学園マンガの感想・レビュー4257件<<111112113114115>>コロナなんかクソ喰らえ!キャプテン ちばあきお影絵が趣味新型コロナウイルスの影響で春のセンバツが中止になった。コロナなんかクソ喰らえ! 少年の頃から甲子園を夢みて日夜練習に励んでいた球児たちのことを想うとほんとうに涙がでる。色々と救済案が検討されているらしいが、おそらくどれも大した効果は生みはしないだろう。奇跡的にも90回、100回と聖地・甲子園の地で途方もない熱戦を繰り広げ続けている大会だからこそ球児たちの憧れになる。この奇跡的な歴史の積み重ねの上に、こんどは自らが新しい歴史を刻んでゆく、これほどの夢がほかにあるだろうか。 ジタバタしていても仕方ないので、ちばあきおの『キャプテン』を読む。もちろん、イガラシ編の春の選抜大会の巻だ。大会に向けた過激な練習が教育ママの松尾の母ちゃんに問題視され、そんなタイミングで運悪く松尾が怪我してしまい、イガラシは校長から選抜辞退を宣告される。 ジタバタしていても仕方がない。いまこそ我々はちばあきおの『キャプテン』を読むべきなのだ。可哀相な事態が起こったから救済措置を設けますといったって、この世界はマイナス1に1を足せばゼロにもどる数式のようにはできていない。無念は無念のまま残り、救済は救済としてあるかもしれないが無念とはすれちがったままだろう。それどころか、救済が何らかの形で夏の大会にまで及べば、さらなる無念や軋轢を生むことは想像に容易い。いまこそ我々は『キャプテン』を読むべきなのだ。北海道あるある道産子ギャルはなまらめんこい 伊科田海名無しタイトルの通り、ギャルを全面に押し出し、北海道の魅力を描いた漫画です。 道民からは賛否両論あるかもしれませんが、本州の人たちが思う北海道と、実際に北海道在住の人が感じる”北海道あるある”が、ちょうどいいバランスになってると思います。異能系バトル好きにお勧め!おとぎ奉り《新装版》 井上淳哉名無し少年少女(一部大人もいますが)が、超能力的なもので妖怪とドンパチするお話です。ドンパチの合間にギャグありラブコメありでバトル一辺倒でもないところもGOOD。出てくるヒロインはみんな可愛いし、主要登場キャラが全てカッコよく描かれているので、こういう絵の雰囲気や世界観が好きな人であればおすすめです。スポ根ギャグ漫画逆境ナイン 島本和彦名無しギャグ漫画家・島本和彦先生の初期代表作品です。実写映画化もされました。高校野球をモチーフにしたスポ根モノ。しかしその実態はギャグ漫画です。他に類を見ないスポ根ギャグ漫画と言ってよいと思います。とにかく無駄に熱いです。画も劇画風で、もう暑苦しいと言っても過言ではありません。その暑苦しさそのものをギャグにしている感じです。サラっと読めてアハハと笑ってすぐに忘れ、また楽しく読み返せる作品です。悩んでいる時、疲れている時など、リラックスしたい時に最適な作品だと思います。 丁寧で好感青色ストライプ 盛田賢司mampukuニチブンのマイナー誌ヘヴン連載。絵や演出が古臭いことを除けばなかなか意外と悪くない青春(恋愛)スポ根漫画です。登場人物の方言がきつめなんですが、九州北部かな? 絵柄が今のメインストリームからは遠いですがそのぶんを補うかのように全力であざとく可愛く描かれたヒロインには、何故だか愛着のようなものが湧きますね。実際、作画カロリーの高そうな剣道の試合の描写もめちゃくちゃクオリティ高いですし、恋愛感情なんかもすごく丁寧に描かれているし、流行りからは外れている上に珍しい物好きなサブカルオタクが気に入りやすいタイプでもないかもしれないけれど、これだけ気合の入った作品はもっと評価されてほしいなぁという気持ちがあります私の為に丼作ってくれる?どんぶり委員長 市川ヒロシ名無しどんぶりってそんなレパートリーあるっけ?と思い読み始めたもの。 うまそう〜 どんぶりってはしたないイメージがあるのでしょうか。 確かに時間がない、洗い物を減らしたいと思う人が選ぶものかもしれません。 しかし!ご飯と具の組み合わせ料理と考えると食欲そそられる! 堅物委員長が丼の虜になるのもわかります。 さらっと漫画にしてあるけどどれも簡単に作れそうで美味しそうです。絶対にブレない主人公湯神くんには友達がいない 佐倉準六文銭もう3回くらい繰り返し読んでいるけど、本当に好きな作品。 なぜかの理由は言葉にするのは難しいのだけど、 ストーリーの起承転結がしっかりしてて、キャラも良い感じにたっているということだと思う。 ほんのりギャグ風味でラブコメ風味なのも自分の好みにあっている。 主人公は、 「友達なんていらない」と言っているちょっと変わった主人公で、 終始そのスタンス貫き通して高校3年間が終わる。 その間に、クラス内とか、部活とかでいざこざあるのだけど、絶対にその姿勢はブレない。 高校生くらいだと、もっとコミュニティとか、なんかつながりとか、きずな?とか大事にするだろ!と思うが湯神くんはしない。 自分の価値観に則って、大衆に全く迎合しないのだ。 趣味、落語とか城めぐりだし。(おっさんかよ) 高校生にして達観しすぎてて、なんとも清々しくて逆に許せてしまう。 最後のほうは、あぁこれが湯神くんだな、なんて妙に納得してしまう始末。 ヒロインのちひろちゃんとの距離感もよい。 お互い気になりながらもつかず離れずな関係で、ベタベタしない。 (ちひろちゃんも、また良いのです。時々、素っ頓狂な顔するのがたまらない。) そんな感じで、ちょっと変わった価値観をもったブレない生き方をする主人公の話。 他では味わえない一風変わった青春群像劇です。 無口すぎるゴリラーマン ハロルド作石名無し主人公の高校生、ゴリラーマン(池戸定治)は、とても無口で(というより一言も喋らない)喧嘩が強くて、顔はゴリラにそっくり。めちゃめちゃ個性的で謎すぎる存在ながら、どこかひょうきんでかわいらしい魅力的なキャラとなっている。 もうひとりの主人公、同級生の藤本修二は、喧嘩はめっぽう強いけどちょっとアホでひょうきん者というゴリラーマンとは対象的な性格で、この二人が巻き起こすドタバタ劇を描いた不良な漫画であるが、主人公の一人が一言も喋らないという斬新さもあって、他の不良漫画とはひと味違った面白さのある作品。ありなっちの美麗ワールド全開!紳士同盟+ 種村有菜名無しありなっちの美麗ワールド全開! りぼんっ子もそうで無い人も全ての少女漫画好きさんは必見! ありきたりなラブストーリーかと思いきや、少女漫画には珍しくボーイズラブ要素があったり、簡単には上手くいかない恋の様子にハラハラさせられます。 なかなか心を開いてくれなくても、一途に思い続けるいじらしさ。。 ただただ美しいとしか言いようのない絵柄とストーリーにどっぷり浸かってみてください!エモいの極み世界の終わりと夜明け前 浅野いにおさいろく短編集なんだけどファンが読むとブワワッとなるやつ。 もちろんこれから読み始めてもいいと思う。でも他の作品も読んだらもう一回読んでみてほしい。 何がどれにと説明できるほど憶えてないけど、浅野いにおの世界観にドップリ浸るカギになる。 2008年らしいので時系列的に並べるとこれより前の連載作品は 素晴らしい世界 ひかりのまち 虹ヶ原ホログラフ ソラニン ※「おやすみプンプン」と「おざなり君」連載中 なので↑これらを読んでからだとなおエモいんじゃないかな。 さわやか青春物語君に届け リマスター版 椎名軽穂名無しとても爽やかで温かみのある少女マンガ。主人公・爽子は、一見すると暗くて近寄りがたい雰囲気を醸し出していますが、ホント健気で良い子なんです。そんな爽子が想いを寄せている相手が、クラスのザ・人気者である風早君。この対照的な二人の恋愛模様がとても微笑ましくてほっこりします。友人や担任教師等まわりのキャラクターも魅力的だし、恋愛以外の話もイイ。個人的に主人公とクラスメイトとの友情エピソードが一番好きでした。普段、少女漫画を読まない人にもおすすめです。ゴッドハンドがほしいお願い、脱がシて。 川中康嗣名無しとある高校で、次々に女子生徒がパンツが脱げなくなる呪いにかかっていくという設定。一度呪いにかかると、困ったことにマジでパンツが脱げなくなるようで、この呪いを解けるのは神の右手を持つ神手英心のみ。女子たちは仕方なく神手の助けを借りて、パンツを脱がしてもらうわけですが、まぁなんというか女子たちが嫌がったり恥ずかしがったりする姿がひたすらにエロい漫画です。不良漫画の金字塔”クローズ”の続編WORST 髙橋ヒロシ 高橋ヒロシ名無しクローズの続編ですけどクローズを読んで無くても大丈夫です。もちろん読んでいれば、前作にも出てきたゼットンなどの後輩達が最上級生になってるのでより楽しめます。伝説のヤンキー校・鈴蘭高校を舞台にした熱き戦いは普通の不良漫画とは一線を画しています。出てくるセリフに名言も多く、このシリーズを抜きにして不良漫画は語れないでしょう。 ともかく笑いが止まらない監獄学園 平本アキラ名無し個人的には近年で最高のギャグ漫画です。平本アキラ氏による画力は非常に写実的で素晴らしいものがあり、さらに筋書きや伏線の巧妙さもベテランならではの技量を感じさせるものがあります。しかし、この作品の魅力はそのような高度な技術を使って、徹底的に下品でバカな笑いをこれでもかと詰め込んでくることです。あまりにも面白すぎるので、公衆の面前では決して読まないことをおすすめします。悪いと思いながらもツッコまずにはいられない!高橋さんが聞いている。 北欧ゆう名無し月刊ガンガンJOKERにて連載されていた、盗み聞きギャグコメディ。 「ちょっと聞こえてしまった」とクラスメイトの会話を隠れてコソコソ聴く主人公。 どうしてそうなるの!と思わずツッコみたくなる。 だけどそれがとっても気持ちいい 共感性バツグンの作品!第一回キャラ人気投票の結果が意外だった件暗殺教室 松井優征なまこデラックス1位の赤羽業が432票、3位の殺せんせーだと292票。 2周年記念だから、連載期間のだいたい半分なのに1000いってないって事実に驚いてる 距離感が測れなすぎじゃね?系ラブコメ阿波連さんははかれない 水あさと地獄の田中人との物理的&精神的な距離感が測れない阿波連さんと隣の席になったライドウくんが、すごい距離を詰めていく感じの話。ジャンプ+での新連載 阿波連さんちっこくてかわいいし、距離感近すぎる阿波連さんへのライドウくんの「〜じゃね?」ってツッコミがだんだん癖になる阿部共実の青春群像コメディ潮が舞い子が舞い 阿部共実名無し潮が舞い込む海辺の田舎町が舞台なのでゆったりとした空気感があるけど、登場人物は多種多様で面白い。群像劇なので特定の主人公はいないけど、高校2年生たちのやり取りがメインのようです。第4話の同じ団地に住むマンガ家のお姉さんの話おもしろかった。これからどんなふうに展開していくのか楽しみ。キャラが愛おしいアシガール 森本梢子みずきタイムスリップものもいろいろあるけど、冒頭で、女子高生の制服の形が、夜目には足軽に見えなくもない…というところに大笑いしました。性別を隠して、一目惚れをした若君に仕える、しかもけっこう活躍しちゃう展開も面白いです。 そして、キャラがみんな個性があって、愛せる!主人公の唯は小動物みたいでかわいいし、若君はかっこよくて色気がある。弟も両親もおもしろいし、恋敵の姫様すらかわいい。 現在と昔を行ったり来たりするSF展開だけど、時代考証もしっかりしていて無理がなく、歴史物が好きな人も詳しくない人も楽しめると思います。 救いの物語[カラー版]フルーツバスケット 高屋奈月名無し草摩家にまつわる呪いの話が主軸となっているがオカルト一辺倒ではなく、主人公の女子高生・本田透が登場人物をことごとく救っていく話。人にはそれぞれ事情があり、それぞれの抱える悩みをまるごと受け入れようとする透には、登場人物のみならず読者までもが救われ、癒やされる。聖人のような透にも、暗い感情やたった一人を想う気持ちがあるというのもまた一興。ピュアな気持ちになれる銀色のハーモニー 柊あおいみずきとってもピュアな気持ちにさせてくれるラブストーリーです。読むとホッとしたような気持になるので心が疲れた時に読み返しています。登場人物の気持ちが丁寧に描かれているので、ついつい話に入り込んでしまったり、主人公の気持ちに入り込んでしまったりと読み始めると一気に読んでしまいます。絵柄も昔から変わらない柔らかい雰囲気で好きです。今の若い子が読むと古臭くて物足りないかもしれませんが、ぜひ読んでみてほしいと思う一冊です。今ではわりと普通にな…カラーレスガール 白野ほなみaico今ではわりと普通になってるジェンダーレス。素朴な絵で見やすいけど、いろんな心情考えさせられる漫画。 非リア充がリア充になっていく…はじめてのギャル 植野メグル名無し童貞である主人公が友達からクラスのギャルに告白をすることを強いられ、告白をしますが、なぜかOKされてしまう。そこから恋愛経験が非常に乏しい童貞の主人公とギャルの交際が始まるのですが、この不釣り合いとも思えるカップルがどのような日々を歩むのか?というところが面白い。非リア充だと思われていた男子が、徐々にリア充になっていくようなストーリーが好きな人におすすめ。一つの嘘がここまで、、ライアー×ライアー 金田一蓮十郎Pom 一つの嘘が、こんなに盛大な恋物語になるとは驚きでした。嘘は嘘を呼びますね。 遠回りしてでも、くっつく透と湊だったのかもだけど、周りに傷つく人もいたり、嘘をつかせてしまったり、切なさ感じるところもありました。 それに湊と気づかないほどの化粧マジック(?)すごい。笑 終わりは、皆ハッピーでよかったです。 そして、あんなに相手を思うことができる烏丸くん( 湊の元彼)は優しすぎて器の大きい男性だと思った。<<111112113114115>>
新型コロナウイルスの影響で春のセンバツが中止になった。コロナなんかクソ喰らえ! 少年の頃から甲子園を夢みて日夜練習に励んでいた球児たちのことを想うとほんとうに涙がでる。色々と救済案が検討されているらしいが、おそらくどれも大した効果は生みはしないだろう。奇跡的にも90回、100回と聖地・甲子園の地で途方もない熱戦を繰り広げ続けている大会だからこそ球児たちの憧れになる。この奇跡的な歴史の積み重ねの上に、こんどは自らが新しい歴史を刻んでゆく、これほどの夢がほかにあるだろうか。 ジタバタしていても仕方ないので、ちばあきおの『キャプテン』を読む。もちろん、イガラシ編の春の選抜大会の巻だ。大会に向けた過激な練習が教育ママの松尾の母ちゃんに問題視され、そんなタイミングで運悪く松尾が怪我してしまい、イガラシは校長から選抜辞退を宣告される。 ジタバタしていても仕方がない。いまこそ我々はちばあきおの『キャプテン』を読むべきなのだ。可哀相な事態が起こったから救済措置を設けますといったって、この世界はマイナス1に1を足せばゼロにもどる数式のようにはできていない。無念は無念のまま残り、救済は救済としてあるかもしれないが無念とはすれちがったままだろう。それどころか、救済が何らかの形で夏の大会にまで及べば、さらなる無念や軋轢を生むことは想像に容易い。いまこそ我々は『キャプテン』を読むべきなのだ。