読みたいけれど読みたくない『タラレバ娘』の番外編は、本編終了から数年後、まったく夢のない現実味溢れる感じでスタート。 仲良し独身グループのメンバーが、一人一人結婚していくのを見送る側の切なさがよく伝わる。 できれば全員ハッピーエンドで終わってほしいけれど、新たなヒーローが女と付き合ったことのない変人とのことで、そう簡単にはいかなそうな空気……。
お爺さんなのにシュッとしててキマってて素敵…しかも教授で知的。そんな先生に憧れをいだく根暗で地味女な大学院生が主人公。はたしてロマンスに発展していくのか… 教授は昭和元禄落語心中の八代目八雲とか火ノ丸相撲の駿海と近い系統のイケメン爺ですね。
河内遙先生が描く王道少女マンガ的ラブストーリー。 曽祖母にもらったネックレス、天気雨、とあるクラシック音楽の一曲、三つの要素が合わさると自分そっくりのお嬢様が生きていた明治時代に飛ぶらしい。主人公は子供の頃にも一度タイムスリップしたことがあって、その時に出会ったお嬢様の婚約者である御曹司とはお互いに初恋の相手でもある。無くしたネックレスを探す為にお嬢様のフリをして御曹司に接しているうちに恋心が増すんだけど、自分の正体を明かすことも出来なくて…というお話です。 これはちょっと展開が読めなくて面白いなと思ったのは、主人公の他にもタイムスリップした人物がいるところです。それがお嬢様が恋心を抱いている若き書生だから益々面白い。人物相関図がワクワクの多角形になってます! 子供の頃のように恋と少女マンガに憧れる純粋さを思い出させてくれる良作。
これほど読んでいてハラハラさせられる恋愛漫画は久しぶりに読んだかも!弁護士としてバリバリ稼ぐ仕事女の主人公が、既婚者に本気で恋してしまう話です。 大人のぐちゃぐちゃした恋愛群像劇といえば「東京タラレバ娘」や「きみが心に棲みついた」なども面白いですが、それらや他の少女漫画のような予定調和感がなく先の展開がまるで読めません。また女性向けコミックにありがちな共感や自己投影ばかりに重点をおかず、気持ちのいいスピーディーさとこちらの想像を超えるキャラクターの行動力で楽しませてくれます。 3人のセフレと日替わりで遊び周り、仕事人間だから結婚しなくていいと豪語し、高根の花を自認していたにもかかわらず、一見冴えないが天然女たらしの既婚の公務員にコロリと初恋に落ちてしまい本気で困惑する美留町さん可愛いです。 2巻まで読みましたが完全にハマりました。 仕事が終わったら急いで書店へ行って続きを探そうと思います。
『テラモリ』のiko先生の短編。 キャリアウーマンの女性が彼氏に振られて、ずっと癒してくれていた美容師さんとくっつくという話なのだが、普通の恋愛物と見せかけて最後にひどいギャグを盛り込んでくるのがこの作者様らしいというか、思わず笑ってしまった。 (癒し系美容師さんが実はSだということもよく分かった)
50代の主人公ということで、かなり思い切った作品。 途中、都合のいい相手(イケメンとか不倫とか年の差とか)との恋愛で振り回されつつも、『売れっ子少女漫画家』という特殊な世界を描き切ったところは見事。 特に少女漫画家の収入についての解説は、お仕事モノとして興味深かった。
川端志季先生の新連載。死ぬほど後悔する出来事があり、それをやり直したいという願望を叶えてくれる(ややご都合主義な)タイムリープから始まる第一話。主人公が辛いことから逃げているシーンが重点的に描かれているため、共感度はあまり高くないが、ストーリーの続きは気になる。
主人公の金子幸子や他の登場人物の言動や妄想、思い込みが笑えます。 爆笑、というよりはクスッって感じですかね。 あと、作品の中に出てくる酒場「酒処 女の涙」が好き。
江古田ちゃんの作品の作者なので、連載当初から、コミックになるのを楽しみにしていました。 中身は、かなり病んでいる感じで、そこが面白いです。自分もこういうことをもしかしたらやってしまうかもしれないですし、身近に以外といるかもしれないですね・・・。 女性のギャグ漫画の作者って男にない感性があって、結構好きです。 1巻の終わり方も次が気になって良かったです。
タイトルに姫とかついてる少女漫画って…と始めは思いましたが、よくある感じの恋愛につっぱしった内容というよりヒロイン月海ちゃんのシンデレラストーリー的な…女性に好まれそうな漫画だなぁと思いました。 なにより同じアパートの住人達が全部オタクでバラエティに富んでいるのが良かったです。風貌の独特な感じとか。月海ちゃんも最後まで基本スタイルはもさっとしてるので、なんか「あぁあくまでクラゲ最優先の人なんだ…」と共感する人が多いかもしれません。 クラゲ人気に火をつけたり、男の娘キャラをいち早く使ったり、東村さんはアンテナがすごいんだと思います。
読みたいけれど読みたくない『タラレバ娘』の番外編は、本編終了から数年後、まったく夢のない現実味溢れる感じでスタート。 仲良し独身グループのメンバーが、一人一人結婚していくのを見送る側の切なさがよく伝わる。 できれば全員ハッピーエンドで終わってほしいけれど、新たなヒーローが女と付き合ったことのない変人とのことで、そう簡単にはいかなそうな空気……。