DU BOOKSマンガの感想・レビュー9件自分探しの旅・・エロイーズ 本当のワタシを探して 関澄かおる ペネロープ・バジュー ブレstarstarstarstar_borderstar_borderママ子ジョゼフィーヌ!で話題になった、ペネロープ・バジュ―さんの作品で 記憶を失った女性が「自分が何者なのか」自分探しをしていくお話。 自分が記憶をなくしたことに気づいたら、エロイーズのように自分探しをしようと 考えるだろうか・・。ひたすらパニックになってそう。パリの女性は精神が強いのかしら 個人的にはジョゼフィーヌ! の方が好みかも。共感でしかない!!ジョゼフィーヌ! アラサーフレンチガールのさえない毎日 関澄かおる ペネロープ・バジューstarstarstarstarstarママ子※ネタバレを含むクチコミです。「さえない毎日」を生きる喜びがあるジョゼフィーヌ! アラサーフレンチガールのさえない毎日 関澄かおる ペネロープ・バジュー名無しフランスではブログで連載するスタイルのマンガが一定の人気を博していて、著者のペネロープ・バジューは本作の前にそうしたブログ連載のマンガでヒットを飛ばしています。『ジョゼフィーヌ』もブログのようになんでもない生活の一場面を切り抜いたような作品です。各話は基本的に1ページで完結するので、読み味としてはコボちゃんとかに近いかもしれませんね。 主人公のアラサーOLジョゼフィーヌの暮らしにはわかりやすい幸せも人生大逆転も起きるものではないですが、ポップな色合いと軽妙なキャラクターのやり取りを見ているとなんだか元気が湧いてきます。 自分が一番いいな、と思うのは愚痴を言って励まし合う友だちが沢山いること。出会いがないことに文句ばかりのジョゼフィーヌですが、いい人たちに恵まれてるじゃん!と思いました。 飼い猫の名前がブラッド・ピットなのも好きです。物語の始まりのシーンが好きエロイーズ 本当のワタシを探して 関澄かおる ペネロープ・バジュー ブレANAGUMA本作、ベンチに座っていたエロイーズがふと記憶喪失になっていたことに気付くシーンから始まるのですが、その自然さがなんだか巧みで、ピンク色のカラートーンとともに強く印象に残っています。 メインとなるストーリーラインはサブタイトルにもある「本当のワタシ」探し。 少ない手がかりを元に記憶を失う前の自分がどんな人間だったのかを調べていく…と書くと壮大なミステリーやサスペンスのようでもありますが、そうそう大変なことが起こるわけでもないのが人生というものかもしれません。 どこにでも居る女性だった(と思われる)エロイーズ・パンソンの身の回りも、世の人のご多分に漏れずありふれた出来事ばかりだったようで、一生懸命過去の自分の身辺調査を行うほどに些細でちっぽけなことばかりが判明していきます。そのようすは親近感やおかしみと同時に、どこか空虚さというか、切なさも感じさせたり…。 「記憶を失う前の自分ってどんな人間だった?」というのを入り口に「そもそも根本的に自分ってどんな人間なんだろう?」という二重の意味で「本当のワタシ」を探すことになるのが妙味です。 そんな深いテーマもありつつ、バンドデシネとしてはかなり読みやすい部類に入ると思います。エロイーズのちょっとした仕草がどれもかわいかったり、普段縁遠いフランスでの「フツーの」暮らしが垣間見えるだけでも面白いので、読む機会があれば気軽に手に取ってみてほしい一作です。 まさかフランスでそんなに日本のアニメが放送されていたとは…!フランス人の私が日本のアニメで育ったらこうなった。 エルザ・ブランツ書肆喫茶mori店主フランスで日本のアニメマンガが人気なのは知っていたけど、まさかこんなにリアルタイムに日本アニメが放映され、日本の子どもたちと同じようにアニメファンになっていたとは! 驚きと嬉しさでいっぱいです! 作者のエルザ・ブランツさんは75年生まれなのですが、同年代の方なら見覚えのあるアニメマンガがたくさん登場します! それにしても暴力表現を子ども向けにアレンジして学園コメディになってしまったという『北斗の拳』がとても気になる…!フランス人がどうやって日本のコンテンツを摂取してるかフランス人の私が日本のアニメで育ったらこうなった。 エルザ・ブランツキャップ推しこれ面白かった。向こうでも日本のアニメが放送されてて、今20代後半〜40歳くらいのひとはファンが多いっていうのはちょっと知ってたんだけど、実際どんな感じだったのか、漫画になっててわかりやすい。 『北斗の拳』がセリフ改変されてて全然別の話になってるのとか笑った。 あと初めてフランス語になったマンガが『AKIRA』だっていうのも勉強になった。大友克洋はバンド・デシネとかすでに読んでたって言うからある意味逆輸入と言うか…。興味深いです。 そういう雑学的な面白さと「どこの国もオタクは変わんないなぁ」っていうのが楽しめました(ザックリまとめちゃうのはちょっと危険かもだけど)。 スピリッツでやってる『ミンゴ』もそうだけど、こういうオタク国際マンガ、もっと増えたら面白そうです。最高にハッピーな色彩!!読んでるだけで癒やされるキュロテ 瀧波ユカリ 関澄かおる ペネロープ・バジューたかな、何を言っているかわからねーと思うが、読めばわかる! いい香りや、綺麗な音を聴くと心が浄化される感じがするけれど、この本を読めばその美しい色彩で同じ体験ができるんです。 絵がオシャレでかわいい!! 目から幸せをダイレクトに摂取している感じがした。 何だこれ…!すごい!! まずもう、開いた最初のページの色がめっっちゃ綺麗! そしてめくってすぐの、登場人物たちがバストアップで描かれ並べられているページ。これが上品なカメオのようで、一目で「はい、この本好き!!!」となった。 そしてこの本は、自分で道を切り開いてきた女性の偉人たちを扱っている。 強い女を美しい色彩とデザインで語る本。 そんなん最高でしょ〜〜もう〜〜!! 友達(女の子)にいつかプレゼントであげたいな〜と思うくらい、素敵な作品です! ガマンするのは終わり!ミシェルの生き方に学ぼうねこのミシェル ミシェル&レスリー・プレ うのたかのり レスリー&ミシェル・プレたか表紙のネコ、めちゃんこ可愛くないですか? 日本人好みの丸顔とカラーリングが最高…! 付箋とかぬいぐるみが欲しくなるたまらない可愛さです。 実はこのマンガ、このぽっちゃりネコ「ミシェル」がネコたちのために執筆した本なんです! ミシェルが普段、幸せに生きるためにどんなことを考え実践しているかを描いているわけですが、 つまみ食い つまみ食い 部屋を壊す 布団にオシッコ 飼い主をひっかく 部屋を壊す 布団にオシッコ つまみ食い … (以下、無限ループ) ネコを飼ったことがない自分にはけっこう衝撃だったのですが、これこそがネコが幸せに生きるコツなんですね…! 人間はもう少しネコに学び、自由になっていいなと思いました。 ぜーーんぶ遺伝子のせい!(このセリフ大好き)サブスクリプション時代の道しるべラズウェル細木のブルーノート道案内 ラズウェル細木名無し音楽はApple MusicとSpotify(3ヶ月100円だったので)で聴いてて、もはやCDはおろかダウンロードすらしなくなってしばらく経つ。膨大なライブラリから聴くべき音楽を探すのは至難の業なので、こういうガイドはありがたい。全部を調べた訳ではないけどベスト20選の音源もApple Musicで聴ける。 レコード会社に音源をリクエストしたり、全部発売されてしまうとそれはそれでつまらないとか言ったり、うっかりLPで持ってる音源をCDで買ってしまったり、輸入盤あるあるネタだったり、ジャケット(ケースも)へのこだわりだったり、そういうのがごっそり抜け落ちてしまうサブスクリプションサービスについて、どう思ってるか(どう楽しむか)についても描いてみて欲しいところ。
ジョゼフィーヌ!で話題になった、ペネロープ・バジュ―さんの作品で 記憶を失った女性が「自分が何者なのか」自分探しをしていくお話。 自分が記憶をなくしたことに気づいたら、エロイーズのように自分探しをしようと 考えるだろうか・・。ひたすらパニックになってそう。パリの女性は精神が強いのかしら 個人的にはジョゼフィーヌ! の方が好みかも。