科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌

ちょっとエッチな空想生物生物学

科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌 KAKERU
ゆゆゆ
ゆゆゆ

異世界の知識を武器に、蜘蛛人間娘とか鳥人間娘とか魚人間娘とか、クリーチャー娘とのハーレム実現にむけて、まい進する男・栗結大輔。 いちおうじゃなくても年齢指定な性描写はあるんですが、そのシーンの合間に賢者モードのような勢いで書かれるクリーチャー娘の生態。 思わず、外骨格、内骨格という点が気になってきます。 ファンタジーなのに、とってもバイオロジー! クリムスがクリーチャー娘を助けつつ、「ハーレム王になる男!」と言っていることを除けば、実地調査で言葉から異世界の生き物を紹介する『ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~』の生物学版です。 例外条件がひどすぎますが、生物学的にクリーチャー娘を調べるときはすごく淡々と、そして喜々としていて、それはそれで変態みを感じます。 途中で出てきた筋肉マッチョなおじさんに見覚えがあって調べたら、『魔法少女プリティ☆ベル』の作者さんでした。ぶっとんでいて、おもしろいはずです。 ちなみに、クリーチャー娘たちは見た目は未成年でも、クリーチャー娘の世界的には全員成人なので、セーフだそうです。

イセグレ 異世界チート無双 俺TUEEE系イキリ転生者に かませ犬にされ続けたエリート騎士、超グレる。

アンチ異世界転生! アンチトラック!! #1巻応援

イセグレ 異世界チート無双 俺TUEEE系イキリ転生者に かませ犬にされ続けたエリート騎士、超グレる。 いづみかつき
兎来栄寿
兎来栄寿

異世界転生して、努力もなしに「俺TSUEEEEE!!」してハーレムを築き上げるのは陰キャの希望であり夢。 しかし、そんな夢の下で泣いている者もいるという所にスポットライトを当てた物語です。 幼いころから努力に努力を重ねて強くなり、高潔な魂で正義と平和を愛して人々のために戦い続けてきたレトリバー王国の騎士ポメラ。彼が、続々と異世界から現れる転生者のかませ犬にされ続け、努力は決して裏切らない……などということはなく何の努力もしていない者たちが与えられたものだけで無双してすべてをほしいままにしていくこともあるという、残酷な現実を突きつけてくる物語です。 結果、大いにグレてしまったポメラが逆に現実世界に乗り込み、異世界転生の円環を阻止していくという切り口が面白いです。努力なしに強くなる主人公がメインストリームとなっていた昨今において、カウンター的な作品となっています。 「オレはなァ トラック見ただけでイライラするんだよ!! テメェらは一体今まで… どんだけの人間たちを異世界転生させてきたんだ ボケェエエエエエ――――!!!!」 と、木刀でトラックを叩き壊すシーンは声を出して笑ってしまいました。その数ページ後に更に新しいトラックが出てくるところも最高です。何なら、事あるごとに出てくるトラックの天丼でずっと笑います。 チャンピオン系作品なのに、全体的にマガジン系ヤンキーマンガの雰囲気を纏っているところも好きです。 主人公の名前がポメラなのも、ポメラニアン好きとしては応援してくなるポイントです。 異世界転生させるトラックを破壊するカタルシスを味わいたい方にお薦めです。

悪魔の花嫁

マジのガチで縦横無尽な文化教養マンガだった #完結応援

悪魔の花嫁 あしべゆうほ 池田悦子
名無し

昔の名作少女漫画という話題になると結構目にする悪魔の花嫁。マンバ通信でも取り上げられてたし読んでみるか〜と思って1巻読んだら、少女漫画らしくてメチャクチャよかったしマジで縦横無尽な文化教養マンガだった。 https://manba.co.jp/manba_magazines/11982 1巻でテーマとなったものだけでも ・【絵画】ドガ『踊り子』 ・【クラシック】ショパン『ノクターン』、シューベルト『魔王』 ・【環境問題】公害 ・【古典】竹取物語、ギリシャ神話、能楽(観阿弥・世阿弥)、源氏物語 …と、盛りだくさん。「ほぉ〜」と感心しながら読んでしまった。 作中世界について、↑の記事を書いた和久井さんが「異世界風ジャパン」と言ってたけど秀逸すぎる表現ですね。 日本の男子学生が自宅で貴族みたいな長テーブルで食事して平然と燭台持ちながら地下室に向かい出すの最高…! 少女漫画でおなじみの憧れの欧州の上流階級の暮らしを「こういうの好きなんでしょ?」ってサラッと現代日本(※70年代)にぶっ込んでしまう素直さ柔軟さが素晴らしい。 なによりにぶっ込んでも違和感を感じさせず、世界観を崩壊させない手腕がすごい。 正直1巻の時点ではスパダリというか結構粘着ヒーローって感じなので、2人がこのあとどうなるのかすごく気になる。 【追記】 気になったのが、主人公・美奈子という名前。 「ディモスの妹で、美と愛の女神ヴィーナスだから美奈子」という説明がされていたのですが、この「ヴィーナス=美奈子」って何が発祥なんだろう。 いままで「ヴィーナスで美奈子」と言えば愛野美奈子ことセーラーヴィーナスだと思っていたので驚きました。 あと1巻の最後のお話「愛は炎の中に」のカップルのやりとり。「やけどで酷い容姿になってしまった恋人(男)のために目を潰した彼女」って、これも何か元となる故事があるんだろうか。康一くんは由花子さんのために目を潰そうとしたけど、悪魔の花嫁読んでたのかな…。

魔入りました!入間くん外伝

外伝 一巻 カルエゴ編

魔入りました!入間くん外伝 西修
ゆゆゆ
ゆゆゆ

ストーリー設定は、あの悪魔(人)たらしの入間くんがまだいない世界(もしかすると、産まれてすらいない?)、そして見慣れた大人の面々もまだ初々しいというか若さというか、まだ幼さを感じる年齢の時代。 学校も荒れています。よくあの秩序だった今の学校へ変わったなと驚くばかりです。 登場する、若かりし頃のオペラさんは無茶苦茶というかめちゃくちゃ度合いがフルスロットルで、とてもおもしろいです。大人げない無茶ぶりと思っていましたが、落ち着かれていたんですね。 バラム先生は本編でもあったように、絵本を読む、夢見る子として描かれています。かわらず怪力ですが。そして、しれっと出てくるバラム先生のご両親。他のご家庭と同じく、似ています。 主人公のカルエゴ先生は、真面目というか厳格というか、その性格ゆえに昔から苦労していたことが伝わってきます。 まさか自分が召喚されてエギーちゃんになると、想像だにしないでしょう。 大人になっても「仲が良い」三人組の学生時代。 本編では読むことができない、作者本人によるサイドストーリーは、とてもおもしろかったです。 読み直したら、あとがきに「外伝は基本カルエゴの物語なのですが、他にもお話したい悪魔たちは沢山います」と書かれていて、カルエゴ編続刊も、別の方の外伝も楽しみだなと思いました。 続刊を気長に待っています。

マツケンクエスト~異世界召喚されたマツケン、サンバで魔王を成敗致す~【電子単行本】

すべては咲顔のために #1巻応援

マツケンクエスト~異世界召喚されたマツケン、サンバで魔王を成敗致す~ 遠田マリモ 林たかあき
兎来栄寿
兎来栄寿

先日、家族がマツケンポストカードを買ってきて 「今年一番良い買い物をした! あらゆる魔を祓ってくれそう」 と、嬉々として保護ケースに収納していました。 最近では『なかよし』のふろくになって幼女たちの間でも人気と知名度が急激に上昇していたり、先進的すぎる「マツケンARパレード」が話題になったり、再ブレイクしているマツケンこと松平健さん。身近なところでも、その勢いを感じている今日この頃です。 そんな彼が異世界転生する本作、遂に待望の1巻が発売。 https://x.com/monthlychampion/status/1775084538932437272?s=46&t=S5wm4E-TmT39NBg4BgQsPA 掲載誌である最新号の『月刊少年チャンピオン』も大変なことになっていました。すべての闇を払拭する圧倒的な光輝のオーラを感じます。 そう、今世界には闇が満ちています。戦争や疫病や災害といった人類史上で常に人類を悩ませてきた大きな問題から、現代社会特有の家庭や人間関係、システムの歪みが生み出すものまで多種多様な闇が。 人々には、救いとなる大いなる光が必要なのです。こんな混迷の時代だからこそ、マツケンサンバが再び輝きを増すのです。 マツケンが求めるたったひとつのもの。 それは、人々の咲顔(えがお)。 苦しいことや辛いことが数多くあるこの世界で生きている人に、咲顔を生み出したい。取り戻したい。その純粋で強い想いが、彼の纒う煌めきとなって見るものに降り注ぎます。 仕事で、プライベートで、疲れたときに今必要なのは実はマツケンかもしれません。あなたもこの作品に触れて、一時難しいことをすべて脳内から取り払って、失ってしまっていた咲顔を取り戻してみませんか? なお、同時発売の『異世界小林幸子~ラスボス降臨!~』と一緒に買うと特典がつくキャンペーンなども行われているのでチェックしてみてください。