酒チャビン2023/01/14変わってて面白かった基本多分ギャグだと思うのですが、ちゃんとしたテーマやメッセも感じられて面白かったです。連載前のおためしみたいな読切ではなくて、読切として作るべくして書かれた読切という感じもして、それも新鮮でした。秋ヨシカ先生には頑張ってほしいです。萌えの血秋ヨシカ1わかる
酒チャビン2023/01/12少女マンガ × ミステリー金田一くんタイプの殺人事件を解決するタイプのマンガです。ミステリーは小説ではかなり作品数もバンバン出る人気ジャンルですが、マンガではそこまで数は多くない印象なので、見つけると読んでしまいます。 作風としては、リアル路線で、マンガマンガしていないというか、良くも悪くも「いやいやいや」みたいな部分がありません。種明かしもすごく地に足のついた感じです。 ですが逆にいうと少し驚きに欠けるところがあるかもしれません。わたしは小説の方でも、あまりロジカルに偏りすぎているものは好みではないので、そう感じました。 逆にリアルさを求める方には合うと思います。 この作品のいいところですが、やはり少女マンガとのミックスっぽくなっていて、独特のムードがあるところだと思います。探偵役はイケメンの神父ですし、見立ての対象が黙示録なところも雰囲気あって良いと思いました。 途中「読者への挑戦状」が挟まる部分もミステリー好きを興奮させ、良いと思いました!!! 絵柄は若干時代を感じさせますが、わたしはほぼ気にならなかったです。桜神父の事件ノート小川幸辰 青木吾郎1わかる
酒チャビン2023/01/11子供の頃に読みたかった!!忍者!おん密!!特殊技能!江戸時代!!城!将軍家!!半蔵!!旧国名!!忍び文字(暗号)!わたしの子供の頃の好きな要素がいっぱいすぎて、多分小学生の頃に読んでいたら、わくわく夢中でどハマりしていたと思います。 しかもさすが横山先生だけあって無駄のないシンプルな作風で読みやすさも抜群。全15巻の超大作ですが、不思議と読み疲れなどはありません。 三重マンガランキング2位もうなずけます。 当時はかなり画期的な作品だったようなのですが、この作品が凄すぎてフォロワーが多く生まれ、多くの作品からベンチマークの扱いを受けたことによって、今見ると少し普通というか、王道すぎてもう一捻り欲しい気がしてしまいます。なので、名作であることは重々承知しつつも、今の子供たちにあえてこれを薦めるかというと、少し微妙な気もします。 あと、私の大好きな男塾に通じる要素も結構出てきて、それも見応えがありました。宮下先生に影響を与えてるのかもしれません。男塾は関係ないですが、途中、影丸の一人称が「影丸」になったのも面白かったです。 ちなみに個人的な一番のお気に入りシーンは、敵を攻撃する用に手懐けているふくろうが、敵が繰り出したネズミを捕まえるのに夢中になってしまって敵を攻撃しなくなる場面です。ふくろうの顔も可愛く描かれており、忍者という暗い宿命を負った者が主人公の作品世界で、ほんわりとした気分にさせてくれます。 あとはおまけコンテンツとして「ムササビ」という作品が収録されてます(影丸の話ではないです)。これは、天正伊賀の乱で信長に滅亡に追い込まれた忍者の生き残りが、本能寺の変の裏側で糸を引いていたという魅惑の歴史ifストーリーで、こちらも戦国時代ファンには見逃せない出来でした。伊賀の影丸横山光輝1わかる
酒チャビン2023/01/11短編集でも荒木ぶし1995〜1999年に発表された短編を集めたものです。JOJOも4部の終盤くらいの時期以降の作品なので、すでに荒木先生も確固たるスタイルをお築きになられております。 こちらに収録された作品も、ちょっとおどろおどろしいというか「怖い」絵柄によるホラー・サスペンス作品ばかりで、いかにも荒木先生が作ったという感じがぷんぷんしてきます。というかこういった雰囲気の出し方が本当にうまいですね。絵柄だけではないと思うのですが、読んでると吸い込まれるようなこの独特の雰囲気。 内容自体はそれなりに楽しめるのですが、個人的には岸辺先生シリーズの方が好きでした。ストーリー自体はそれほどどちらが良いということはないですが、やはり岸部先生が狂言回し的なポジションで出てくると、なんとなく芯が一本通る感じがでて、好みの感じになります。 ちなみに岸部先生シリーズの第1作である懺悔室がこちらにも収録されていますが、それ目当てなら、せっかくですし岸部先生シリーズをお求めください。 ちなみにデッドマンズQに吉良吉影という方が登場するのですが、これって4部のと同一人物なんでしょうか??死刑執行中脱獄進行中荒木飛呂彦1わかる
酒チャビン2023/01/11結構おもしろく、ハマってきます!特に岸辺露伴ファンってこともないしな・・と敬遠していたのですが、2023年は正直荒木先生の年になりそうな気がしたので、読んでみました!面白いですよこれ! 岸部先生が取材などで体験したものの紹介的な感じなのですが、短編(40p前後)でサクッと終わる話が数編入っているのが、世にも奇妙な物語的な感じですごく心地よいです!! 岸部先生も自身のスタンドであるヘブンズドアなどを駆使したりもしますが、バトルに重きが置かれているわけではないですし、JOJO本編を知ってないとわからないってことも(多分あまり)ないはずなので、「JOJOは合わなかったけど・・」という方も世界の荒木先生を知る体験版としてぜひ読んでみてはいかがでしょうか・・・!!! 早く3巻が出てほしいです。岸辺露伴は動かない カラー版荒木飛呂彦1わかる
酒チャビン2023/01/10手塚先生による幕末もの1981年〜1986年にビッグコミックで連載ということで、時代的にはキャプテン翼と同じ連載開始年ですね。感慨深いです。 内容は、鉄板のビッグコミックものですので、ハズレがありません。 よく「手塚先生の先祖(曽祖父)の手塚良庵を主人公とした物語」「手塚治虫のルーツを描いた作品」みたいに紹介されたりするのですが、あまりそこがメインのテーマではないので、ミスリードな感じがします(メインキャラとして手塚良庵はガッツリ出てきますが)。 手塚良庵も結構好感が持てる性格(女好きでだらしないが、やるときの集中力がやばい)で愛せるのですが、もう一人の主人公の伊武谷万二郎もそれとは反対(不器用で融通が効かない正義漢)ですが、かなり愛せます。 二人はいつも殴り合ってるのですが、本当は仲良くて尊敬しあってるところが良いですね。退廃の時代に咲いた一輪の友情の花ですね。現代にこれが連載されていたらBLの同人誌が多数作られていてもおかしくないです。 色々な人に目をかけられるほどの資質を持った万二郎でしたが、その性格のためにあまり出世せずに、最後は悲しい最期を遂げてしまいます。わたしも出世とかは良いので、自分に正直に生きようと思いました。陽だまりの樹手塚治虫1わかる
酒チャビン2023/01/10魔少年ビーティーとはうってかわって魔少年ビーティーは割りに丸っこく若干遊戯王っぽい絵柄だったのですが、絵柄的にはこの辺りで既にJOJOと言って良いですね。 ジャンルも若干SFっぽさも入った特殊能力バトルアクションもので、結構ビーティーから変えてきました。逆に頭脳戦要素が後退してしまい、まず間違いなく謎解きはしない感じの主人公となっています。 これは完全に好みの問題なので合わない人はスルーしてほしいのですが、個人的にはビーティーの方が好きでした。 JOJO(特に初期)好きの人はまず間違いなく楽しめると思います(そういう人は既にこちらも読んでる方が多いと思いますが・・)!バオー来訪者荒木飛呂彦1わかる
酒チャビン2023/01/10くらわしてやらねば ならんッ!然るべき報いを!個人的にはJOJOのスタイルより好きです! ちょっと一風変わった謎解きものに分類されますかね??JOJOにも頭脳戦の要素はありますが、アクションも全面に押し出されているため、ジャンル分けするとアクション活劇になると思いますが、こちらはアクション要素があまりないので、純粋な頭脳戦ものになってます! 確かに初期の作品なので、荒削りな部分もあるのですが、アイデアが好みで、もしこれが第8部まで続いていたら・・・金田一の斜め上をいく唯一無二の変態謎解きマンガが生まれてたのではないでしょうか!! ぜひJOJO9部はビーティーのスタイルでやってほしいです!!(というかキシベッチシリーズがそんな感じにもなってますかね。) 公一くんの手品教室もさり気にCOOLです。魔少年ビーティー荒木飛呂彦5わかる
酒チャビン2023/01/10世界のアラキ先生の初期短編集!!デビュー作も!!世界の荒木飛呂彦先生ですが、当然その先生にも若手の頃はあられました。その当時の作品です。 アウトロー・マンというデビュー2作目の作品は、集英社の引っ越しの際に原稿が紛失したようで、掲載当時の誌面(ジャンプ?)からデジタル複製されたもので、ちょっと画質が悪いです。バージョンによって収録されていたりされてなかったりするようなのですが、こちらの電子書籍版には、キッチリ収録されておりました。 あと書き下ろしなのか、冒頭に今の画風で書かれた美女が載っています。ぱっと見、徐倫ぽくも見えるのですが、突然の出演すぎるので、誰なんでしょうね??謎です。 内容は、基本的にはJOJOに至るまでのある種修行時代の作品ですので、やはり世界のアラキ先生といえども粗さは否めないのですが、初期の西部劇やSF色が強い作風から、徐々に頭脳戦や特殊能力戦といったJOJOの作風に近づいていってるのが伺えるので、ファンにとっては貴重な資料だと思います。 個人的には魔少年ビーティーが好きなので、それの連載開始前のパイロット版が載っていて満足です。というか、もはやこれは魔少年ビーティーの単行本に収録した方がいいと思います。ゴージャス★アイリン荒木飛呂彦2わかる
酒チャビン2023/01/10画太郎先生の初期短編集!デビュー作も!!画太郎先生は短編集が充実してますよね。気楽に読めるので、ちょっとした合間時間に読むのにおすすめできます。 ただ、ギャグ漫画の宿命ではあると思いますが、アタリハズレが大きいので、注意が必要です。 それでいうと、こちらの作品はデビュー作や未発表作含む初期(発表時期は1990〜2001ですが、ほぼ1995以前)の作品で、とても勢いがあり、好きです! 声を出して笑ったシーンが4箇所ほどありました。 笑う門には福来たる。今すぐこの作品を読んで福をゲットしましょう!画太郎先生ありがとう いつもおもしろい漫画を描いてくれて…漫☆画太郎
酒チャビン2023/01/05文太ことヒノデマキバオーの物語、完結!初代から続いてきたマキバオー一族の物語ですが、こちらの作品で文太ことヒノデマキバオーの物語は一旦完結です!!! 前作「たいようのマキバオー」のラストでいよいよG1馬となった文太が、今度は国内最強からの世界最強を目指します!!! 初期に相手にもされてなかった強力なライバルたちも、すっかり衰え、立場も逆転し、引退していくなか、文太はさらなる高みを目指します!! 全般を通して上質なスポ根マンガなのですが、つの丸先生特有のギャグエッセンスも効いていて、心地よいです。 最終巻のめちゃ緊迫している引退レースの本馬場入場のシーンに、渾身のギャグがぶちこまれてるのがすごくギャップがあり、面白かったです。引退レースの結果もすごく良かったと思います。 読み終わった後は、上質のサウナと水風呂からあがったような心地よい疲れとやりきった感があり、毎回読破後はしばらく呆けてしまいます。 一点、★をマイナスするほどではないのですが、たれ蔵が結構有能なトレーナーになっていてちょっと違和感というか、寂しいです・・・ 「んあ〜〜?〇〇なのねん。」的な部分に愛くるしさを感じていた身としては、親戚の子供がちょっと見ないうちに身長170を超え、声変わりしていたときの気持ちになります。成長といえば成長で、それ自体良いことなのかもしれませんが、何か複雑です。たいようのマキバオーWつの丸
酒チャビン2023/01/05あれサバイバル?やっぱブレイクダウン!サバイバルとブレイクダウンの話がごっちゃになったため再読しました。こちらはちょっと新しい(1995〜1997年)のと、少し上の読者層を想定されてるとのことです。なので、少しムードは暗い感じがします。暗ければ暗い方がいいという方は、こちらが好みだと思います。ただ上の読者層向けとはいっても、さいとう先生特有のエロ描写は今作は控えめだと思います。 わたしは個人的には記憶で区別がつかなくなってるほど両方とも同じくらい好きです。 執筆当時の時代を反映してか、地球がピンチになる理由が、サバイバルは地震(+核爆弾?)なのに対して、ブレイクダウンは彗星の衝突(米軍がミサイルを当てたのが原因で軌道が変わった)となっています(1995年は阪神大震災の年なのですが、シンプルに地震にするとちょっとアレだったのかもしれません)。 というかサバイバルって明確な原因の描写がなかった気がしますね。地震とか核爆弾とかの説は出てましたが・・ あとサバイバルでは自然の中で生き抜く描写が多かったですが、ブレイクダウンでは崩壊した街が舞台のシーンが多く、この辺りも世紀末感が出てていて個人的には好きです。ブレイクダウンさいとう・たかを
酒チャビン2023/01/0580年代ジャンプ編集部の物語!!結構最近色々と出ているマンガ家&編集者マンガ。その中でも本作は、80年代前半のジャンプ編集部の物語です!!それだけでもうすごく面白いです。 第3代編集長の西村繁男さんによる「さらば、わが青春の『少年ジャンプ』」という本が原作のようで、それのダイジェストをコミカライズしたもののようです。 80年代ジャンプはわたしがちょうどジャンプを読み始めた頃で、出てくるマンガはどれも懐かしく、その裏話も興味深く読めました!! ただ、当時にたくさんいらっしゃった編集者でも、わりに西村さんと仲の良かった??堀江信彦さんが担当されていた作品(北斗の拳やキャッツアイなど)の描写が中心で、わたしが夢中になっていたキン肉マンやアラレちゃんや奇面組あたりの作品はそこまで登場していなかったので、そこだけ少々残念でした。 原作の方には、そのあたりの作品の裏側の話も載ってるかもしれないので、今度読んでみたいと思います。少年リーダム~友情・努力・勝利の詩~次原隆二
酒チャビン2023/01/04自分的に第三次マンガブームのきっかけとなった名作キン肉マンでマンガを読みはじめ、大人になってからはマンガを読むのをやめていたのですが、大学生のときに火の鳥にハマり、こういう心にしみるマンガもあるのか・・・と手塚を読みまくってました。 もう手塚先生のマンガ以外は暇つぶし・読み捨て用と決めつけるというかなり偏った価値観になってしまっていた時にめぐり合ったこちらの作品。 とても面白かったです。手塚先生以外にもすごいマンガあるんだ!!!!となりました。今はもっと他にも大量にすごいマンガがあると思ってるし、それらのすごいマンガから生きるファイトをもらうことも多々あった人生なのですが、この作品に出会えてなければ、それらの出会いもなかったかと思うと背筋うすら寒く、本当に怖い気持ちになります。多分死んでたと思います。 元々同居人が持ってたやつを、その人が出てった後に部屋で見つけて読んだのが始まりでしたが、すぐに全巻揃えました。 内容としてはスポ根×編集者で、たくさんマンガを読みまくった今、改めて読むと、かなり荒いというか、変なところも結構あったのですが、全然関係ないですね。絵とか整合性とか全然関係ないです。面白いです。 マンボ先生の回はみんな好きだと思いますが、わたしは結構幕間的な短編のギャグ回も好きです!!というかギャグセンス的には、個人的には小林まこと先生に次いで2位とかに入ってもおかしくないと思います。 オナ作の作品としては、ありゃ馬こりゃ馬もすごく好きなのですが、それ以外の作品をあまり読んでいないので、電子書籍が発達した今、そして年が明けて2023年となった今、チャレンジしてみたいと思います。編集王土田世紀3わかる
酒チャビン2023/01/04俺たちのマキバオーの続編皆だいすき、マキバオーの続編です!!! こういった往年のジャンプマンガの続編が一時期雨後の筍のように現れては消えていきましたが、その中でも完成度はトップクラスではないでしょうか。 ブランド力抜きで勝負できる数少ない続編だと思います!!これが手塚賞に応募されてきたら多分賞とってデビュー決まると思います!! 内容は競馬×スポ根です。初代のたれ蔵もそうでしたが、どん底からのスタートです。たれ蔵が一応中央でずっとやっていたことを考えると、高知に飛ばされてしまった文太のがキツい状況です。しかも高知でも不本意な扱いをずっと受けてしまっています・・・・ ですが、あるきっかけから上を目指して頑張るようになります。いいですね!!!!すごく良いです!!!! 余談ですが、わたしスポ根ものの他に、白い動物が出てくるマンガが好きなので、そこもストライクです。がんばっている文太と昔飼っていたウサギのフッサンをどうしても重ねて見てしまって感動が倍増してしまうのです。 ですので、白い動物に興味がない方は、こちらのレビューは5割引で読んでいただけると良いのかな、と思います。 ちなみに本作は、文太が初G1をGETするところで一度完結しますが、すぐに続編の「たいようのマキバオーW」がスタートし、そちらも同じくすごく良いマンガですので、セットで読んだ方がいいと思います(全36巻になってしまいます)。たいようのマキバオーつの丸1わかる
酒チャビン2023/01/04おもしろすぎると思うマンガ全然知らないマンガだったのですが、甥っ子がハンドボールをやっているので、うちに来たときの暇つぶし用に買っておいてあげました。 ただ最近の子供にとってのマンガは、我々の頃の小説に該当するので、全然読むそぶりを見せず、しょうがなくわたしが読むことにしました。 おっ、おもしれえ・・・ このマンガ、おもしろ過ぎませんか??正直クラスに30人いたらこのマンガ知ってる人は0人だと思うのですが、もったいな過ぎます!!プロモ担当の人コレどうなってるんですか?作者がかわいそうすぎる・・・ 内容はハンドボールを題材としたスポ根ものです。正直、今話題のスラムダンクに影響を受けてる部分も目立つのですが、パクリというよりも、オリジナリティの中に自然に取り入れられている感じで、二番煎じ感は自分は感じなかったです。 キャラも皆魅力的で、敵やモブも含めて嫌いになれる人がいません。それでいて敵を倒したときのカタルシスみたいのもしっかりと感じられます。 1〜2巻あたりは肩に力が入ってる感じもあったのですが、その後は伸び伸びと描かれている感じがして、すごく読んでて清々しい気持ちになってきます。2022年に知ったマンガの中でもトップ1になってくる可能性が結構あるマンガです。 本当に個人的にはオススメできるマンガなので、死亡する前にもし時間があれば読んでみてほしいです。送球ボーイズフウワイ サカズキ九
酒チャビン2023/01/04ついに完結した名作・・終わってしまった・・50巻と区切りも良かったですし、ちょっとマンネリ化もしてきてないとは言い切れない状態でしたので、これで良かったのかもしれませんが、続きが読めないとなるとものすごく寂しいです・・ 元々は全然知らないマンガだったのですが、甥っ子が学校で百人一首大会があり、それに向けて練習をしていると言っていたので、「百人一首スペースマンガ」で検索したところ、こちらのマンガがヒットし、甥っ子に読ませる用に購入したのが出会いでした。 それで、表紙や絵柄が完全に少女マンガ的なこともあり、甥っ子が全然興味を示さなかったため、わたしが先に読んでみようと読んだんですが、これが面白い!!! 久しぶりに1日に3回も4回も本屋に行ってしまいました(続刊買い増しのため)。 その後、コロナとかあり、個人的にも一市民なりにいろいろなことがあったのですが、その度に読み直しをさせてもらってます。総武線で危うく落涙しそうになり、マスクで顔を覆ったこともありました。 マンガ一時好きだったのですが、いろんなソシャゲとかも出てきてほぼ読んでない時期があったのですが、やっぱマンガ読んだ方がいいな、と気付けたきっかけの作品でもあります。 内容的には百人一首に打ち込む高校生達の物語で、少女マンガの雑誌に連載されているものですが、正統派スポ根ものです。努力と友情と勝利も全部マシです。柔道部物語やマキバオーが好きな人は絶対に好きだと思うので、50巻ありますが、なんとか理由をつけて読み始めてみてください。ちはやふる末次由紀1わかる
酒チャビン2023/01/04ジョージ純度が高い!基本的には秋山先生お得意の厭世観と露悪趣味に富んだ作風で、それ自体はわたしは結構好きなのですが、こちらの作品は掲載誌が青年誌ということもあったのか、かなり行き過ぎてるように感じてしまいました…。 メッセージとしては芯をくったところをグイグイついて抉ってきていて、名言めいたものも結構あり、考えさせられる部分もあって悪くないと思うのですが、ちょっとジョージ純度が高すぎるので、読んでてだいぶアテられてしまいました。 新年会に向かう途中に読んでいたのですが、鬱屈した気持ちになってしまい、会中ほとんど口を聞くことができなかったです。新年会の場所も新年で閑散とした赤坂だったのも良くなかったかもしれません。捨てがたき人々ジョージ秋山
酒チャビン2023/01/04みなさん名前は知ってる名作ではないですか?ドラマの方が有名で、だいたい飛行機に乗ると、孤独のグルメくらいしか見るものがないので、みてしまう作品だと思います。わたしもその口で、ドラマの方は本当にお世話になってました。 マンガ版、めちゃ面白いですね!!!! ドラマ版は正直そこまで面白いものとは思わなかったのですが、マンガ版はかなり面白いです!!! 内容はグルメマンガだとばかり思っていたのですが、いわゆるグルメマンガではなく、ハズレの店に入ってしょんぼりしたりすることがあるところが好きになりました!!行く店も高級店ばかりということではなく、営業先で腹が減りすぎて適当に入った店とか、あげく入院中の病院食とかもあって、そこも好きです! ちなみにパリの書店でこちらのマンガが平置きになっていたので、買ってあったのでフランス語版でも読みました!味わい深いです!群馬の焼きまんじゅう屋に行く話をパリジェンヌ・パリジャンが読んで何が面白いのか分かりませんが、どうやら一定の人気があるようです! ★5も検討したのですが、1巻巻末の対談で、原作者の方が「食べ物のマンガで食べているシーンって、濡れ場というか…セックスシーンなんですよね。」というどこかでみたような発言があり、−1させていただきました。孤独のグルメ谷口ジロー 久住昌之1わかる
酒チャビン2023/01/04麻雀×ミステリ×マンガ麻雀もミステリーもマンガも全部好きなので、これは面白くないはずがない!と手に取りました。こんなにも麻雀とミステリーとマンガが好きなのに、本作品については全く知らなかったのですが、マンガのプロモ・流通ってどうなってるんでしょうね??広告出した方がいいかなり上位にわたしなど入ると思うのですが。 ですが結論としてはそこまで楽しむことはできませんでした。。。 いや、一定楽しめたのですが、やっぱり麻雀もミステリーもマンガも全て極めるってのが、一人の人間には無理なのか、少し消化不良気味に感じました。 着想自体は本当にすごくよくて、仕切り直しで第2シリーズが始まるようだったら猛烈に期待したいです(一人で全部極めるのが難しかったら、監修の方を入れるといいかもしれません)。九蓮宝燈殺人事件青山広美2わかる
酒チャビン2023/01/04全然面白くないって方もいそうですが、わたしはそれなりに楽しめました。 設定的には、作者自身が自らの過去を語る形をとっているのですが、掴みどころがなく、よく分かりません。いろいろなものの間で揺れ動くさまざまな感情をストレートに表現されただけのものなのかもしれません。 全1巻と短いこともあり、何か面白いストーリーだったりとか、読者へのメッセージがあるようなものではないですが、ジョージ秋山先生の作風のルーツが垣間見れるようで、わたしはそれなりに楽しく読みました。ごちそうさまです。告白ジョージ秋山
酒チャビン2023/01/04さいとうたかを先生のサバイバルのカバー基本カバーだと思うのですが、4巻くらいから完全オリジナルの物語になります。それまではかなりオリジナルに忠実な展開です。 オリジナルに忠実な部分は、全く同じ話なので、モロに経験の差が出てしまっているように思いました。同じ話でここまで出来上がりに違いが出るんだと、マンガ制作の奥深さを感じました。 後半のオリジナルの話は、新鮮味はありましたが、スリルとかドキドキ感はなかったです。地球滅亡が近い設定だと思うので、もっとキャラに悲壮感があっていいと思うのですが、皆メンタルが強く、多分この人たちは大丈夫だろうな、という感じを受けてしまいました。 第1シリーズ完、ということだったので、ひょっとすると第2シリーズが続くのかもしれません(話的には全然終わってないですし)。サバイバル~少年Sの記録~さいとう・たかを 宮川輝
酒チャビン2023/01/04あれサバイバル?いやブレイクダウン?サバイバルとブレイクダウンがどっちがどっちなのかわからなくなってしまったので、再読しました。 どちらも地球のピンチ・イマージェンシーものですが、こちらは特にこれといってスキルセットのない少年が、色々失敗しながら学習しつつ基本一人で生き抜いていくサバイバルものです。 設定とか描写が結構リアルでピンチ感がすごく伝わってくるので、手に汗握ります。地震・津波・野生の動物・異常気象・飢えと乾き・疫病・パニックによる暴徒化・宗教・迷信・組織権力などバラエティに富んだピンチが次々に主人公を襲うので、読者としてはダレるとことがなく楽しめるのですが、主人公にとってはたまったものではありません。 1976〜1978年に連載(@週刊少年サンデー)された作品ということなのですが、昨今の世の中のいろんなピンチも(ニュースとかで見聞きする範囲ですが)基本は変わらない感じがして、古びない作品の凄さを感じました。サバイバルさいとう・たかを1わかる
酒チャビン2023/01/04人びとよ、魂のふるさとへかえれ!!銭ゲバでジョージ先生の作品を初体験したのですが、おすすめでこちらが出てきたので読みました。 これも面白かったです!! デロリンマンがすごく魅力的で、こんな人になりたいなと思いました。デロリンマンのような人になれるようにがんばっていこうと思います。 愛こそ正義であるとがんばるデロリンマンに、きもちはわかるが力のない正義は無意味だと諭すオロカメン(たまに泣いてます)のやりとりがじんわりと考えさせられます。 途中、突然第1話っぽい感じでまた始まったので、どうしたことかと思ったのですが、一度ジャンプで連載が終了した後、マガジンでリメイク版として連載されたものも収録されているようです。 あとジャンプ版のラスト16話くらい(黒船編)がカットされているのと、マガジン版のラスト1話くらいもカットされてるようです。カットの理由は分かりませんが、作者がカットしたならしょうがないですね。チャンスがあれば読んでみたいです。デロリンマンジョージ秋山