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わかる
ウィカ―オベロンの怒り― たまたま見つけた作品なんだけど表紙バチクソ美しいじゃん!好き…
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ウィカ―オベロンの怒り― たまたま見つけた作品なんだけど表紙バチクソ美しいじゃん!好き…

ウィカ―オベロ...
@たか

こんなのも見つけてしまった…好き

赤いベレー帽の女赤いベレー帽の女

ためし読みして値段見たら予想外に600円とかお手頃だったから即ポチった。悔い無し…!

ちょっと前に海外エッセイ漫画と海外ウェブトゥーンにハマっていて、フランスはとにっきフランスはとにっきモンプチ 嫁はフランス人モンプチ(フランスに偏ってますが)などを読み漁っていました。そのころにたまたま「海外のマンガ家さんが日本での生活を描いたエッセイ漫画」という興味ドンピシャのマンガがあると知り、内心「絶対面白い…!」と思いながら読んだのがこれ。

「第1回チャレンジ企画」で堂々の読者投票1位を獲得! シンガポール人漫画家が描く「ふしぎの国ニッポン」での日常コミックエッセイが待望の本連載スタート!! パンをくわえて走る女子高生は本当にいるの!? 買い物袋から飛び出てるアノ野菜って何!? 日本のアニメや漫画を愛するシンガポー...

実際絵がめちゃめちゃかわいい…!コミックエッセイらしさとお洒落さが絶妙なバランスの絵が素敵。

さっき、クチコミを書くにあたり冒頭を読み返してみたら

・アニメやマンガで買い物袋から突き出しているものが「ネギ」だとわかり真似したくてスーパーで買う
・日本で人の家に招かれた際、「(※客間に)上がって上がって」の意味がわからなくて、3階まで上がって待っていた
・スーパーで売ってる下着が地味なのが不思議

…という面白エピソードがゴロゴロ出てきて笑ってしまいました。

ちなみに私が好きなのは「雨の日に窓の外を見たら、男の子がマンガみたいに屋根の上で空を見上げていた」という話。(もし自分が外国人のオタクでそんな光景を見たらエモすぎて一生忘れられないと思う)

20話以上がコミックエッセイ劇場で公開されているのでぜひ読んでみて下さい!

(追記)
当時は知らなかったのですが、フー・スウィ・チンフー・スウィ・チン(FScFSc)さんは、日本でも著者を発表してる有名な作家さんなんですね。最近知ってすごく驚きました。

(画像は序文の挨拶のところ。優しい塗りと洗練された柔らかいデフォルメがたまらない…!)

ちょっと前に海...

一見小難しそうな本かと思いきや、親、同僚、パートナーとの対人関係がちょっぴりうまくいかない男女の「あるある」な日常を切り取った作品! 軽度の対人恐怖症でグループセラピーを受けている6人の男女。 対人恐怖症とあるが、ちょっと他人との対話がうまくいかないという感じで、誰にでも共感できる内容。 対話が途切れてしまったときに生まれる気まずい間とか、描き方がまた秀逸なのだ! 表紙だけ見るとマンガというより専門書のような難しそうな本に見えるが、ぜひお手にとって読んでほしい。淡々と、でもしっかりと、人間関係の細やかな機微が描かれている!

一見小難しそうな本かと思いきや、親、同僚、パートナーとの対人関係がちょっぴりうまくいかない男女の「あるある」な日常を切り取った作品! 軽度の対人恐怖症でグループセラピーを受けている6人の男女。 対人恐怖症とあるが、ちょっと他人との対話がうまくいかないという感じで、誰にでも共感できる内容。 対話が途切れてしまったときに生まれる気まずい間とか、描き方がまた秀逸なのだ! 表紙だけ見るとマンガというより専門書のような難しそうな本に見えるが、ぜひお手にとって読んでほしい。淡々と、でもしっかりと、人間関係の細やかな機微が描かれている!

@書肆喫茶mori店主

マンバ通信とこちらのクチコミを読んでとても興味がわきました。
対人関係が上手くいかない自分に対して「恥ずかしい」という感情があり人と共有しようという発想になりませんが、この本を読むことで少しでもその考えが変わるかも、という期待に繋がりました。
ぜひ読んでみたいとおもいます。

ツイ4で連載のホラーポップな4コマがついに単行本になりました!
作者のコットンバレント先生はタイ在住のイラストレーターさんで、このカワイらしい絵柄で繰り出されるシュールかつ不気味でカワイイ猫(?)の生き様がもうたまりません。

増殖、怪光線、変形能力などなどスペックの高すぎるクリーピーキャットに振り回される人間の滑稽な有り様にクスクス笑いながらも「お、俺も猫的なものに翻弄されてぇ…!」と思わずにはいられなくなります。怖くてウザいのにカワイイんだな…形が猫だから…。
飼い主のフローラフローラさんもキレイでちょっと抜けてるところもあって最高です。
まずは読んでみてほしい。

また、おマヌケな展開ばかりかと思いきや1巻のラストでは普通にゾクッとするキャラが出てきたり…。
とにかくずっと浸っていたくなる世界観のマンガです!

タイで鳴らしたあの店の店長も激オシだぞ!!(読めん)

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キャップ推し

これ面白かった。向こうでも日本のアニメが放送されてて、今20代後半〜40歳くらいのひとはファンが多いっていうのはちょっと知ってたんだけど、実際どんな感じだったのか、漫画になっててわかりやすい。
北斗の拳北斗の拳』がセリフ改変されてて全然別の話になってるのとか笑った。

あと初めてフランス語になったマンガが『AKIRAAKIRA』だっていうのも勉強になった。大友克洋大友克洋はバンド・デシネとかすでに読んでたって言うからある意味逆輸入と言うか…。興味深いです。

そういう雑学的な面白さと「どこの国もオタクは変わんないなぁ」っていうのが楽しめました(ザックリまとめちゃうのはちょっと危険かもだけど)。
スピリッツでやってる『ミンゴ イタリア人がみんなモテると思うなよミンゴ』もそうだけど、こういうオタク国際マンガ、もっと増えたら面白そうです。

これはニック・ドルナソニック・ドルナソサブリナサブリナ
コマが全部正方形で、キャラクターの顔もあえて単純に描かれていて、基本的に事態が好転したりせず、不気味なほど淡々と時間が進んでいくのがいい。

バットマン最大の宿敵といえば犯罪のカリスマ、ジョーカーです。
狂人である彼が正気を取り戻した時、ゴッサムに何が起こるのか、バットマンは彼を裁けるのか?という「もしも」を描いたシリーズ。

単に善悪の設定を入れ換えただけでなく、ブルース・ウェインという上流階級と、社会的弱者ジャック・ネイピアという対立構造を描くなど、現代のアメリカ社会を背景にしたテーマ構成が秀逸で、説得力があります。

市民の味方として声を上げた「ホワイトナイト」が現れたことで、法に縛られずに暴力を振るう「ダークナイト」とビランの違いはどこにあるのかという問題が浮き彫りになり、バットマンのフォロワーとして声援を送っていた読者の心も揺さぶられることに。

アルフレッド 1969~1972レッドが病に倒れたことで深まるブルースの孤独、何時ジョーカーに戻るかわからない不安を抱えたジャックの葛藤…。
「ふたりのヒーロー。ヒーロー」が悩み、傷つき、それでも戦うようすには胸が熱くなること必至です。

シリーズのヴィランも総登場するほか、ジョーカーを付け狙う黒幕ネオ・ジョーカーの設計などオタクが喜ぶ要素もタップリ。
特にクライマックスのバトルは『スパイダーバース』的なお祭り感があってテンション爆上がり。
映画になってくれ…!!

設定の奇抜さだけではない上質なエンタメに仕上がっているので、バットマンを読んだことがない人にこそ読んでほしい一作です!

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キャップ推し

ジョーカーには決まったオリジン(キャラクターの起源となるストーリー)がないというのはよく知られている。ベンおじさんを失うピーター・パーカー、宇宙からやってくるスーパーマンパーマン、といった定型のルールはジョーカーには当てはまらない。
彼はいつだって、物語に登場したときから狂っていて、得体のしれない不定形の犯罪王だ。

キリンキリングジョーク』もまた、掟破りのコミックとして名が通っている。
コミックの世界に桁外れのリアリズムを持ち込んだアラン・ムーアアラン・ムーアは、DCコミックスの誇る伝説のヴィランにも確固たる人生のバックグラウンドを与えることを試みた。

レッド 1969~1972レッドフッド」を装った彼が薬品工場でジョーカーに変貌するという筋書き自体は1951年に提示されたものだ。オリジンがないとはいえ、ジョーカーの基本的なイメージは多くをこのストーリーに依拠しており、本作もそれを踏襲している。
レガシーを踏まえて、ムーアとブライアン・ボランドブライアン・ボランドが取り組んだ仕事は、ジョーカーとなる男に読者の感情を投影させることだった。
無駄のない構成とレイアウトのリフレインリフレインを用いて、ジョーカーの狂気に読者を寄り添わせる演出の絶技に触れることはここでは省く。ページをめくるだけで体感できることだからだ。

結果的に我々はジョーカーに「共感」し、それを裁こうとするバットマンの姿を今までにない感情を込めて見つめることになる。

映画『ジョーカー』が公開されて以降、このキャラクターの持つ多様な側面について、熱狂的とも言える興味が喚起されている。
一体彼は何者で、どんな考えを持っていて、そしてどうなっていくのか。
多くの人がその答えに近づくヒントを求めて本作を手に取ったのではないだろうか。(実際にアメコミの邦訳本としては驚くほどの版を重ねていると聞く)

ジョーカーというキャラクターの闇は本作を通して少しでも光の中に照らし出されたのだろうか?
狂気が生み出される瞬間を目にして、我々は彼を理解できただろうか?

個人的な考えを述べれば、NOだ。

バットマンに手を差し伸べられたジョーカーの足元を照らすライトは最後には消えていく。
どれだけ悲惨な人生を生き、どれだけ凄絶な過去を抱え、どれだけの苦境に立たされようと、彼はいつだって狂ったジョークしか口にしない。

これからも前述の問いに答えが出ることはないだろう。

それこそがジョーカーをジョーカーたらしめている、最大の魅力なのだから。

BILL WATTERSONの『CALVIN AND HOBBES』は、シュルツの『ピーナッツ』(要するにスヌーピーですね)に並ぶ……いや、ある意味、熱量においてそれを圧倒的に凌駕するファンを持つ、ウルトラ・メジャーメジャー漫画である。

「"CALVIN AND HOBBES"が自分の生涯最高のマンガだ」と語るアメリカ人は、本当にたくさんいるのです。

読めば、その意味は分かる…のだが、大変残念ながら、日本でこれまで翻訳されたもの(集英社集英社刊『カルビンとホッブス』柳沢由実子訳と、この大和出版刊『カルヴィン&ホッブス』かなもりしょうじかなもりしょうじ訳がある)は、あまり適切な編集や翻訳がなされていると言えず、その真髄を味わうのに少し問題がある上、それでさえも絶版状態だ。
現状は、原著である英語版を読むことが最良の選択ということになる。
『ピーナッツ』が、翻訳者に谷川俊太郎谷川俊太郎を得ることのできた幸運を思わずにはいられない。

…とはいえ、スヌーピー知らない日本人はいなくても、『ピーナッツ』読んでいない人はたくさんいるだろうから、カルヴィンとホッブスの漫画が日本で知名度がないのは、それはそれでしかたないことかもしれない。
日本では、本当に海外の漫画が読まれませんからねえ。

(著者のビル・ワターソンビル・ワターソンは、変わり者だらけの世界の漫画家の中でも一頭地を抜く天邪鬼な天才でして、大ヒット作でありながら、ありとあらゆる映像化やグッズ化をほぼ完全に拒否しているのです。なので、スヌーピーみたいなキャラクター展開が一切できない)

しかし、優しさと詩情に溢れながら、汚い言葉と暴力衝動もムンムンムンムンのパンキッシュな少年物語であり、傑出したイマジナリーイマジナリー・フレンド物でもある、このCALVIN AND HOBBESは、紛れもなく「本当に面白い漫画」として、今も世界中で読まれているのです。

「寂しがり屋のガキ」な心を持った人には(つまり「漫画好き」には)、絶対「刺さる」と思いますよ。

あらすじの文言はセンセ。センセーショナルだけど、内容はひたすら坦々としている。この時間の刻み方、間の取り方はグラフィックノベルならではの表現で、非常に素晴らしい。
誰かが失踪する話というと、解決に向けて登場人物が頑張るのが物語の推進力になりそうなもの。ところが本作は事件そのものというよりは、事件の周りで起きることを細かく描写しており、それによって事件が落とした影を際立たせている。
とんでもないことが起きてもご飯は食べないといけないし、仕事もあるし、人は勝手なことばかり言う。
この制御不能な状態にいつ転げ落ちるか分からない(既に転げ落ちてるかもしれない)恐怖が、読んでいてじわじわと襲ってくる。しかし絶望するだけでなく、大きなアクションを起こすでもなく、恐怖と共に日々を過ごしていく感じが、すごく現代的でリアルリアル

Le webcomic d'a girl with sharp ears.


また新しいコンテンツを見つけてしまった…。圧倒的フランス・オタクマンガですね。


アニメのクオリティもすげえ。

ここ10年くらいのあいだに、自伝やエッセイぽいバンドデシネのスタイルが、フランス語圏を中心に広く。広く市民権を得ています。
ヨーロッパのマンガといえばメビウスメビウスエンキ・ビラルエンキ・ビラルのような、ゴツめのSFのイメージがいまだ根強い気もしますが、もっと生活に身近なテーマで軽く読める作品が近年増えているんですね。

そのなかでもダントツに「重い」実話マンガが本作。

新聞社シャルリ・エブドで風刺マンガ家として仕事をしていたカトリーヌは、打ち合わせに遅刻したことで偶然ISのテロリストの襲撃から逃れ「生き延びる」ことに。
その日から彼女の苦しみが始まります。

昨日まで一緒に机を囲んでいた仲間のマンガ家たちがみな殺されてしまったというのに、これまで通り世の中を笑い飛ばす作品を描くという、それこそ冗談のような状況で仕事をしなければならないのです。

さらに当事者のカトリーヌの心は置き去りのままに、「JE SUIS CHARLIE(わたしはシャルリ)」の鬨の声が各国であがり、いち風刺新聞であったシャルリがテロとの戦いの急先鋒に祭り上げられ世界デビューする始末。(これも悪い冗談!)

そしてカトリーヌは記憶を失ってしまいます。

シャルリ・エブドがなぜ差別行為とも取れるようなドギツイ風刺を行うのか、どんな存在なのか、なぜISがターゲットにしたのかなど日本ではなかなか想像しづらい部分がありますし、いい/悪い、被害者/加害者といった単純な構造で説明できる問題ではないと思います。

僕が心を打たれたのは、彼女が再びペンを取って本作に描いたのが、犠牲となった同僚のマンガ家たちが、生きて、誠実に表現をしていた姿だったことです。

シャルブやヴォランスキといったレジェンド作家たちが築き上げてきた、シャルリというマンガの牙城に自分も加わっていたという誇らしさが表明されているのです。
壮絶な境遇におかれた彼女にしか、この「描くこと」への誇りを「重さ」をもって、世の中に投げかけることは出来ないように思います。

手塚治虫手塚治虫先生は『マンガの描き方』のなかで差別を行うことの卑劣さと、創作することの尊さの両方を説いています。
カトリーヌはその混沌の渦中で命を拾い、創作の手綱と仲間を失いました。
彼女は今も立ち直れていないといいます。

それでも立ち上がるために「軽く」あろうと、描くことをやめず、「美なるもの」を求める彼女の精神は、この世界で間違いなく尊ばれるべきもののように思えるのです。

椎名ゆかりさんの連載がはじまった。 80年代に日本の漫画家がアメリカ向けに描いたアンソロジー『MANGA』って本があるらしい。 全然知らなかった…読んでみたいな〜。 海外に日本マンガを届けた人々第1回 編集者・向出雅一 - メディア芸術カレントコンテンツ https://mediag.bunka.go.jp/article/article-15381/

椎名ゆかりさんの連載がはじまった。 80年代に日本の漫画家がアメリカ向けに描いたアンソロジー『MANGA』って本があるらしい。 全然知らなかった…読んでみたいな〜。 海外に日本マンガを届けた人々第1回 編集者・向出雅一 - メディア芸術カレントコンテンツ https://mediag.bunka.go.jp/article/article-15381/

@ANAGUMA

G-NOVELSの宣伝動画はまだ1000回も見られていない(無念)
けどIGNの紹介動画は7万再生されてて、ロード・オブ・ザ・リング、ハリーポッター、ゲーム・オブ・スローンズと並ぶ「次の偉大なダーク・ファンタジー・サーガ」としてモンストレスモンストレスが紹介されてる
日本でもっと広まってくれ〜〜:joy:


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片桐安十郎

絵本のような可愛い絵柄の小人たちが残酷な自然によって淘汰されていく漫画
読んでいてすごくドス黒い気持ちになります。

星々の城は、この表紙がほんっと〜〜に美しくてずっと気になっていた作品なんですが、19世紀のドイツが舞台でしかもSF少年活劇だなんて素敵すぎる…好き要素しかないです🥰

ぜひ手に入れたいと思います…!

バスティアン・ヴィヴェスバスティアン・ヴィヴェスの線はとにかくなんかエロいです。
特別性的なビジュアルを志向している画風でもないのに(巨乳のキャラクターは多いけど)なぜかエロい。そして爽やかです。
エロいのに爽やか。

年上のひと年上のひと』はそんなヴィヴェスの「エロ線」の魅力がこれでもかと詰まった作品です。
自分より3つ年上のエレーヌに13歳の少年アントワーヌが抱く憧れ、友情、恋心、欲望…そのいずれとも完全に分けきれぬ複雑な心情を表現するのに彼の線以上にふさわしいものはないように思えます。フランスの10代のリアルリアルみたいなのがすごい。

また、この作品が素晴らしいのはエロいだけじゃなくて、優しさも溢れていることです。
アントワーヌもエレーヌもそれぞれ孤独やさびしさを抱えています。
お互いがそっと寄り添うことで優しさを分かち合う、思春期のピュアさがじんわり沁みてくる…。

エロさあり、やさしさあり、妙なナマナマしさありでヴィヴェス史上最高の胸キュンマンガです!

フランス人の母、シリア人の父を持つ「未来のアラブ人 中東の子ども時代(1978-1984)未来のアラブ人リアド・サトゥフリアド・サトゥフの自伝的エッセイマンガ。原著は現在4作まで出ていて、1作目は6歳になるまでの子ども時代を描いています。

彼はパリで生まれたフランス人ですが、幼少期は父親の仕事(と思想)の都合でカダフィ独裁政権下のリビア、父の故郷シリア、そして時々フランスで暮らすことになります。

2つのアイデンティティ、3つの国と文化、さまざまな政治や宗教をまたいで幼少期の人格が形成されていくようすを克明に捉えた…
みたいに書くとなにやら難しそうですが、幼いリアドの感性が色々な文化に触れて、心を動かされたものを素直に映し出していくようすは純粋な面白さがあるし、とっても楽しいです。

発展途上国や独裁政権のキツイ側面、多文化理解や国際政治の困難もしっかり描いてあるのですが、絵がカワイくてオシャレなのでスルスル読めてしまう。
サトゥフは風刺マンガのシャルリで働いていたこともあり「色々難しいことはあるけど、ま、笑っちゃおちゃおう」という姿勢はなかなか小気味よいです。
これもマンガの力ですね。

昨今、地球上のあらゆるものごとが複雑になっちゃった気がするけど、リアドの目を通してみると、意外と些細なことやなんでもないことで出来上がっている。
世界って思ってるより単純で気楽なものかもしれないな、という気持ちになれる快作です。