日本文芸社マンガの感想・レビュー442件<<1516171819>>ニュースで見たようなリアルな話が多いマトリズム 鈴木マサカズ名無し薬にハマっていく過程が怖い。 1話目の売人の彼女の「恨みます」という一言も真に迫っている。自己責任なのかもしれないけど、身近でやってればどうしても引き込まれてしまうよな。薬ってやっぱり怖いと思った 監禁し男の全てを管理しようとする禁忌的な愛を描く監禁婚~カンキンコン~ 近藤しぐれマンバ運営 【掲載誌】 週刊漫画ゴラクNo.2591(2017年12月1日発売)より連載開始 【代表作】 『シグナル100』宮月新/近藤しぐれ 【公式ページなど】 Webゴラク http://www.nihonbungeisha.co.jp/goraku/goraku/ Twitter https://twitter.com/kondou_shigure アウトロー質屋物語の特別編がゴラクに登場新宿セブン 奥道則 観月昴マンバ運営【掲載誌】 週刊漫画ゴラクNo.2584(2017年10月13日発売)より連載開始 【代表作】 『カブキの不動』観月昴/奥道則 『テレビノセカイ』奥道則 【公式ページなど】 Webゴラク http://www.nihonbungeisha.co.jp/goraku/goraku/ 奥道則 Twitter https://twitter.com/okumichinori 奥道則 HP http://www.kcv.ne.jp/~oku777/ 時空をこえた面白さ霧島嵐児 かざま鋭二霧兵衛良かった点 ・細かいことを気にしているのがバカらしくなるくらいの面白さ ・後半に行けば行くほど大暴れ 総評 ・原作者がいない時のかざま先生はまさに「鎖を噛み切った野獣」の面白さがある ヤンマガ時代からしくじり工場 蓮古田二郎はじめ蓮古田二郎先生のしあわせ団地を愛読していました。 哀愁と艶気漂う画は今も健在で、懐かしい気持ちで読みました。 本作をきっかけに、再起を祈念しております! 近代麻雀連載中「鉄鳴きの麒麟児」塚脇永久先生のツイッターで知りました。衝撃の出会いが波乱を起こす、新世代ウーマン・リブ!となりの林檎 山崎紗也夏マンバ運営【掲載誌】 週刊漫画ゴラクNo.2584(2017年10月13日発売)より連載開始 【代表作】 『はだかの林檎』 『ダーリンは55歳』 『サイレーン』 【受賞歴】 『ミス・キャスト』 第28回 ちばてつや賞 ヤング部門 佳作 受賞(鈴木さやか名義) 【公式ページなど】 Web ゴラク http://www.nihonbungeisha.co.jp/goraku/goraku/ Twitter https://twitter.com/sayaka16281極道劇画ショートギャグ浪花任侠道 モンキー・チョップマンガトリツカレ男「名勝負数え唄」や現在連載中の「ふたりエッチ外伝 性の伝道師アキラ」の作者の極道劇画ショートギャグ あらゆるところに通常のギャグ/元ネタを知っているとより楽しめるギャグをいれてくる感じが最高 ふなっしー似の若頭が登場する「ゆるい狂犬」とグレイ田が登場する「グレーな新入り」回が特に好き 同時収録されている「肴」は漫画ゴラクスペシャルとかに掲載されていたが話数が少ないので、単行本化されるはいつだろうと待っていたところだったので、まとめて読めてよかった。 町田に住むおっさん二人町田ほろ酔いめし浪漫 人生の味 鈴木マサカズ霧兵衛良かった点 ・町田でおっさん二人がくだまきながら呑むだけのマンガ ・おっさんの腐れ縁の友情がいい。 総評 故郷の地方都市で働いていた場合俺もこういう感じになるのかな ザ・賭けゴルフの世界親玉’S マスターズ かざま鋭二starstarstarstarstarウマタロギャンブル狂の父親・巌の生き様が最高だった。 見た目といい、破天荒さといい、昭和のスターである勝新太郎を思わせる風貌。親父が登場するだけで、漫画の面白さが倍くらい上がってた気がする。ゴルフはド素人でも、勝負師の勘を頼りにキャディーとして娘をサポートする姿が熱い。飛美も粋で度胸のある娘なので、この親子のゴルフは見ていて気持ちいいものがある。 他は碌な奴が出てこない。 あらすじに書かれていないけども、貧乏とギャンブル狂親父のせいで、金にまみれた連中と違法な賭けゴルフをやり続ける展開だからね。 坂田信弘が付いてないから、風の大地みたいな爽やかさはないぞ! 絵がザ・シェフにそっくり占師サダム 加藤宗霧兵衛良かった点 昼は会社社長/夜は占師の主人公が占いの的中率を上げるのに会社社長の権力を使うところがいい 総評 パターンは一緒だけど短いんで気にならない。 ザ・シェフと絵が似てるんだが関係があるのか 相原コージ原作 地獄のアイドル養成所マンガ愛のバビロン 相原コージ 藤田かくじ名前はまだない相原コージ原作のアイドル養成所の漫画。これまでの相原コージ作品では『ムジナ』に似たものを感じます。 作画は『放課後少女バウト』の藤田かくじ先生が担当されていて、女の子がとてもかわいらしいです。 アイドル養成所「パンダの穴」はグーグルアースにも映らない絶海の孤島にあり、銃を持った警備員が監視の目を光らせています。脱出を試みれば容赦なく処刑されるような地獄に拉致されてきた主人公の花。彼女は外に出るための条件であるデビューのためにトレーニングを積んでいくことになりそうです。 「パンダの穴」の実体、アイドルを育てる目的、後半に出てきた一際目を惹く少女の存在など気になるところはたくさんあります。幸か不幸か、花にはアイドルの才能があったようなので、成長していく姿が楽しみです。 『ムジナ』や『真・異種格闘大戦』にもみられた相原コージ先生の解説語りは健在でした。 居心地の良さそうな下町の老舗居酒屋にてハルの肴 本庄敬 末田雄一郎starstarstarstarstarひさぴよ居酒屋「大門」に集まる人達は、お客も従業員も人情味あふれる人ばかり。 雰囲気は昭和の時代そのものだが、舞台はバリバリ現代の両国である。 タイトルの肴(サカナ)というのは、北海道の港町・寿都(すっつ)出身のハルが、小さい頃から漁師たちに作っていた酒のサカナ料理からきているもの。 元々は魚の扱いには長けていたものの、疾走した父親の影響で、絵描きを目指し東京へ。 運が悪く絵の学校が廃校になり、その後なりゆきで居酒屋で住み込みの料理人を目指すことになるというストーリー。 あとはひたすら居酒屋で働く日々。ビシバシしごかれながらも、周囲の人達に支えられながら、料理人として一歩一歩成長していくのを見守っていきたい気持ちになる。 色恋に逃げることもなく、ひたむきに料理と人に向き合い続けるとても真面目な漫画です。 それにしてもマユゲ太いなー。 本当にありそうで嫌になる程怖い白異本 外薗昌也 高港基資名無しまず表紙からして怖いんだが、外薗昌也の怪談を高港基資が見事に作画していてとても怖い。 自動車整備をしている男がまだ新しい車を廃棄するように頼まれたり、製薬会社の営業マンが配置換えされた途端に給料が上がったりとか、どれもたまにありそうな出来事から始まるんだが、呪いや祟りにかくじつん繋がっていて、本当にありそうでとても怖い。 一応、ハートフルっぽいのも一個だけあった。それ以外は全部怖かった。 裏秘書(ばっどまん)ばっどまん 玉井雪雄starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男元裏議員秘書の主人公 三隅が秘書時代のその経験をいかして団地内で問題を解決する1話完結漫画 団地内問題を解決する流れといなくなった議員の情報を調べる流れがありどちらも人間味があって面白いし食事や缶コーヒーのあたりの話はすげー良い 漫画ゴラクで楽しみに読んでたけど、いつの間にか見なくなった。ちゃんとした最終回は読んでいないと思うんだけど、どうなんだろう 傑作食漫画 食キングの続編極食キング 土山しげるstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男主人公が潰れかけた店の主人に料理と全く関係ないトレーニングで再建させる豪腕漫画の続編 食キングの続編だけあって、ラーメン店の再建にパチンコ屋で働くなどのパターンを踏襲しているけど、食キングに比べてダジャレが多くなっているのが気になる。 最終回直前のお笑いライブの出場の回は何か知らんが胸が熱くなるね... 最新生理学を含めたミステリーホラーギフト± ナガテユカアーネスト佐藤ひとりの謎多き女子高校生が、行きがかりに受けた依頼で社会のクズを解体し、臓器を取り出し、分配するミステリーホラー。実際にあった事件をモチーフにしたエピソードや闇ネット社会ネタがあり、キャラが美人やイケメンの為にそのギャップで鳥肌が立つ。物語の進行上、最新生理学技術も出てきて、生に対する倫理感を考えされられる。果たして人造人間を創り出そうとしている人類は、神を超えられるか! ぐろいけど爽快ギフト± ナガテユカやむちゃ絵がとても綺麗なぶん、グロテスクな描写が引き立っていますので苦手な方は注意が必要です。私刑をどう捉えるかという問題にも繋がるかもしれませんが、私は悪人には裁きがあって当然だと常日頃から思っているので、この漫画はとても楽しめました。他の方も書いてらっしゃいますが、デスノートのキラ崇拝者は好きな方向性だと思います。続編『龍の逆襲 新任侠沈没』が販売開始している任侠沈没 山口正人名無し「龍伍死すとも任侠は死なず!」ということで山口正人『龍の逆襲 新任侠沈没』第一章 雷鳴は高く轟くがすでに発売されているようだ。サンプルを見る限りまたトンデモナイ展開になっていそうだ。 https://bestseller.stores.jp/items/591f9547c8f22c2de00034a5なんといったらいいかわからないが料理バトル漫画の傑作には違いない味師銀平妖刀伝 橋本孤蔵 ビッグ錠starstarstarstarstarマンガトリツカレ男「包丁人味平」「スーパーくいしん坊」「一本包丁満太郎」のビッグ錠と傑作寿司漫画「江戸前鮨職人・きららの仕事」シリーズの橋本孤蔵の傑作。初めてビッグ錠原作の漫画を見た気がする。確か食漫で連載していたんだけど、雑誌自体がなくなってしまった。 スカイツリーの工事現場から出土した一本の包丁を拾った主人公と、その包丁を狙う「魔海鬼一坊」との対決がメインだとは思うんだけど、1話から「ブロークンスカイツリー」って叫びながらマグロを解体したりと、全編通して、ビッグ錠テイストが溢れている。 この辺でかなりおかしいとは思うんだけど、一番すごいのは「魔海鬼一坊」のインパクトかな。名前、格好、喋り方全てが最高でやんす。 フランス人の女子高生が現代日本に物申す漫画クロエの流儀 今井大輔名無しフランス人の女子高生クロエがマナーが悪い日本人とかに物申す漫画。時代劇を見て日本語を学んだから口調が時代劇風で迫力がある。変な意味ではなく「説教漫画」というのが1番しっくりくるこの漫画の表し方だと思う。 ただ、人にぶつかったら謝れとか電車の中では携帯で電話するなとかゴミのポイ捨てするなとか一般的なマナーなんだけど、守らない人もいてモヤモヤするよねっていうのをクロエが強い口調で言ってくれるから爽快感がある。 成人式になると定期的にクロエの流儀の成人式回の画像が回ってくるので見たことある人もいると思う。江戸時代の武士の生活がよくわかる武士のフトコロ 岡村賢二名無し江戸時代の武士の生活がよくわかる漫画。主人公は50俵3人扶持(今でいう年収114万円だとか)の次男。家を継ぐことはできないが剣の腕が立つため、どこかに士官して身を立てるつもりでいる。 剣術の試合の場面も多くそちらも面白いんだけど、下級武士がいかに困窮していたかというのが50俵3人扶持だけじゃなく札差やそばの値上がりやらリアルに描かれていく。 「ごっつあんです」も相撲でののし上がっていくところと金回りの話がうまくバランス取れていて面白かったので「武士のフトコロ」も楽しみにしている。酒が飲みたくなる漫画荒野のグルメ 土山しげる 久住昌之まーくんバカにみたいに初めから終わりまでビールを飲むのは子供の飲み方、大人の飲み方は始めの一杯は瓶ビール(しかも小瓶!)で、次からは肴をつまみに日本酒で・・・というをこの漫画で教わりました。 つらい中間管理職の唯一のオアシスで飲む酒、最高ですね。でてくるつまみも美味そうなものばかりで、しかも身近なものが多く親近感わきます。 角界の仕組み(特にお金周り)に詳しくなれる相撲マンガごっつあんです 岡村賢二名無し付き合っている彼女と結婚するために横綱を目指すというのがこのマンガの大筋。彼女のお父さんにアスリートなんて潰し効かなければ収入も不安定な職業の男に娘はやれん!って突っぱねられてしまったのです。 そのために、横綱になって安定した将来と高収入を手に入れることをモチベーションに頑張る!っていうお金と密接に絡んだ相撲の漫画。 相撲の立会いも迫力があって面白いんだけど、そもそも角界の給料の仕組みとかが特殊すぎてそれを知るのが面白い。平幕力士が横綱を倒すことを金星っていうんだが、その金星をあげると年収が24万加算されるとか初めて知って驚いた。 あと、高給取り=強い力士の表現の仕方が独特なのも面白くて好き実話怪談っぽいホラー漫画赤異本 外薗昌也 高港基資マンガトリツカレ男百物語みたいな感じで進んでいく、設定とかが妙にリアルで実話っぽい感じがするホラー漫画 今回は原作ありだけど、原作なしでも同じような感じがするけど気のせいかな 不気味な漫画が好きは人には向いていると思う。 最後のめましが特に好き。<<1516171819>>
薬にハマっていく過程が怖い。 1話目の売人の彼女の「恨みます」という一言も真に迫っている。自己責任なのかもしれないけど、身近でやってればどうしても引き込まれてしまうよな。薬ってやっぱり怖いと思った