少年画報社マンガの感想・レビュー367件臨場感がすごいベアフェイス ~公安を去った男~ 狛犬はやとstarstarstarstarstar漫画大好き元公安の刑事物。 絵のタッチも好みで、サクサクと読みやすい。 VIVANT監修の元公安、勝丸円覚氏の協力も仰いでいるそう。 今後の展開にも期待が持てそう! PS)作者の狛犬はやと氏はファブルの南勝久先生の元アシスタントをしていたとのこと。偉人画報 三峯徹 #推しを3行で推す偉人画報 三峯徹 金平守人 稀見理都starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ まさに現代の偉人伝。いろんな現代の偉人伝を読んできたが特に面白いね。金平守人の絵とちょうどあってる。あと塩山芳明の話とか懐かしいな ・特に好きなところは? ネットの情報が少なく三峯徹が謎の存在だった時期の話。ちなみに俺の周りでは「エロ漫画界のざしきわらしで、三峯徹が投稿しなくなった雑誌は休刊する」と言われていました。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! エロ漫画雑誌とか関係なく一人の好きなことをやり続けている人の話としても面白いのでおすすめです。題材がエロ漫画でなかったら小学校の夏休みの課題書になっても良さそう 2013年、多くの人の"想像"が拡がった頃百万畳ラビリンス たかみちstarstarstarstarstar_borderさいろく連載開始からもう11年も経ったんだなーと驚いたりショックだったりもするけれど、思い返すと10年代前半は漫画もアニメも「なろう」の波に押し流されないように必死だった時期でもあったと思う。 なんでか、なろう系に限らずだけどオタク文化は未だギリギリ悪いものとして扱われがちだった時代な気がする。ラノベも一部インフルエンサーにTwitterで酷評され続けていたり。多様性を受け入れられていない社会だったんだきっと。 今思えば慣れたよね、受け入れられないのカッコ悪いみたいな空気ができて。でもって今はまた本流に戻そうとしていたりする風潮も一部ようだけど、それはずっと一部なのだろう。 脱線しまくったけど、2013年に連載が始まったこのJDが迷宮に迷い込んでなんとかしていくマンガ「百万畳ラビリンス」はそこそこ異彩を放つ存在だった。 ファンタジー要素ナシで(異世界じゃない)、流行ってた俺つえーでもなくて。 かつ絵が上手い。 登場人物が可愛い(人外も含む)。 ゲーム大好きデバッガー(自分の世代だとその頃デバッガーバイトでやってたやつが珍しくなかった)な女子大生が主人公。 なにより、話がショートショートっぽくてとてもいい具合にキュッとまとまっていて、かつ壮大だったので当時一度読んだだけだったけどお気に入りだった。 #2巻で完結したマンガ としてマンバでまとめられているところで超久しぶりに出会えてすごく嬉しかったので改めて電子購入。今を生きる喘鳴が聞こえる短編集 #1巻応援天国に生まれた僕らの話 石田ゆう短編集 石田ゆう兎来栄寿『妄想フライデー』の石田ゆうさんが、これまで描いた短編5つを雑誌・出版社の垣根を越えて収録した短編集です。 「光のゆくえ」 やっと就職できて半年働くことを続けられたと思ったら、大規模な電波障害により街の人々と共にみんなスマホが使えなくなり途方に暮れているところで「ネットを使える場所を知っている」というバニーガールに出逢う一夜の話。 「美人は三日では飽きない。」 大学を中退し就活23連敗中の25歳フリーターで、美人にトラウマと嫌悪感を持つ青年が新たに美人と出逢う話。 第84回ちばてつや賞ヤング部門大賞。 「犬も喰わない僕」 8年ぶりに東京から帰ってきた地元で、昔馴染みの画家を目指す20歳の女の子に自分は今漫画家であると偽る天才になれないアシスタントの青年の話。 ヤングマガジン月刊賞入選作。 「彼女とわたし」 外国人のような風貌の転校生が、クラスのアイドル優子の一言をきっかけに不登校になり「魔女」と仇名されるようになって、本来カーストは下なのに優子のグループに属する主人公が同じ団地に住んでいる魔女とある契約を交わす話。 「ブルーブルースプリング」 高校卒業以来7年ぶりに学校の制服を着て遊んでいたら、夜の公園で女子高生と知り合うお話。 個人的には『コミックビーム』に載っていた「彼女とわたし」がとても好きで、去年読んだ読切の中でも特に印象的だった作品のひとつです。 かわいくて穏やかなのに端々から性格の悪さを感じさせる優子ちゃん。彼女を中心とするグループに必死にしがみつく主人公。学校生活における人間関係の息苦しさのリアルさ。脆い尊厳を容易く踏み躙られた悔しさや悲しさ。それでも、そこから始まるシスターフッドの美しさ。 写実的な画風で、全作品を通して背景や小物も緻密に描かれているのもリアルさを底上げしています。生きることに向いていなかったり自分や他人を受け入れられなかったり、それぞれに思い悩む現代の人間たち。おのおのの蟠りを煮詰めながらも、最後の「ブルーブルースプリング」と巻末のおまけで読後感はすっきりとしています。 若々しさ溢れる部分もあり、今後のさらなる活躍も楽しみになる1冊です。 「横浜黄昏咄咄怪事」感想横浜黄昏咄咄怪事 吉川景都ニーナ怪異がうじゃうじゃ出てくる割に、ポップ(笑)な描かれ方なのでそこまで恐怖を感じず気楽に読める。 とはいえ、東條リアムの身に起きた都市伝説に纏わる出来事はわりと深刻な事態なんだよな。加賀美先生のまだ明かされてない過去も気になるわ。いじめのないディストピアの可否 #1巻応援いじめ撲滅プログラム ピエール手塚 藤見登吏央兎来栄寿最近GACKTさんにも絶賛されて話題の『ひとでなしのエチカ』や『ゴクシンカ』のピエール手塚さんが作画、『枕営業の眠さん』の藤見登吏央さんが原作を担当する作品です。 電子では1週間前に発売済みですが、本日紙の書籍が発売となりました。 内容はタイトル通りのもので、人間が人間である限りなくならないいじめに対してAIによりいじめを検知して対処する「いじめリアクター」が開発され、システマティックな統制を行なっていこうとする社会を描いた物語です。 いじめっ子に対しては、物理的な対処を行った上で脳に機械を埋め込み「優しい人間」になってもらうという処置までセットになっています。 『時計仕掛けのオレンジ』や『PSYCHO-PASS』などを髣髴とさせる設定で、ディストピア感もあります。いじめに苦しめられた経験のある人や現在進行形でいじめに苦しんでいる人の中にはこのシステムの実在を望む人も多いのではないでしょうか。 人類史を紐解いていくと、狩猟採集の時代から人間は誰かへの陰口を叩くことによって仲間と結束してきた歴史があるそうです。その時代は弱い者を排斥しないと、直接的に自らの命が脅かされる危険性があったことも影響しているのでしょう。 強い者も弱い者も皆で支え合って生きていく社会というシステムが高度化しても、いまだに弱い者や異なる者を排斥したり、それによって結託したりしようとするのは人類がアップデートすべきバグです。 現実的には人権の問題があるので、個人の脳に機械を生み込んで思考を統制するようなことは禁忌ですが、どうしても起こってしまういじめひとつひとつに対して対症療法を行うよりは根本的な原因を取り除きたいという心理は理解できます。 個人としては堪え難い辛苦を受けた先で、それを再び生み出さないためにどうすれば良いのかという問への回答を自分なりに出した牧人。それ自体は法的にさまざまな問題があるとしても、その大元の気持ちは否定できません。 現実にこれからも存在し続けるであろういじめという社会問題。倫理道徳の境界線上で、考えさせられる物語です。ラノベっぽい中ニ感と美しいエンディングクロノクルセイド(新装版) 森山大輔starstarstarstar_borderstar_border瀧ストーリーは正直置いてけぼり感あるけど決して戻ることのない今までの人生と残された時間をどうするかというテーマが一貫してるのが好感もてる 最近流行りのループ物だったり、展開に困ったらとりあえず過去に戻ったりする作品よりは全然好き 絵も安定してるし、ダンス踊るとこやラストなどやたらエモいシーンを描くのが上手いので刺さる人には刺さると思う 作家さんの思いに寄り添うからこそ真剣に正直に死後出版 田中現兎starstarstarstarstar_borderPom 死後に本を出版する編集者・栞田さんが主人公のお話。 栞田さんの真っ直ぐ瞳が先ず好きです。 出版出来るか出来ないか、作家さんのことを想うからこその厳しい言葉もはっきりと真正面から言うのが素敵で好きで、読んでる側としてはスッキリとした気持ちになりました。 面白いの言葉が適切かは分からないけど、心に響くものがありました。 人それぞれ、本当に色んな物語がありますね。 死と逆の生についても自然と考えました。新進気鋭(40歳)なIT課長兼漫画家の商業誌2作目ひとでなしのエチカ ピエール手塚starstarstarstarstarさいろく40歳にもなると酸いも甘いも噛み分けられるようになってくるもんなのです。 そして漫画家だけでなく社会人経験が(現役の課長でもあるのが)マンガにも活かされてるのかなぁと思わされるストーリーや台詞回しが良い。 でも彼の作品全部裏社会ばっかりなのが気になる _人人人人人人_ > ヤクザ漫画 <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ 3巻になって絵柄が安定してきた+女の子が可愛くなった(表情・身体の書き分けがすごくわかりやすい)っていうところで非常に期待値が上がりつつ、モブが全員同じ顔に見えて誰が誰かわからんという難点もあるのでそこら辺は次回作とかでは最初から解決されていくであろうと。PDCAサイクルを持ってそうな漫画家さんに期待。セリフの重みがすごいひとでなしのエチカ ピエール手塚かしこコミックビームの姫乃たまさんの連載コラムでピエール手塚先生にインタビューされていました。先生は大家族の長男で自分が働き始めてからは兄弟達の学費や生活費を稼がなければならず大変だったらしいです。それが終わったので子供の頃から好きだった漫画を描いてみた…というエピソードに興味を持ったので読んでみました。 闇金のケツ持ちのヤクザが主人公なんですが、ジャンルでいえばアクションではなく人間ドラマ。もっといえば会話劇のような感じです。ただ前述の豊富な人生経験がベースになっているであろう言葉の重みがすごいので飽きずに読んじゃいました!主人公が自分を捨てた母親に再会する話のベースになった作品でちばてつや賞の佳作を受賞してるんですね。面白かったもんなぁ〜! 弁当で垣間見える温かい人間関係至極のお弁当 佐々木善章starstarstarstarstar_border六文銭主人公が勤める会社の先輩・佐野は、仕事ができるが弁当にも人一倍こだわりがある曲者。 「弁当の質は、仕事の質」 という格言まで飛びだすほど、弁当にこだわりまくる。 たかが弁当、されど弁当という感じで、弁当1つでめちゃくちゃ話が広がるのがすごい 大きなくくりではグルメマンガなのだろうけど、弁当のおかずに対するうんちくやその調理法だけでなく、作り手やどういう思いで食べているかにもフォーカスしてて、何ともいい話が多い。 佐野も変わりものだが、弁当の存在価値に共感する人への愛情の深さがすごい。 特に定年退職する人の話に、全部もってかれました。 弁当を見る目が少し変わる・・・かもしれない作品です。本筋と関係ない紅の流れ星さんメイン回のほうが面白い漫画だったジオブリーダーズ 伊藤明弘starstarstarstarstar_border瀧中盤までのドタバタアクションモノから一転、鬱漫画になることでファンがちょっと荒れた作品 個人的にはあの展開もアメリカン・ニューシネマ的でわりと好きだけどまあドタバタ劇のほうが楽しかったのも分かる 「紅の流れ星」こと梅崎真紀ちゃん回のガンアクションはマジでスゴイ ちなみに今は作者が身体を壊して第二部完で止まっている、MOONLIGHT MILEも同じ状態だったけど連載再開したしこちらもそうなることを祈る阿呆な男女が千変万化する世界で、想い人を探す旅に出る……も、そこにいたのは!?パラレルリープ・シンドローム タカハシノブユキstarstarstarstarstarナカタニエイト<ログライン> パラレルワールドを何度も行き来する男女の物語。 <ここがオススメ!> 様々なパラレルワールドが描かれており、妄想が捗る広がる。 「もしも、あの時あの選択をしていたら……」 きっと誰もが一度は考えたことがあるであろう、その思い。 ふとした瞬間に自分の過去も一緒に旅してしまうような。 でも、複雑な設定に対して適宜いい感じの説明を入れつつ、コメディ仕立てに仕上げているので、おかげで読みやすくて、わかりやすい。 漫画として、めちゃくちゃ上手い。 何よりも絵柄から物語からヒロイン(黒髪の方)から世界観全てが、超絶私好みでたまりません…… <この作品が好きなら……> ・夜は短し歩けよ乙女 https://manba.co.jp/boards/75236 ・山本和音作品集「夏を知らない子供たち」 https://manba.co.jp/boards/142268 ・ホテル・ローレルの渡り鳥たち https://manba.co.jp/boards/159466 つまらない異世界狙撃手は女戦士のモフモフ愛玩動物 いのまる 光永康則名無しただエロを使っただけの一発屋の漫画です。 女性が読むこともお忘れですか?ただ気持ち悪くて不快なだけの漫画でした。エロを出さなくても面白い漫画はたくさんありますよ?見習って勉強してから漫画を描いてください。 女性の体を馬鹿にするあなたに描いてほしくありません、がっかりです。自分の大切な人に気づく旅。の様なパラレルリープ・シンドローム タカハシノブユキstarstarstarstarstarPom もし別の世界線に行けたなら、何するかな〜何を変えたいと願うかな、自分なら。 この物語は、結末は同じでも世界線が一つだけじゃない、のが興味深い。 何となく、”別の世界線”、”パラレルリープ”ってそう言うことか。と理解できてきたところで次巻、3巻なので気になるな〜 表紙の春呼さんがすごく可愛くて、読み進めたけど色々と想像とは真逆だった、結論、読んで正解でした! 春呼さん、フワフワして不思議ちゃんな様だけど芯はしっかり通ってそうな、夢路浪くん振り回されないでーって思ってしまう。近くにいるのになぁ〜。。 面白かったです。秘境・奇祭・ミステリーニッポン秘境紀行 佐藤啓名無し前にも読切として載っていたらしいですね。何号に載っていたんだろう、読みたい。もしくはシリーズ化してコミックスになって欲しい。 夜明け前に死ぬ夜明け前に死ぬ 大北真潤starstarstarstarstar寸々男女間でのスワッピング有りのヴァルキリードライヴマーメイド。 血縁関係が敵対してくるあたりは王道の少年漫画っぽいか。 男男、女女ペアで最終的な決着を描いていたのは好感が持てた。 夜子・キング間の「能力の評価と純粋な好意の非対称性」を、エトワールの最後のセリフが救ったのも良かった。 いわゆるメリバなので評価分かれそうではあるが、九々・ベルトリーニの過去編などまだまだ読んでみたい要素はあった。 最初からキャラを絞っていたのであまり広げるつもりはなかったのかな…?とも思うけど。続きはよドリフターズ 平野耕太starstarstarstarstar山下真司現世で死んだ有名武将や哲学者、陰陽師などがファンタジーの世界に召喚される系のストーリー。織田信長、那須与一、ジャンヌダルクや土方歳三などが敵味方に分かれて戦う。これだけ見るとありきたりでスッゲェつまんなそうだけど超面白いからどうぞ。主人公は最強のおっさんドンケツ たーしstarstarstarstarstar_border山下真司破天荒ヤクザ・ロケマサが暴れ回る任侠漫画。 基本クズだけどごくごくたまに優しい。 パッと見つまんなそうだけど読み始めたら結構ハマるよ? 水上作品読むならこれ!惑星のさみだれ 水上悟志starstarstarstarstar山下真司水上作品の空気感を味わうのにオススメな作品。10巻でしっかりまとまっていて能力系の漫画の中でも上位に入るくらいには好き。アニメはコケちゃったので残念だったよ。グルメ×大人の青春ワンナイト・モーニング 奥山ケニチstarstarstarstarstar_border山下真司毎回食事と付随した大人なエピソードが面白い作品。オムニバス形式で色々な恋愛模様を味わえます。二人で一緒に同じものを食べるっていいよね。ワンナイト・モーニング 奥山ケニチ干し芋甘酸っぱい恋愛の始まりのドキドキしながらの朝ごはん。 食べている人たちは、本当に美味しそうに羨ましいくらい良い顔してます。 幸せってこういうことの積み重ねなんだなぁ、と改めて思ったり。 読者もほっこりできる漫画。 ここまでギャグな百合久々に読みましたサチとユーカ 詩原ヒロstarstarstarstarstarnyaeなんとなく絵柄が好きだな〜しかも百合なんだ!と気になり読みました。 初っ端からしっかりエロくてうおお、と思いましたが同じくらいギャグも強くて鈴菌カリオさんの「当て馬カノジョ」とか好きなので、そういう自分にはドンピシャでした。一方で、同性愛が存在として無いものとされたり変なモノ扱いされる描写もありますが、そういうのもただの百合ラブコメにとどまらない面白さだなと思います。もっと広く知られてほしい漫画です!ふたりはキャバ嬢!の感想 #推しを3行で推すふたりはキャバ嬢! ゐなり名無し・カズサとひよりの2人がとにかく可愛いー! ・キャバ嬢の話って言ってもドロドロしてなくてオモシロ可愛い! ・「ふたキャバ」ヤンキン連載化!?これから楽しみ!<<12345>>
元公安の刑事物。 絵のタッチも好みで、サクサクと読みやすい。 VIVANT監修の元公安、勝丸円覚氏の協力も仰いでいるそう。 今後の展開にも期待が持てそう! PS)作者の狛犬はやと氏はファブルの南勝久先生の元アシスタントをしていたとのこと。