美しすぎる装画、そして男×男(こいびとたち)。『パブリックスクール-檻の中の王-』(樋口美沙緒 著/徳間書店)、『キス』(一穂ミチ 著/新書館)等、主にBLジャンルの小説作品の装画で活躍するイラストレーターyoco。その装画は「まるで絵画のよう」「美しすぎる」と話題に。ドラマティックな引きの構図は、“壁になりたい”私たちの願いを叶えてくれているようです。数々の小説作品を彩ってきた装画・挿絵を中心に、描き下ろしも加えた待望の初作品集です。著者名(ふりがな): yoco(よこ)著者プロフィール: イラストレーター。主にBL小説作品の装画を中心として活躍中。装画を担当した代表作:『パブリックスクール-檻の中の王-』(樋口美沙緒 /徳間書店)、『キス』(一穂ミチ 著/新書館)、『窓辺のヒナタ』(朝丘戻 著/フロンティアワークス)他多数
寺田克也が語るイラストレーターとして生きていく方法!フリーランスのイラストレーターとして30年間過ごしてきた寺田克也が、どう考え、どう描き、生きてきたのかを語り尽くす1冊。上手くなるための方法を含め、豊富なイラストとともに掲載。テラカツ流イラスト論の決定版です! 著者名(ふりがな):寺田克也(てらだ・かつや)著者プロフィール: 1963年12月7 日岡山県生まれ。イラスト、マンガ、ゲーム・映画のキャラクターデザイン等、活躍は多岐にわたる。近年ではアメリカでの個展を定期的に行い、好評を博す。著書に『西遊記伝 大猿王』(集英社)、『寺田克也ココ10年』(パイ インターナショナル)、『寺田克也式ガソリン生活』(朝日新聞出版)、『DRAGON GIRL & MONKEY KING』(小学館集英社プロダクション)ほか。
金魚姫図鑑
優雅に泳ぐ可憐な金魚たちが、お姫様になりました。 日本人にとって一番身近な観賞魚、金魚。イラストレーターの著者が金魚を飼育する中で感じた印象や、歴史・由来などから発想を得て擬人化した「金魚姫」シリーズが描き下ろし書籍化。「和金」や「琉金」だけではない愛すべき金魚たちの特徴・解説とともに、45人の金魚姫をご紹介します。親しみやすくおっとりした性格の「出目金」は、クラスに一人はいそうな優しい眼鏡っ子…推しの金魚がきっと見つかる、乙女チックなイラスト集です。著者(ふりがな):いわた きぬよ著者プロフィール:神奈川県葉山町出身。御茶ノ水美術専門学校卒。主に書籍装画を手がけるイラストレーター。着物の少女や女学生、郷土芸能の装束を好んで描く。観賞魚の仕事をしている家人と結婚したことをきっかけに、2011年から金魚を擬人化した「金魚姫」シリーズを描きはじめる。監修者(ふりがな):川田 洋之助(かわだ・ようのすけ)監修者プロフィール:1952年東京生まれ。金魚銀座 座主(CEO)。素人金魚名人戦代表。金魚飼育歴40年。日本インターネット金魚愛好会副会長。日本観賞魚振興事業協同組合委託審査員。著書に『金魚 KINGYO ジャパノロジー・コレクション』(KADOKAWA)、『新らんちうのすべて』(エムピー・ジェー)などがある。
ホノジロトヲジ 待望の初作品集ついに刊行! 大人気オンラインゲームのキャラデザなどで活躍する新進気鋭のイラストレーター・ホノジロトヲジ、待望の初作品集をついに刊行します!未公開描き下ろし作品、PIE COMIC ARTでのWEB連載「シキノメモリエ」も含め、全てオリジナルイラストで構成。繊細な筆致が描き出す、美しく儚い少年たちの世界は、まさに耽溺必至の1冊です。著者: ホノジロトヲジ著者プロフィール: 2015年よりフリーのイラストレーターとして活動中。2016年「思春期」、「雨の森」のPNを改名し現在の名前に統一。キャラクターデザイン、イラスト、漫画などを手がける。
獣の病が蔓延するヤーナムの街で、名もなき狩人は眼を覚ます。通りは血にまみれ恐ろしい獣が徘徊するこの街から、「青ざめた血」を求める狩人の旅が始まる。この終わらない夜から抜け出すために……。ソニー・インタラクティブエンタテインメントから発売された、フロム・ソフトウェア開発の大ヒットアクションRPG『Bloodborne』の世界観を基にしたまったく新しいオリジナルコミックスが登場。狩人は、終わらない獣狩りの夜から抜け出すことができるのか。日本版のカバーイラストは、漫画家の林田 球による描き下ろし!
キングアビス
ノイタミナ映画『ハーモニー』(2015年11月公開)、アニメ作品『寫眞館』(2013年10月公開)『ファンタジックチルドレン』(2004年)を生み出したアニメーター・なかむらたかしの『キングアビス』が復刻。3種の異能者と人間が存在する世界。そこは、王の命により異能者を根絶やしにするための「異能者狩り」が行われている世界だった。異能の少年キャルは王討伐のため旅に出るが……!?
Bloodborneは元々はフロム・ソフトウェア開発のゲーム。その海外でのコミカライズ版があると知って早速買って読んでみた。購入したのは日本語化されたもの。中身は海外著者のアメコミ風(?)だが、日本語版のカバーイラストは、漫画家の林田球先生による描き下ろしだそうだ。 たぶん原作ゲームを知らない人が読むと、さっぱりわからないと思う。死んで、狩人の夢の中で目覚めて、また現実をやり直すというループめいた現象は、ゲームをやってる人しかピンとこないだろう。逆に原作を知っている人であれば、この雰囲気や謎めいたストーリーで「あぁこんな感じこんな感じ!」と思うはず。 ストーリーは著者のオリジナルだそうだ。とはいえ原作のストーリーはフロムお得意のユーザーに想像をさせるところが多く、多様な解釈ができる不明瞭なもの。ストーリーについては数あるアイテムテキストや状況から推測しなければならない部分が多いゲームだ。おそらく著者もその辺りをよく理解しており、原作の世界観に著者の考えを上手く盛り込んでいると思う。 そして原作リスペクトがとてもよくわかる描写やキャラクターたち。例えばボスモンスター「血に渇いた獣」が原作通り絶望感たっぷりに描かれている。ゲームで最初こいつに出会ったときの「どうやって倒すんだよ……」と途方に暮れた感覚を思い出した。他にもボスでいえばアメンドーズ。NPCでは狩人デュラ、ゲールマン、人形など。ノコギリ鉈や回転ノコギリといった仕掛け武器。旧市街や禁域の森、漁村などのエリアが描かれていてファンならニヤリとするだろう。 全編オールカラー、カッコいいコマも多く、見応えがある。ストーリーは希薄だが隙間を想像しながら楽しめる。とりあえず1回だけ読んでみたが、繰り返し読めば色々発見がありそう。言い換えれば不明瞭な話なので、モヤモヤとした感じを覚える人もいるかもしれない。原作ファンでも好みは分かれそうだ。