みずかの~water girls in sparkle~

絵は綺麗

みずかの~water girls in sparkle~ 伸びた髪 生瓶鵜義
名無し

絵"は"綺麗。 ヒロインと主人公を絡ませる過程に無理がある。 そもそもシンクロは、きちんと基礎が出来てて初めて両者の競技が噛み合って成り立つのに、根暗メガネ(主人公)が自己満足的な正義感振り翳して介入してきただけなのに、「ペア組みます!」って覚悟決めただけでいきなり競技のスタートラインに立てるのは無理がありすぎる。 水泳競技を舐めないで欲しい。 後、スポ根と恋愛のどっちに振りたいかがいまいち分かりづらい。 本来主軸をどちらに置くかを明確にしてストーリーを組み立てるべきだと思うのに、どちらに主眼を置いて読んで欲しいのか、「おそらく恋愛かな?」程度にしか主人公とヒロイン双方の魅力(特に主人公)が伝わってこない。 恐らく根暗草食系男子を読者層のターゲットにした弊害なのであろう(読者層のマーケティングのズレによって、水泳競技に共感出来る層との認識のズレによる共感性の獲得失敗、ストーリーだけを楽しむ層に対するストーリーの甘さによる取り込みの失敗、と双方で失敗している事で、どの層をマーケティングの対象にしているか不明)。 そして、スポ根にしては、先述の通り主人公は天賦の才でもあったのかと善意解釈が必要で、全国クラスの優秀選手に立ち向かって行く無謀な勇気だけはお情けで評価してあげてもいいのかもしれない…。

続く道 花の跡

結婚前の女性と、計算手というお仕事

続く道 花の跡 ななせ悠
ゆゆゆ
ゆゆゆ

日本初のコンピュータに関する、実話を元にしたフィクションのようです。 計算を女性がしていたという話は、アメリカの宇宙開発の話で聞いたことがあったのですが、日本でも計算手の仕事があったことに驚きました。 そして、計算手の仕事がコンピュータに奪われると言っていた事も今は昔。 それが当たり前になって、新たな仕事が生まれ、その仕事が奪われる!と言い‥と、繰り返しているんだなと気付かさせられました。 しかし、昔の人はなんでも自分で作ってしまって、すごいですね。 仕組みを理解できたら作れるのかと思ったのですが、日本初のコンピュータの仕組みを読んでみてもさっぱり理解できませんでした。 作中に登場する岡城課長に当たる方は、現実では岡崎文次さんという方だそうです。 主人公の中村美樹子さんにあたる計算手の女性は、存在は書かれていても名前は出てきません。 序盤にあった「仕方ない。女に生まれたから」というシーンと、最後のシーンを思い出してしまいます。 ぜひ最後の場面は存在していてほしいです。 それから女は計算が苦手といわれる印象があったのですが、整数の四則演算どころか対数と言っている点にもびっくりしました。 めちゃくちゃ計算しています。仕事として計算しています。 思い込みはいけませんね。 日本初のコンピュータについて気になった方は、FUJICに関するWikipediaと、Wiki内参考文献にある岡崎文次さんによるドキュメントもぜひご一読を。 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/FUJIC ジャンプラのコメント欄でオリジナルについて指摘されていて、思わず調べて読んでしまいました。