水町立夏は霊感体質。だけども彼女の特異体質はそれだけじゃなくて、何故か異様に動物に好かれてしまうのだ。でも、幽霊が視えようが、どんなに動物に好かれようが、そんなのはたいした事じゃない。彼女の一番の特異体質は、いつも一緒の3匹の動物、犬のシキ、猫のルリ、カラスのクロハ、彼らと人語で会話が出来てしまう事なのだ…!?
人形師・北村雨月の家には、親友の怪奇作家・石田豪成と秘書の斎川杏子が居候している。ある日、杏子は雨月に「修理をお願いしたい」という人形を女性から預かった。だが、その人形の箱の中から女のうめき声が聞こえ、声の正体を雨月と豪成がつきつめていくと、意外な真実が明らかになり……!? ときに怨みから、ときに未練から……この世をさまよう霊魂を、人形師・雨月がヒトガタをもって救い出す、怪異絵巻「鬼談」シリーズ続編。
鬼談 超合本版
美貌の人形師・北村雨月が、この世を彷徨う霊魂たちを救う――。万物の気をヒトガタに写しとり人形を作る雨月の元には、なぜか霊絡みの相談が多く舞い込んでくる。親友の怪奇作家・石田豪成や秘書の斎川杏子とともに、荒ぶる霊たちの声に耳を傾け、複雑に絡まった因縁を解きほぐしていく……。櫂広海の代表作「鬼談」の初期シリーズ。
家賃格安(幽霊付き)ワケありシェアハウス音無荘へようこそ――。大学生・山田が下宿することになった古い一軒家には、ピアノ弾きのミステリアスな大家をはじめとした個性豊かな住人たちが賑やかに暮らしていた。入居初日に、誤って“結界”を壊してしまった山田は、次々と恐ろしい心霊現象に襲われる…。音無荘は、成仏できずに彷徨う亡霊が集まってくる「お化け屋敷」だった…!? 幽霊と共存する住人たちの不思議な日常を描いた、ミステリーサラの人気連載、待望の電子コミックス化!!
35歳、独身OLの千梨子。まったく出会いがないため、彼氏もできそうもなく、会社ではお局様に残業を押しつけられる日々。やさぐれていたある日、たまたま「幸運のメソッド」というタイトルの古本を購入した千梨子だが、その本には著者のユーレイが取り憑いていた。ユーレイは千梨子に婚活のアドバイスをしてくるが、果たして千梨子は幸せを掴めるの…!? 表題作「ユーレイ先生の婚活指導」ほか、「時つむぎ」「扉が呼んでいる」「もし世界が終わるなら」を収録した、ちょっと不思議なヒューマンミステリー!!
横濱幻影写真館
横浜の港近くにあるその写真館には、心に思う人を写す不思議なカメラがあるという…。カメラマンの明日実は、またいとこの月生に強く請われ、月生の両親が営んでいたという写真館で働くことになった。新たにふたりでスタートした写真館だが、旧式の写真機をのぞくと、そこにはいなかったはずの人物が…! 写真館の屋根裏にずっと住んでいるというその人物、久我は幕末から続くこの写真館の秘密を知っているのか…? 奇跡を求めて写真館を訪れる人々と、時空を超えて心を写す写真機の謎をめぐるロマンティックミステリー。
最強バディの誕生だーー!! 警視庁捜査一課の刑事・柳生竹流と死者の思念を読み取れる監察医・雨堂伊織は、上司の命令で不可解な事件を担当することになる。ある日突然、心臓麻痺で亡くなった女子高生。健康だった彼女の死に疑問を感じたふたりは、真相を探ろうと……!? 大人気「闇の事件簿」シリーズ、柳生一馬の息子・竹流と、雨堂蓮士の息子・伊織がバディを組んで、霊絡みの難事件に挑む!!
一度も会ったことのない祖父からの遺言には、誰も知らない秘密が隠されていた…。10年前に他界した祖父の遺言書が発見されたと、疎遠になっていた親戚から連絡がきた。祖父が隠棲していた過疎の島に集められた親戚一同の前で開封された遺言書。そこには、祖父に一度も会ったことのない志保宛てのメッセージが記されていた。遺言を巡って疑心暗鬼に陥る親戚たち…。祖父が遺した謎のメッセージに隠された重大な秘密とは―――!? (本作品は『ibara 残酷な女のミステリー6~遺言ミステリー~』に収録されている『ひみつ~祖父の遺言書~』と同内容になります)
家族と同じように、大切でかけがえのない存在のペットたち。でも高齢のおひとりさま飼い主が抱える大きな悩み、それは「自分にもしものことがあった時、この子はどうなるのか?」ということ―――。大学生の美織の近所に猫と一緒に暮らす高齢女性も、常々そんな不安を抱えていた。そしてある日、美織は彼女から「愛猫に遺産を残す方法を調べてほしい」と頼まれることに。日本の法律上、動物に財産は相続できないため、別の方法を調べていくうちに、事件に巻き込まれてしまい…!? (本作品は『ibara 残酷な女のミステリー6~遺言ミステリー~』に収録されている『あなたからの贈り物~ペットに財産を残すために~』と同内容になります)
突然、赤の他人の遺産相続人になっていると告げられ、相続トラブルに巻き込まれてしまったら…? 老人ホームで働く恵麻の元に届いた弁護士からの報せ。ホームの利用者だった老人が亡くなり、相続人のひとりに、なぜか恵麻の名前があげられているという。認知症が進んでいた故人は、遺言状を何通も残しており、どれが有効かも判断がつかない…。わけがわからないまま、遺族との遺産相続争いは泥沼化してしまい…!?(本作品は『ibara 残酷な女のミステリー6~遺言ミステリー~』に収録されている『遺言は眠る~相続トラブルに巻き込まれた私~』と同内容になります)
「近所の子供が、母親から虐待を受けている?」芽生えた疑惑は、しだいに確信に変わっていき…!? ひとり娘・灯と同じマンションに住む友達、めぐみちゃんが、痩せ細り、いつも同じ服を着ていることが気になっていた。ある日、汚れてしまった洋服を洗おうとした私は、めぐみちゃんの身体中にアザがあるのを見つけてしまう。めぐみちゃんの母親は、もしかして毒親なのではないか…? 同じ母として、虐待疑惑の毒親を放っておくことはできない…! 子供を守るために、毒親を告発するために、今立ち上がる…!! (本作品は『ibara 残酷な女のミステリー5~毒母の呪縛~』に収録されている『隣りに潜む毒~児童虐待疑惑の毒親~』と同内容になります)
ふたりの毒親
私たちは、見えない檻の中にいる―――。幼い頃から、なぜか友人作りに失敗し続けてきた満。親に勧められるまま高校に進学し、特にやりたいこともないまま入った文芸部で、暗い雰囲気をまとった由樹と出会う。親から虐待を受けている事を淡々と語る由樹に満は戸惑うが、やがてふたりは友達になる。親の暴力や育児放棄に長年耐えてきた由樹と、親の言いなりで主体性のない満の心が通じ合った理由とは? そしてふたりがたどり着いた結末は…? 毒親に苦しみ絶望と希望の間で揺れる少女たちの物語。(本作品は『ibara 残酷な女のミステリー5~毒親の呪縛~』に収録されている『ふたりの毒親』と同内容になります)