名無し1年以上前「4月になれば彼女は」はサイモン&ガーファンクルの「April Come She Will」ですかね。 キャラメルボックスの舞台とか、川村元気さんの小説にも使われてます。自由広場マンガのサブタイトルに使われてる曲名1わかる
sogor251年以上前テーマはスポ根っぽいけどBE・LOVE連載なだけに文脈は少女マンガ寄り。義足の専門的な話などもありつつ全体的に爽やかな画作り。言ったら幾らでも重い展開に出来るようなテーマなんだけど、例えば骨肉腫で右下腿を失ったっていう設定を説明だけに留めて、画面作りを明るく、かつ純粋に走ることに対する物語を中心に展開。パラリンピックを見据えた企画だろうし、極力ポジティブな物語にしようという描き方には好感が持てる。物語が進む中で主人公の鈴がカッコよく走るようになってくれることを期待。 1巻まで読了。ブレードガール 片脚のランナーこれはいいパラスポーツ作品になりそう2わかる
名無し1年以上前タカコさんはちょっとだけ耳がいい。 ミュージシャン的な絶対音感があるとかではなく、 機械の様なリズム感を持っているとかではなく、 ホントに耳がちょっとだけいい。 そのちょっとだけいい耳で、 喫茶店での隣の席の会話、 電車の中で聞こえる発車ベルやアナウンス、 そういった普通は意識に上ってこないちょっとした 色々な音に他の人よりちょっとだけ 敏感に反応する。 そしてちょとだけ独特な感じ方をする。 そしてちょっとだけ幸福を感じるみたい。 普通の人が聞き流したり、 雑音や騒音とすら感じる生活音の中から、 楽しみや癒しや面白さを聴き取る。 そんな才能を持つタカコさんは とても幸せそうな人だ。 タカコさん日常生活には音がある9わかる
sogor251年以上前高校入学初日に出会った、明るく能天気なみかんとクールで真面目なあかね子。好奇心旺盛なみかんに連れられて2人が訪れたのは、未体験の出来事が体験できるという"初体験館"。 と、こんな感じでみかんとあかね子のコンビが「ありえないけどあったら面白そう」な不思議な物事や人々に出会いまくる作品。SFを"すこしふしぎ"と藤子・F・不二雄先生が解したのは有名な話ですが、少しどころではない"すごくふしぎ"な日常を描いたのがこの作品。 残念ながら2巻は2019年現在で電子書籍のみの発売ですが、その分2巻は200ページ超えの一大スペクタクルで完結まで一気に駆け抜けていきます。1つ1つは何気ない、でも全体を見ると壮大な、きっとマンガでしか体験できない女子高生の日常がここにはあります。 全2巻読了好奇心は女子高生を殺す"すこしふしぎ"?いえ、"すごく不思議"な女子高生の日常3わかる
影絵が趣味1年以上前志村貴子の、この長編デビュー作を、単なるうだつの上がらない青春漫画として読むにはあまりに多くのクエスチョンマークが後にのこる。 この感覚はいったいなんだろう。コマを追いながら、ページをめくりながら、とにかく、異常な違和感がついて離れない。違和感がついて離れないというより、コマとコマの隙間、ページとページのあいだに大きな違和感の空洞があって、そこへ随時おちてゆくような感じとでもいうのだろうか。青春という名の、あの、どうにも言い表せない奇妙な時間がうまく表現されているために、こんな違和感をおぼえるのだろうか。 けっして、それだけではないような気がする。この漫画は、漫画と呼ぶにはあまりに構造がおかしい。なんだろう、この、いつも置いてきぼりをくらう感じは。こんなにも人を置いてきぼりにする漫画がかつてあっただろうか。コマは話の筋を追わず、読者をぽっかりとあいた空洞にいざなう。 そして『敷居の住人』という意味深なタイトル、まるであなたはこのコマから出られませんと言わんばかりに。敷居の住人 新装版この感覚はなんだろう2わかる
ANAGUMA1年以上前映画館でアニメの予告を見て「ハイパー爽やか百合作品じゃん…!」と思って履修したんですが、想像の200倍くらいクセ強めのマンガでした(最高ではある)。 人付き合いが苦手な森谷さんが手に入れたのは1日のうち3分間だけ時間を止められる能力。 人から話しかけられたときにその場を去ったり、かと思うと人の秘密を覗き見たり、小心者なんだか大胆なんだかわからない使い道を楽しんでいました。 そんな彼女だけの世界に、クラスいち華やかで社交的な村上さんが「入門」してきたことで物語が動き始めます。 時間停止中に村上さんのスカートめくってパンツ見てたのがバレた森谷さんは(何をやってんだ)村上さんの望むままに時間停止を行使し、さまざまな「いけないこと」に付き合わされていきます。 森谷さんも読者も一貫して村上さんというファム・ファタールに翻弄され続けるわけですが、森谷さんが村上さんに惹かれ、関係を築こうとする姿は純粋で、ほとんど涙ぐましいほどです。 村上さんの行動の不穏さと不安定さゆえ「どうにかこの関係がなんだかよくわからんがふたりにとってベストな形でうまいこといってほしい」…そう願わずにはいられなくなっていくのです…。 トリッキーな構成にドギマギしながら読み進めたのですが、最終2話を読んだあとには思わず腕を組んで唸りながらふたりの感情を噛み締めてしまいましたよ。 感情が…あるのだ…ここに。それもデカいやつが…。ふたつ…。 とにかく2巻一気に読んでふたりの関係と感情の行く末を見届けてほしいです。フラグタイムふたりだけの時間が生む巨大な感情を見てくれ…!4わかる
兎来栄寿1年以上前全世界が待ち望んだ『フラグタイム』さとさんによる百合マンガです。 タイトルを読んで字の如く、あまりに尊い推しカプの絵をSNSにアップし続けてくれる神様が、実は年下どころか女子高生だったという実際にあってもおかしくないお話です。 オタクにとって解釈が合うかどうかというのは死活問題です。生きる糧になっている程の作品におけるカップリングや解釈が合わない時の悲しみ・辛みはエイトケン盆地より深いもの。逆に言えば、それが一致する相手との出会いは正に奇跡。 本作の二人は、そういう意味で奇跡的な相性を持っていました。二人ともパーソナリティ的には若干残念な部分がありつつ、しかし二人で推しについて語り合う時間の楽しさはすべてを忘れさせてくれるもの。 JKの方が上げた絵に対して毎回真っ先に長文感想を送っていたOL、そしてJKの方もその感想をとても楽しみにしていたという美しい構図もあり、二人を結びつける絆の必然性を強く感じさせてくれます。 巡り会うべくして巡り会った運命の二人の間に年の差などという障害は無いも同然。優しく穏やかに関係を深めていく二人の様子をただただじっと眺めていたいです。 オタクとしての在り方が確固たる主人公の様子だけでも共感する所は多く、百合要素抜きにしても楽しめる作品です。神絵師JKとOL腐女子魂の一致というあまりに必然的な関係性4わかる
名無し1年以上前わかる〜、わかりみがすごい漫画。 自分は埼玉の都会に分類される東京寄りの市で学生生活を送りましたので、行田市の田舎具合は知りません。浦和や大宮よりも、池袋にしょっちゅう行ってました。 だけど、あの少し見慣れないオシャレなものに対峙したときの混乱と怖気づいて(出直したい…)となる感じ、経験しました。 あと単純にこの子らの会話がいい。 中身のない会話が永遠に続く感じ…懐かしいし、全然読んでいて飽きない。 マンバ通信の記事でこの漫画に出会えました!ありがとうございます! 埼玉の女子高生ってどう思いますか?埼玉県民の心がキュルキュルいう1わかる
sogor251年以上前綺麗な表紙に引き込まれて買ってみたけど、1話を読み終わる頃には丁寧な導入に心を掴まれた。雨音・寧々の2人と主人公の光との出会いは運命的な雰囲気を出しつつ、2人の写真を撮る~2人の関係性に気付くまでの展開は百合作品であるからこそ自然に流れてゆく。 画力の高さもさることながら、登場人物たちの様子を刹那的にを切り取るような表現に写真部という舞台装置が絶妙に生かされている。また、カメラの存在が第三者視点のメタファーのようにも見えていたので、1巻後半の展開はかなりの衝撃をもって迎えられる。 ストーリー自体も先が気になるし、もっと各キャラの想いや感情に触れたいので早く続きが読みたい。 1巻まで読了。ルミナス=ブルー百合好きでない人にこそ読んで欲しい百合作品3わかる