名無し9ヶ月前コミックDAYSで移籍連載が始まったぞ https://twitter.com/comicdays_team/status/1739119020165480555シクジリンガーの猫絶対にしくじっちゃう「シクジリンガーの猫」5わかる
兎来栄寿9ヶ月前南木義隆さんが2022年に上梓した小説を、『病月』や『北の女に試されたい』の箕田海道さんがコミカライズした作品です。 赤の広場で演説するレーニンを主人公が暗殺しようとするところから始まる百合物語はなかなかないでしょう。 第1話は丸々カットバックとして使われます。恐らく1920年5月に行われた赤の広場でのレーニン演説の際。すべてを奪われた主人公キーラがその怒りを刃に込めながらも、それをどこに振り下ろすべきか迷いながらレーニンを標的にし、しかし秘密警察に防がれて未遂に終わり捕えられる寸前までが描かれます。1話では、まだキーラの名前も出ないのが特徴的です。まるで、歴史という大海の暗く深い部分で藻屑として消えていったことを象徴しているかのようです。 そして、第2話から舞台は1905年の7月、ウクライナ南部のオデーサ(元々は「オデッサ」と呼ばれていましたが、2022年3月31日から外務省によりウクライナ支援及び連帯を示すためロシア語ではなくウクライナ語に基づく読み方にするという方針で「キエフ」を「キーウ」、「チェルノブイリ」を「チョルノービリ」と呼ぶのと同様に「オデーサ」と呼ぶことに決められました)に場所を移して、本格的に物語が始まります。 美貌と輝かしい未来がありながら暗澹たる過去を抱えるお嬢様のエレナ。エレナの屋敷に仕える、捨て子で故郷も血縁者も持たない16歳のキーラ。世の不条理によって奪われ欠落した部分を互いに埋め合うように、情愛を交わし合う間柄のふたり。その破滅的で危うく、しかし艶やかな営みが狂おしく胸を焦がします。 16歳のころは誰かを憎んだり復讐の炎を燃やしたりといった感情もなかったキーラですが、やがて反ユダヤの機運が高まる中で横行したポグロムという悲劇が彼女を襲います。運命の皮肉と言うべきか、レーニンも実はユダヤ系の血を引く人間でしたが存命中はひた隠しにされていたという事実はキーラも知りえなかったでしょう。 きっと、そこに刃を突き立てられていたとしても本質は何も変わることはない。それでも、突き立てようとせずにはいられない。その身から血と共に溢れる衝動を止めることはでき得ない。人はみな大河の一滴であったとしても、その大きな流れに抗う。その切実な在り方に、強く引き付けられます。 この物語によくぞ箕田さんを抜擢したなと。この黯さと、それだけに止まらない情感の表現をするならば理想的だと感じました。あとがきを読んでも、非常に真摯にディティールにもこだわって描いていることが伝わってきますし、神は細部に宿っています。 今の情勢下であるからこそ、『戦争は女の顔をしていない』や『同志少女よ敵を撃て』などと併せて読んでおくべき作品であると感じます。蝶と帝国帝政ロシアに咲く血塗れの百合 #1巻応援23わかる
ゆゆゆ9ヶ月前吸血鬼はすらっとした長身の美形だとか、ホラー作家は薄幸そうな細身の人っぽいとか、イメージというか、偏見というか、そういうものはあるもので。 1人1回の眼差しであっても、新しい人に出会うたびに、その眼差しを当てられ、違いに驚かれる続けるのは、相当なストレスだろう。 と、二人の共通点をしみじみ考えてしまった。 そんな重たいことを書いたものの、作品の雰囲気は重たくなくて。 きっとそれは、作者さんがおじさんキャラを好むのと、二人のコメディーのような軽いやり取りによるものかもしれない。 作品が売れていないディアスが落ち込み気味なので、エドワードがケロッと明るいのも好ましい。 なかなかよいコンビだ。 作者さんのXにあった、おまけ四コマもおもしろかった。 https://twitter.com/ainoridako/status/1737838258271469839ミスマッチタッグその人が自称吸血鬼?! この人がホラー作家?!4わかる
名無し9ヶ月前表紙で打ち切りを示唆してるw https://twitter.com/fukumitsuu/status/1738498565977362516妻観察日記あの妻がスペリオール初登場!3わかる
かしこ11ヶ月前高浜寛先生の歴史漫画に対する意気込みはこれを見るといいと思います。 https://artsandculture.google.com/story/QgUxDpw5vYGOKg?hl=ja獅子と牡丹潜伏キリシタンの秘宝を探せ!『獅子と牡丹』を語ろう5わかる
かしこ11ヶ月前今作は『潜伏キリシタンの秘宝をめぐる壮大な歴史ロマン』だそうです。高浜寛先生ファンの方ならば「先生が長らく準備されていた連載がようやく始まった!」という感慨があるのではないでしょうか。先生ご自身が「歴史漫画の醍醐味は取材である」と断言されている通り、出身地である天草に移住されて歴史や地理はもちろん、ついには古文書の解読に至るまで徹底的に取材されているそうです。壮大すぎて物語の全貌が見えるのがいつになるか分かりませんが、このサーガを皆で見届けましょう!獅子と牡丹潜伏キリシタンの秘宝を探せ!『獅子と牡丹』を語ろう3わかる
ニーナ9ヶ月前程良く笑えて程良く怖い。ジャンルとしてはホラーコメディとでも言っておこう。全体的にはゆるめの空気感だが、油断してると時折ザワッとした怖さがやって来るから気をつけて(笑)風鈴荘、家賃1万幽霊(オバケ)憑き「風鈴荘、家賃1万幽霊(オバケ)憑き」感想4わかる