さいろく11ヶ月前さすが「まんがタイム」基本は4コマですが、起承転結が巧み。 しぞーかご当地マンガであるかのように始まったと思ったら盛大にアレがないコレがないここが酷いここがこんだけ遅れてる、と主人公のOL目線での静岡へのダメ出し。。。 と思いきや、東京から左遷された29歳江戸っ子サラリーマン目線での静岡おもしろ話や、ツッコまずにいられない良い塩梅の展開が本当によく出来ているなーと感心させられます。 別にこれ読んで静岡いってみたい!ってならないけど、静岡面白いなとは思うことでしょう。 川で3つに分かれてる(西部・中部・東部)とか、それぞれ取れる海産物が異なるとか全然知らない豆知識がイイ。ローカル女子の遠吠え自虐と自慢、起承転結のバランスが良い3わかる
さいろく11ヶ月前『鍋に弾丸を受けながら』略して「鍋弾」は、原作者の青木ジュンターロさんが"治安の悪い場所の料理は美味い"という謎の根拠を身を持って実証していってくれるグルメマンガ。 青木潤太朗さんは二次元を接種しすぎたせいで脳がおかしくなっており、すべての人類が美少女に見えるので本作は美少女しか出てこない。素晴らしい。 今回4巻が出た事で改めて感想残しておこうと思ったんだけど、4巻では明らかに老体と思われる医者が出てくるのだが、それですら美少女である。 都合のいい脳で羨ましい。 また、グルメマンガとしても面白く、普通には出てこないであろう危険地帯のローカル飯を紹介していく漫画なのだけど、Twitterで実際に作って食べてみる人が続出していた。 カロリー爆弾のようなエルビスサンドとかイタリアンビーフとか、簡単そうなのだとグリルドチーズとか。これ実際やってみたくなるぐらいレシピは簡単で、そして実に美味そうに描かれている。 潤太朗さんのリアクションがいい(かわいい)のだけど、身体を壊さないように心配もしてしまう漫画です。鍋に弾丸を受けながら2次元の過剰摂取の結果はオマケだが5わかる
名無し11ヶ月前おもしろすぎる1話だった。清掃業の傍ら「自分には他と違うなにかがある」と信じ小説家を志すも、賞にはかすりもせずすり減る毎日を送る主人公の黒川。ある日、仕事のために赴いた個人宅は憧れの作家の家だった。しかしその作家の正体は、高校時代変わり者で凄惨ないじめの標的にされていたクラスメイトの天野だった、という衝撃の展開。 高校卒業から10年。あまりにも違うふたりの状況、そして黒川が天野宅に呼ばれた理由がまたとんでもない。びっくりしすぎて笑ってしまった。屈辱とはこのことだなと。これからこのふたり、どうなるんだろう!?次の整理小説家志望の主人公が変わり者の元同級生と衝撃の再会を果たす4わかる
名無し11ヶ月前主人公は清掃業務は丁寧で同僚のフォローも素晴らしく、高卒で10年働きながら何度も賞に応募している。こんな大変な環境で、明るさや気遣い忘れず頑張り続けられるすごい人なのに… 何気ない発言で、これほどまでに人の尊厳を傷つけることが出来るんだなと感心してしまった次の整理小説家志望の主人公が変わり者の元同級生と衝撃の再会を果たす3わかる
たか11ヶ月前2011年9月。高校・大学の7年間オーストラリアに留学し就活を機に日本に戻ってきたなつみは、すっかり「一般的な日本人の感覚」を失っていた! TOEIC900点超えだからなんとかなるっしょ〜と思っていた就活は全く上手くいかず撃沈。そんなとき、道端で日本人の女性に詰問されている外国人のおじさんを見つけ英語で助けに入る。世間話をしてみるとおじさんはパキスタン人だそうで、なんと英語ができる子を探している社長を紹介してくれることに…! https://comic-days.com/episode/14079602755425506172 もう、なつみさんの日本社会不適合ぶりが愛おしかったです(他人事とは思えない)。 読んでいて一番大変そうだなと思ったのは「人と違う行動をする=協調性がない」ことではなく、「どんな行動が協調性がないように周囲に映るか」ご本人には全く気づけないところ。 私も子供の頃から多数派と違う意見を持つタイプでしたが、「この辺までは大丈夫」「こういう態度は嫌われる」というのは、小中高と部活などを通じて肌感覚として身につけているので和を乱さないやり方や線引はわかっているのですが、なつみさんの場合はそれがないので苦労も大きく、思わず感情移入してしまいました。 また2011年というのがまた絶妙で、この頃はまだ「乾杯のときにビール以外頼むやつは(全員の注文が届くまで余計な時間がかかるから)空気が読めない」、「サラダは後輩が分ける。女子がやると気配りができる子と思われる」というような風潮がまだまだ残っていたように思います。 人と同じことが出来なくて苦しい一方で、人とは違うからこそなつみさんはチャンスを掴んでいく。 リクスーで知らん社長の車にダッシュしたり、知らないおじさんとの飲みは危険と理解しつつ自分の判断で飛び込んだり、ビジネスの場で立場を恐れず自分の意見を言う。 これらの行動は「下品・防犯意識の欠如・立場を弁えない無礼者」と、眉を顰め批判する人がいても全く不思議ではない行為です。 でもじゃあこんな度胸のある行動が出来る人は一体どのくらいいるのか?と考えると、数%にも満たないのではないでしょうか。 なつみさんの個性は履歴書には書き表せませんが、間違いなく貴重ですし光るものがあります。 そのなつみさんの良さを、仕事ぶりや振る舞いを通じて自分の目で見抜いたパキスタン人の社長は流石だなと思います。 「実体験を基にしたフィクション」とのことですが、どんな状況でも自分次第で道は先に繋がっていると勇気をくれるパワフルな読切でした!社長はパキスターニ自分に合う道はどこかにある #読切応援9わかる