野愛
野愛
1年以上前
陰キャも陽キャも漏れなくうわああああってなるポイントがある作品なのでは…?と思うのはわたしが陰キャだからなのでしょうか。陽キャの気持ちはわからないので。 と思ってしまうあたりスクールカーストの呪いから抜け出せてないですね。学生じゃなくなって10年以上経つというのに。 この作品の主人公は陰キャ男子・朝倉。いじめられているわけではないけれど、さりげなくでもあきらかに虐げられています。 そんな陰キャ男子・朝倉がスクールカースト上位の伊藤マユミと付き合うところからストーリーはどんどん展開していきます。 この伊藤マユミがなかなかのサイコパスで破壊衝動マシマシの強キャラでして、わたしはめちゃめちゃ好きなのです。 惡の華の佐和とかオナニーマスター黒沢の北原を明るくしてポップにして罪の意識丸ごと抜いて社会性プラスしたみたいな感じです。余計にヤバいやつです。 童貞を振りかざすな理論はまじで痺れた。 陰キャに寄り添うでもなく、陽キャを突き放すでもなく、それぞれの善悪や葛藤や苦悩を描いているので幅広く刺さる作品なのではないかと思います。 学校のクラスってほんとちっぽけな世界で、でもあの空間で起きることって人生に大きく影響するんですよね。とは言え、痛みも苦みも含めて青春だったなと過去にできると思うので。 今を生きましょうね。
たか
たか
1年以上前
実は…ということのほどでも有りませんが、私は3歳から15歳まで日本舞踊を習っていました。「踊りがテーマの漫画だ!」と、興奮して発売直後(2018/11/20)に即買いしたのがこのさんさん桜です。16歳から名取になれた(たぶん)のですが、進学した高校が遠かったためやめてしまいました。 藤杜流の家に生まれた少年・菊央の元に、日本舞踊に魅了された金髪碧眼の「ヒメ(※男)」がやって来る。2週間後の入門試験に合格できるよう、菊央に稽古をつけてもらいたいと頼むが、菊央には踊れない理由があって…というあらすじ。 https://twitter.com/kuranonn/status/1059025421612679168?s=20 スポーツ少年漫画の熱さと、少女漫画の繊細さ優美さ。両方のいいところを駆使して描かれてるのがすごかったです。 自分は物心がつく前から始め、これからというところでやめてしまったので、正直「踊りが美しい」と感じたことも考えたこともありませんでした。 なので、ヒメが美しいと感じている様子や、楽しそうに踊って表現している姿がすごく新鮮でした。 「練習のときは浴衣でやる」 「扇子で扇いで涼を取ってはいけない」 など、自分には当たり前過ぎることがきちんと説明されていて何度かハッとしました。 「私がやめたあとテクノロジー進化しまくってるけど、iPodで音楽掛けたりしてるのかな?」と疑問に思っていたのですが、各話の間にあるおまけによると今でも曲はカセットで流しているのだとか。 (あと今の時代にありがちなスマホでの撮影もNGなのだそう) 2巻全然出ないな〜と思っているうちに1年半以上たってしまったのですが、実は最終話(9話後編)までLINEマンガで公開されているものの、コミックスが出る予定はないのだそう🤯🤯🤯 https://twitter.com/kuranonn/status/1065564741748240384?s=20 https://twitter.com/kuranonn/status/1164064431988514816?s=20 衝撃すぎて力が抜けました…そんなことあるんだ…。 この悲しみを乗り越えたら1巻の続きを読んで出版社に手紙を出そうと思います…。 https://manga.line.me/product/periodic?id=0000av22