ステラリウム
星の製造工場に勤めるカナタは、亡き恋人を想い残業中にもかかわらず酒に溺れて、涙を零した。すると、研究していた素材の中から少年が生まれ出る。星以外の製造物は破棄する決まりだった。だが人の形をした彼を破棄することはできず、アルレシャと名付けて育てることに。喪失感で苛まれていた日々に、そっと寄り添ってくる無垢な瞳にカナタは……。
本をテーマの中心とした幻想短篇集 収録作 本が猫になって飛び出していく――「999匹の本」 友人が本を妊娠する――「本の懐胎」 鳥の鳴き声が文字になって具現化する――「鳴鶏」 入手不可能なはずの幻の本を読む――「コーヴェ・アンネイの図書館」 猫の耳から本のページが出てくる――「猫の耳の文学」 他「草枕のこと」「顔が本の猫」「本の蚊」「本を探す本」「海の本 バムート」「W宮殿」「Nの時間」
コミックス『λの箱舟』の続編読み切り。バレンタインの不意打ちキスの後、どうもうまく距離を縮められないルディは、なんとかバレンタインに気持ちを伝えようとジタバタする。
結婚式前々日に婚約者は自ら命を絶った。動機に心当たりはなく、家族にも友人にもその理由はわからない… 表題作「幸福はアイスクリームみたいに溶けやすい」。書店員の女性のとある一日。思いがけない出来事があり、想像もしなかった言葉をかけられる、そんな普通の一日。…「書店員波山個間子」 13歳、中学生、夏休みの課題図書、国語の先生、お爺さん先生…「谷後先生」 結婚しようと決めた日のこと。ちゃんとふたり、幸せだった日の。表題作の前日譚…「海を見に行く」。ほか、「自転車は晴れ」「甘党兄弟」「少女とカメラ」など、全12作を収録。IKKI新人賞[イキマン]単行本描き下ろし部門を受賞した、新鋭・黒谷知也の初単行本。
日常と幻想、11本の短篇集 収録作品「二鳥翠」「盤上の往復書簡」「或る若い純文学者の花瓶」「版画花嫁」「双樹」「楽園」「完璧な指」「偶然の顔」「この町では花弁の雪が降る」「象耳見聞録」「樹譚」 漫画本文264頁、あとがき7頁、解説7、全305頁。
監察医・天野ひかると、刑事の森田淳也は数々の事件を協力して解決していく中で、お互い想いを寄せ合っている事に気づいていた。そんな中、新たな事件が次々に2人の前に立ち塞がる。シリーズ最終章開幕!!
ある日、わたしの分身が現われた。わたしに何の断わりもなく、世界はわたしの居場所を奪った。それでもわたしが「ふざけんな」って言わないのは、あらかじめ、みんなを赦してるから――「分身」と「アイデンティティ」をめぐる緻密かつ壮大なSFミステリーにして、西島作品史上最大の問題作。分身するわたし、分身する他人、そして分身する組織の謎とは?
とある山村で起こる連続殺人事件、未解決の猟奇殺人事件…明治時代の日本を舞台に、松岡國男と田山録弥、少年“やいち”の活躍を描く「黒鷺死体宅配便」番外編!大人気キャラ?“笹山さん”も僧侶探偵として大活躍!
『チンピラ君のメスイキ調教~デリヘル呼んだら元担任♂がやって来た!?~』第1、2話を収録した合本版! 「コッチで女の子みたいにイこうな」EDでイけない体だったのに担任教師だった男のアレであっさり絶頂させられて…!! チンピラ・光谷は20歳になった今も悪友とつるんでいた。ある夜、一人きりになった部屋にやって来たのはまさかのゲイ専門デリヘルボーイ!? さらにその男はかつて光谷達が原因で辞めていった教師・逢坂で…!?