パラノイア
とみ子は人一倍寂しがり屋のガラス細工のようにもろい心をもった女の子。「ねえ、あなた。ずっとわたしのことばかりみてたわね……。」とみ子の異常な独占欲と自意識過剰な妄想が、周囲の人々を不幸に巻き込んでいく……!!!池田理代子の描く、衝撃サスペンス!
ゆれる早春
成績優秀スポーツ万能な女性徒・まこは、学校中の女生徒から目の仇にされている美しい後輩・順子に好意を寄せられてしまって…。順子の激しい愛と嫉妬の罠にまこは…!?繊細で美しい少女期の早すぎる恋を描いた池田理代子の耽美的な名作『ゆれる早春』。他、『白いエグモント』『フリージアの朝』『沈丁花』を加えた4タイトル収録。大人へと変わっていく少女たちの恋の物語。
女王エリザベス
16世紀イギリス―宗教対立、財政難と混乱の極みの中で、25歳の若きエリザベス女王が即位する。数々の国内外の脅威にさらされながら、政治の世界で男として生きるエリザベス。彼女の唯一の心の支えは、幼いころから育んできたロバートとの愛だけだったが…。イギリスをヨーロッパ随一の列強へと導き、「わが祖国および国民と結婚します」と誓った処女王エリザベスの半生を描いた作品!
聖徳太子
西暦574年(敏達三年)、厩戸皇子(後の聖徳太子)が生まれる。父母とも天皇家と蘇我家の血を引く王族の家系である厩戸皇子は、7歳にしてすでにその非凡さを表し始めていた―!憲法十七条を制定するなど数々の偉業を成し遂げ、日本の国家としての礎を築きあげた不世出の偉人・聖徳太子。史実に基づきその人物像に迫った渾身の物語、第1巻!!
春日局
大奥300年の礎を築き、権勢を極めた春日局(お福)の出生、家族の秘密、幕府への奉公など、その生涯をあますことなく描いた池田理代子作品、第1巻。華麗なる歴史の裏側をお楽しみください!!明智光秀の重臣として捕えられ処刑された斎藤利三の末娘であるお福(後の春日局)は磔にされた父の亡骸を強い瞳で見つめ、負けることの意味を悟る…。
フランスの資産家令嬢・クローディーヌは、利発で美しく、誰からも慕われる魅力的な人間に成長していくのだが…。男性の心を持って生まれたクローディーヌ。愛する人からの裏切りに深く傷つきながらも、美しく、気高く、深い愛を貫いていく……。哀しいほどに美しい一途な愛を描いた池田理代子の作品。同時収録作品『ズライカ』
雨あがり
ここに収められた3作品はいずれも著者の周りに起こった実話を下敷きにして書き上げたものです――いじめられている君へ、いじめている君へ、そして勇気がなくて傍観している君へ。すべての子供たちに、この作品を贈ります。(by池田理代子)「雨あがり」「生きててよかった!」「ごめんなさい……」著者自ら選んだ3作品を特別収録!
皇帝ナポレオン
ヨーロッパの英雄、ナポレオン・ボナパルトの生涯を描いた池田理代子渾身の名作!本作品は「ベルサイユのばら」の続編的位置付として描かれており、ベルばらのキャラクターたちが多く登場します!ナポレオン26歳、若きフランス軍将軍。ナポレオンに近づく未亡人・ジョゼフィーヌ。年上の女性の匂いたつ艶やかさに心奪われるナポレオンは…第1巻。
おにいさまへ…
名門女子高・青蘭学園高等部に進学した奈々子は、華やかな上級生たちに胸をときめかせていた。そして、生徒の誰もが憧れる特別に選ばれた者しか入れない「ソロリティ」の存在を知る…。そこは華やかなる世界の裏で、嫉妬と捻じれた欲望が渦巻いていた…「ベルサイユのばら」に並ぶ池田理代子の代表作!名門女子高の麗しき少女たちを描いた衝撃作品、第1巻!!
ベルサイユのばら
類を見ない大ブームを巻き起こし今なお世界中の人々を魅了してやまない不朽の名作!!フランス宮廷―そこは世界一華やかで贅沢さを競い合うセレブたちの憩いの場。時は18世紀、若き皇太子妃として、マリー・アントワネットが嫁いでくる。皇太子夫妻を護衛するのは、男装の麗人・オスカルで…。華麗な登場人物に導かれながら、ベルサイユを舞台にした情感あふれるストーリー展開にあなたも夢中になるはず!身分を超え求め合う‘愛’、どんな逆境にもくじけない‘愛’をご堪能ください!!(第1巻)
オスカルとアンドレ、ふたりの愛がまだ定かでないころのお話…。貴族を取り巻く陰謀の数々、ジャルジェ将軍の隠し子騒動など、ベルサイユで巻き起こる奇怪な事件を、オスカルが姪のル・ルー、アンドレと共に解決していく痛快サスペンスストーリー第1巻!!(「ル・ルーと、いっしょにきた人形」「ジャルジェ将軍の息子あらわる!?」他収録)
デジタル連載第1話(電子版コミック第1巻に収録)。時は18世紀、若き皇太子妃として、オーストリア・ハプスブルグ家よりマリー・アントワネットが嫁いでくる。皇太子夫妻を護衛するのは、男装の麗人・オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ。宮廷では愛くるしいアントワネットへと人気が集まるが、ルイ15世の愛人・デュ・バリー夫人が社交界を牛耳っていた…。皇太子妃VS国王愛人で盛り上がるベルサイユ。そして、対立はオスカルをも巻き込み…!?類を見ない大ブームを巻き起こし今なお世界中の人々を魅了してやまない不朽の名作!
中学生の時に夢中で一気読みしたけど、大人になって改めて読むと気づかされることが多いです。 永遠の美少年だと思っていたオスカルも、アントワネットと同い年だから終盤は30代半ば。 人生の幸せも苦さも経験して、最後にアンドレとの愛にたどり着いたのだと思うと、二人の関係とその最期がより切なく感じました。 アントワネットの子供たちへの愛情や夫王との関係も、大人になって初めて実感を持って読めた気がします。