビュー当時から柴田ヨクサルの漫画は一貫している!!谷仮面 柴田ヨクサルstarstarstarstarstarマンガトリツカレ男『谷仮面』は柴田ヨクサルのデビュー作でヤングアニマルで連載開始 デビュー当時から、「エアマスター」「ハチワンダイバー」「妖怪番長」「カイテンワン」に続く読めばわかる柴田ヨクサルっぽさが溢れている。 連載中はふーんという感じで読んでいたが、終了してから20年以上たつけど、たまに読みたくなる傑作。 「谷仮面」を読んで『エアマスター』『ハチワンダイバー』を読むと名キャラクター「皆口由紀」の人生もわかってより楽しめるね 「きえええ~~~~~~~~!!!」エンジェル伝説 八木教広名無し碧空高校に転向してきた青年「北野誠一郎」が、とある理由で不良の抗争や事件に巻き込まれていく物語です。とても高校生とは思えないスタイリッシュな喧嘩や格闘技は必見。所々披露される珍技に毎度笑わされます。少年のように純粋な心で読めばより楽しめること間違いなし。最終巻まで読み終わった後、もう一度1巻から読み直すと新しい発見があるかもしれません。 青春とはマグマのようなものかもしれないぼくらのフンカ祭 真造圭伍名無し火山の噴火により過疎の町から、温泉街へと生まれ変わった金松町。 劇的な変化を受け入れられない「富山」と、変化を受け入れる「桜島」の二人の高校生の友情を描いた話です。 地味な題材ながら、二人の関係性がこの年齢特有の空気を感じさせてくれて、読んでいるとなんだか学生時代の友達に会いたくなります。 女っ気ゼロなぼくらの青春が詰まった作品。ラストはなかなかジーンときます。ポジティブシンキングブルーピリオド 山口つばさフルカワ複雑な絵画の世界を漫画でレクチャーしてくれているので、すっと入りやすい。1巻の時点では文化系スポ根にありがちなネガティブな圧迫感がなく初心者の主人公が伸び伸び成長してくいので一気に引き込まれました。ハルタとかアフタかと思ったらアオハルとは意外な…昔話のできるまで 山田穣mampuku 30代前後のアニメオタクが好きそうな絵柄で少年と少女の不思議な交流を描いた短編集。しいて言えば「それ町」をSFやミステリーじゃなくて日本神話やらで味付けしたような作風です。作者も絶対ディープなオタク。 ヒロインの半分が眼鏡。好きなんでしょうね。私も好きです。表題の1話めみたいな傍若無人なメガネ女子ってなんでか一定の需要がありますね ■「ザンネン アンド ドラゴン」 小6同士の照れくさいやりとりが微笑ましいです。町に居ついた龍が世話のお礼に願いを叶えてくれるんですが、少年が下したが意外かつ素敵でした。 ■「Kampfgruppe Kinderheim 孤児院戦闘団」 大戦末期ドイツ、兵隊のおっさんと戦災孤児たちが戦車で珍道中。あとがきでとらちゃんって読んでるからティーガーですかね。戦争映画に詳しいほうが楽しめそう こぼれ話的なあとがき漫画も面白いです。正しくオタクですね作者。 なぜって言われてもなぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか? 内乃秋也 茂木完田大トロイケメンでもモテない人っていますよね。 自信のなさがコミニュケーションに滲み出ているというか…… 思春期の男の子の自意識過剰さがウケます銀ちゃん最高山崎銀次郎 本宮ひろ志しん銀次郎、最高の男!!静かな生活者(あまりにも異質なもの)町田くんの世界 安藤ゆき影絵が趣味騒々しい生活(というのは、あれやこれやの事象に理由を取り付けて、そのあれやこれやの理由の受けて忙しなく動きまわる、あるいは動きまわされることの謂われだと思いますが)というものに対して、静かな生活というものは存外エネルギーを使うものだと思います、それはひょっとすると騒々しい生活以上にたいへんなエネルギーを使うものなのかもしれません。 静かな生活というのは、ひと事でいえば、任意の一点を中心に円を形作るような生き方、あるいは、台風の目のようなものを想像してもらえると少し分かりやすいかもしれません。任意の一点とはまさしく自分自身、それは人であるからして動きまわる一点であり、そして、どこへ行ったとしても、その場その場でみずから円を形作り、その円周上にあるものをみずからの目で捉えることができる。静かな生活者は、身のまわりの事象にいっさいの理由を見出さない、つまり、なにかの理由を受けて動くことがない、それは自分自身がいっさいの理由だからなのでしょう。 たとえば、人は誰かのことを好きとおもうとき、そこに理由を求める生き物だと思います。好きであるからには何か理由がきっとあるはず、何にしたってそこに理由がなければ根拠がなければ安心することはできない、そうでなければ、わたしの好きという気持ちは曖昧なものにあってしまう、はたして、ほんとうに好きなのだろうか、と。そこで理由を考えてみます、優しいから好き、~だから好き、~だから好き、~だから好き、愛してくれるから好き、そうであるなら、もっと優しくて、もっと~で、もっと~で、もっと~で、もっと愛してくれる人が現れたら、それでも他ならぬその人が好きだという根拠はいったいどこにあるのでしょうか? 理由が根拠があるという状態にはたしかに信頼性があるのかもしれません、しかし、理由や根拠のようなものからくる好きという感情は、何かそれ自体でない受け身な状態のような、かえって確固たるもののないぐらぐらした感情であるような気もします、好きという感情には消極的好きと積極的好きがあるように思います、消極的好きは何かの理由からやってくる好き、それでは、わたしの積極的好きはいったいどこにあるのでしょうか。 町田くんは人が好きだという、それだけには自信があるんだという、しかし、そこにはいっさいの理由がありません。それは町田くんという人が静かな生活者であり、どこにいても任意の一点を中心に円を形作ることができる、台風の目であることができるからにほかならないでしょう。しかし、それはいっぽうで、なんと唐突で空恐ろしいことだとも思うのです。裏を返してみれば、理由をいっさい持たない、そして、いっさいがその理由である、訳の分からない矛盾のかたまりのような途方もない無条件の存在がいきなり目のまえに現れるのです。それはまさに台風に例えられるように、あまりにも過激で破壊的な存在だ、そして、なによりも生々しくギラギラとしている。 このマンガは『町田くんの世界』というタイトルの通り、町田くんの目から、円を形作る任意の一点から、台風の目から世界を捉えたものです、その円の内部はまさしく台風の目のように静かで穏やかな空気が漂っていることでしょう。しかし、その台風の全体は途方もないエネルギーをそなえた、なにより生々しくギラギラとした剥き出しの存在だ、人はまず、そのことに心してかかるべきだと思うのです。 ありそうでなかったタイプのミステリー遺書、公開。 陽東太郎名無し人気者の自殺、スクールカーストとそれにまつわる歪んだ人間関係を巡る暗いミステリー。 デスゲームぽい出だしであーまたかと思ってたけど思ったよりグイグイ読ませてきて面白かったです。 表紙が紙版と電子書籍で違うみたい。個人的に電子書籍版の表紙が好きかな。ミステリー好きなら読んでみて下さい。人間兵器見参!!妖怪番長の続編かカイテンワン 柴田ヨクサル名無し※ネタバレを含むクチコミです。新連載( ◠‿◠ )尾かしら付き。 佐原ミズ大トロ佐原先生は、優しすぎる人とか弱者とかマイノリティを描くのが上手ですよね。 今作もそんな感じ+ちょっと不思議系?の気配がします。 これからどうなっていくのかとても楽しみです! リアルな高校野球ダイヤのA Ace of Diamond 寺嶋裕二Y現実的な設定に基づいた熱いストーリーと、見やすい画が魅力。社交ダンス部をテーマにした青春マンガBUTTER!!! ヤマシタトモコ無用ノスケ子快活な女子高生・夏がヒップホップダンスに憧れて入部した「ダンス部」は実は社交ダンス部だった。同時にアニヲタでネクラな男子、端場くんがイジメッコのせいで社交ダンス部に入部届けを出されてしまう。正反対の2人がこのダンス部でペアを組むことになって…という感じです。とりあえずまあ青春してます。 いつもだるい感じの女部長や、そんな部長が大好きなメガネ君など、ステキな先輩たちも見ていて幸せになります。 読み終えた後は、清清しくも少し切ない気分に。 男性漫画、少女マンガ、BLと幅広く描いてきたヤマシタトモコ先生ならではの部活もの漫画だと思います。 【感想】『落第忍者乱太郎』の私服に傾向はあるのか落第忍者乱太郎 尼子騒兵衛マンバせとゲノムさんの連載が更新されました! 今回はNHKのアニメでもお馴染み『落第忍者乱太郎』に注目。乱太郎、きり丸、しんべヱ、3人が着る私服の柄には傾向があるのか? さらにその柄の持つ意味合いや、なぜそれを着るに至ったのかまで……今回も深〜〜く掘り下げておりますヨ! https://magazine.manba.co.jp/2018/03/16/genomu-nintama/ こちらのコメント欄で感想をお待ちしております! 改めて読んでも面白かった恋愛論理漫画恋は光 秋★枝starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)改めて読み直してみたんですがやっぱり面白いなー、と思うのは「センセ」こと西条の理屈っぽさもだいぶ魅力ですが、四角関係の各人のキャラと思考がしっかり立っているのがいいんですよねー。 恋をしている人がキラキラ光って見えるというのはあくまで通常であれば比喩の一種ですが、理屈っぽい非モテ系男子大学生の西条は実際にその光が現象として見えてしまうという。 「恋を知りたい」という東雲さんに恋に落ち、小中高から大学まで一緒の北代さんに相談し、他人の彼氏を寝取って優越感に浸る宿木さんが迫りくる、この3人をヒロインに据え、交換日記で恋と光について論議しつつ恋が、青春が進行していくんですね。 最初に書いた非常に理屈っぽいといのは、全員がしっかりと論理的に各人が思い描く恋について掘り下げていき考察するんですが、ここまで恋という現象を言語化しているマンガはまあ見ません。 光についても家庭環境や育ちに起因しているのでは、というFBIの心理捜査さながらの分析をしていくのが、少年漫画などで能力を手に入れた者がトライ&エラーで能力の特性と限界を探っていく作業に近いんです。 なので、非モテがゆえの鈍感な主人公と潔くかっこいい女性たちとの単純な恋愛模様の面白さに論理的考察、能力分析のワクワク感あいまってとてもいいマンガです。 そして絵もかわいい。絵もストーリーも全てがカワイイ!夢みる太陽 高野苺うどんこかわいくて、トキメキのラブストーリー♡あらすじ詐欺とかいうジャンプの伝統芸めだかボックス 西尾維新 暁月あきらmampuku 「化物語」スタート記念カキコミ。 今や講談社ノベルズのレジェンドでありキラーコンテンツの西尾維新作品ですが、当の本人はデビュー作「戯言シリーズ」作中からずっと「ジョジョ」などをはじめとするジャンプ漫画の大ファンであることを公言していて、「ジャンプで連載」という長年の夢を叶えた瞬間がこの作品でした。 「化物語」大ヒットの只中にババ~ンとジャンプに降臨し、新人ながら妙にエロティックな存在感のある絵柄で(調べたらMAJORなどの男性向け同人誌などで有名な方だったようです)話題をさらい、掲載順こそ後ろの方でしたが、2度のアニメ化という輝かしい実績を残しました。 球磨川禊や安心院なじみなどの強烈な人気のサブキャラが数多く生み出された一方、主人公のめだかちゃんや狂言回しの善吉はあくまで「主人公キャラ」を貫くことを是とし、完全無欠の無敵キャラっぽく登場しためだかちゃんでしたが難敵に苦戦を強いられたりボコられたり正しくバトルヒロインでした。「ジャンプらしさ」「らしくなさ」をメタ的に弄り倒す西尾イズムは、敢えて斜に構えて見せることで読者に自らを他の凡百の読者よりも賢くなったと錯覚させ、めだかボックスの良さがわかる俺という優越感を与えてくれました。スピンオフが作られるほど球磨川が人気になったのもその辺が理由じゃないですか。見てて気持ちいいんですよね球磨川。 まあでも自分は断然めだかちゃん推しですけどね可愛いから 実はアニメ化もしてるヒャッコ カトウハルアキ大トロとにかくカトウハルアキ先生の絵とギャグが大好き! かっこよくてかわいい女の子たちの学園モノです。 カトウハルアキ先生はキャラ設定が独特ですよね。 大好きな作品なのですが、最終巻は評判が悪くて怖いので読んでないです。「未来日記」えすのサカエによる能力バトルビッグオーダー えすのサカエmampuku※ネタバレを含むクチコミです。丁寧丁寧に恋して サワミソノ大トロ学園青春モノか〜と思いきやけっこう台湾のお話も掘り下げるみたいで次巻が楽しみです。 とにかく丁寧ちゃんサイド(家族)がかわいい! 中国語ってなんかかわいいですよね。出てくる食べ物も美味しそうだし。 でも先生はキモいです。あとわりと頻繁に出てくるエロ表現がなんかイヤ。 「男子高校生の日常」の美少女版?女子高生のつれづれ 三本コヨリmampuku まぁ読んでタイトルの如くではあるのだが、どういうマンガであるかは以下の記事を読んでいただければ把握できるかと。概ね的確で頷ける内容だった。 https://www.excite.co.jp/News/anime_hobby/20170505/Otapol_201705_post_6748.html 本人たちにとっては飾らない(あくまで下品になりすぎない程度の)日常会話であっても、それが可愛い美少女キャラたちによって展開されることで、「これが女子の現実……?むしろ全然可愛いやんけ!!」と思わせることができ、たちまちJK大好きオッサンたちの理想郷へと変貌を遂げるのだ。 まぁ一口に女子高生と言っても、共学か女子校かでだいぶ違うとも言うし…恥じらいを失った女子校のヤバすぎる実態みたいのも是非読んでみたいようなみたくないような… あと制服の着こなし方がキャラごとに全然違うもお得感があって良い。円香(金髪)みたいな着方は巷でも漫画でも最近よく見るかも。実在のゴルファーをモデルにした漫画大地の子みやり かざま鋭二 坂田信弘starstarstarstarstarマンガトリツカレ男『風の大地』の名コンビ坂田信弘×かざま鋭二の実在のゴルファーをモデルにした漫画 かなり昭和テイストの漫画で俺はすげー好き。 坂田信弘原作の漫画にしては、人は死なない。 「ひかりの空」や「風の大地」が好きな人にはおすすめ。<<151152153154155>>
バスケとはふだん無縁でしたが、楽しめる本です。