しまなみぽたぽた 瀬戸内チャリ散歩

ゆるい、御当地4コマ漫画。

しまなみぽたぽた 瀬戸内チャリ散歩 東屋めめ
ゆゆゆ
ゆゆゆ

ポタリングでのんびり、しまなみ海道を自転車でお散歩する高校生たちを描いた4コマ漫画です。 食べ物情報もあります。 しまなみ海道、2024年まで自転車無料とは知りませんでした。 たしかに、行かなきゃ!という気がしてきます。 知人がしばし原付でお友達と行っているので、なかなか良い旅路のようです。 気候が良いときに行きたいなと思ったものの、無料は今のところ2024年(令和6年)3月31日までのようです。 愛媛御当地ものらしく、地元民の常識が連なっています。 たしかに通学のヘルメットが義務とは知らなかったし、8割が自転車通学と言われるとおお!と思ってしまいました。 私の地元では中学校までですね、その自転車率は。 高校も、と言われると、都会なんだなあと思ってしまいます(トーキョーとか、もっと都会は電車通学が普通なんですかね??)。 しまなみ海道へ行く際は、事前に読んでおくと、より旅が充実するかもしれません。 御当地もの&旅行の組み合わせって、時代劇でも推理小説でも、読んで現地に対する知識が増えて、実際に行って頭でっかちが消化できて、楽しいですよね。

蒼穹のアルバステラ

独自設定が魅力的な、バトルファンタジー #1巻応援

蒼穹のアルバステラ けんいちさん太郎
兎来栄寿
兎来栄寿

『魔獣密猟取締官になったんだけど、保護した魔獣に喰われそうです。』のけんいちさん太郎さんが描く、オリジナルファンタジーです。 大地が裂けて数百年が経ち、裂けた陸を渡るために空路のみが発達した世界。ただ、地名的には日本のものが登場し、主に元日本だった場所が舞台になっているようです。世界がどのようになってしまっているのかの情報は小出しにされていくので、先を読みたくなるポイントのひとつとなっています。 この作品の最大の特色は、そうした部分も含めた大量に存在する独自設定です。 「虹色雲海(イリスウェル)」という輝く雲の発生しているところでは、時空間の歪曲が起こって一歩歩いただけでも数キロメートル進んでしまったり、空想の生物である竜や鬼や天使などが出現したりする。 更に、この世界には「現実性」という概念が存在し、虹色雲海の中などで現実性が低下すると「考えたことが現実となる」。ナイフを見て目に刺さることを想像してしまったら一瞬で失明するような世界で、訓練していなければ非常に危険。 しかし、それを逆手に取って人類が武器として行使するのが「思考投影(ファンタズマゴリア)」。意識的に想像を現実に投影して、それぞれ固有の能力として発動させることでさまざまな脅威に対処しています。念能力バトルのような趣もあり、思考投影によるバトルアクションがときに見開きも使いながら派手に描かれるところや、どんな能力が登場するのかは本作の見所のひとつとなっています。 また、人類を敵視する謎に包まれた「上位存在」という大敵が存在しています。開始数ページでその脅威の具合は伝わるのでぜひ試し読みしてみてください。そのデザインの良さや恐ろしさも物語を盛り上げます。 世界における実力者たちとの邂逅や、謎めいた危険な存在などワクワクする要素が満載。こうした世界観がお好きな方にはお薦めです。