※ネタバレを含むクチコミです。
異世界転生して、努力もなしに「俺TSUEEEEE!!」してハーレムを築き上げるのは陰キャの希望であり夢。 しかし、そんな夢の下で泣いている者もいるという所にスポットライトを当てた物語です。 幼いころから努力に努力を重ねて強くなり、高潔な魂で正義と平和を愛して人々のために戦い続けてきたレトリバー王国の騎士ポメラ。彼が、続々と異世界から現れる転生者のかませ犬にされ続け、努力は決して裏切らない……などということはなく何の努力もしていない者たちが与えられたものだけで無双してすべてをほしいままにしていくこともあるという、残酷な現実を突きつけてくる物語です。 結果、大いにグレてしまったポメラが逆に現実世界に乗り込み、異世界転生の円環を阻止していくという切り口が面白いです。努力なしに強くなる主人公がメインストリームとなっていた昨今において、カウンター的な作品となっています。 「オレはなァ トラック見ただけでイライラするんだよ!! テメェらは一体今まで… どんだけの人間たちを異世界転生させてきたんだ ボケェエエエエエ――――!!!!」 と、木刀でトラックを叩き壊すシーンは声を出して笑ってしまいました。その数ページ後に更に新しいトラックが出てくるところも最高です。何なら、事あるごとに出てくるトラックの天丼でずっと笑います。 チャンピオン系作品なのに、全体的にマガジン系ヤンキーマンガの雰囲気を纏っているところも好きです。 主人公の名前がポメラなのも、ポメラニアン好きとしては応援してくなるポイントです。 異世界転生させるトラックを破壊するカタルシスを味わいたい方にお薦めです。
ノンノン。 「森蘭丸です。匿ってください。バンパイアです。人の血を吸います。」 どう聞いても変な人なのに、「おもしろいから」という理由で三助さんとして雇うお父さんの心の広さよ。 ネタ設定と笑いつつ、聞き飽きたと言わずに10年も受け入れてくれる、ご家族の心の広さよ。 名前の通り、森さんにとっての光の存在であるリヒトくん。 そのリヒトくんが食べ頃になるのを待つ、森さん。 そのために全力を尽くす森さん。 これはBLでいいのか? 森さんだけ衆道の世界に未だいるだけでは(あと変態もいる)。 わからぬ。わからぬが、変態が多すぎて、呑気過ぎるリヒトくんご家族が普通に見えてくる。あのご家族もどこかずれているのに!! それから、処女と見ただけで分かるバンパイアがいるなら、童貞に気づくバンパイアもいるはずよねと思った。 味の好みだもの。 森さんは、自分好みの美味しいもの(18歳童貞)を探しているだけなのだもの。 でも能力が発揮されて明らかになるたびに、「お前かよ!」と笑ってしまう。 ぜひ読んで、ひと笑いしてください。
という奇抜な設定。刑事はおじさんだけど女子高生や少年と入れ替わったりして当時の事件を解決して未来を変えていく。そんなんしていいんか?とちょっと思うけどご愛嬌。 そしてその犯人たちシリアルキラーのイカれっぷりはなかなかいいぞ。
原作のあの人がこの人のifで、このシーンはあそこのオマージュかなと原作が好きな人はワクワク。 個性的なキャラクターが多い原作とはいえ、あの人がこの人かなと、まだ名前が出ていない人まで想像できておもしろい。 そして、マフィアとあるけど、原作が悪魔のせいか、本来ならなかなか怖いはずのシーンも通常営業に見えるのがあら不思議。 怖いのは修繕費? 原作未読でも、やたらめたら破壊するオペラさんや、だんだん鍛えられていく入間くんに、ドキドキを楽しめると思う。 第一巻の都会で、入間くんを即座に守る二人の姿がかっこよくて、ほ〜〜とうっとりしてしまった。
ゾンビものはやっぱ面白い! テーマが闇っぽいのも良いです 絵もうますぎる…
ゾンビ漫画の伝統を適度に打ち破りながら、オリジナリティーがあります。ゾンビウィルスは「噛まれなければ感染しない」という伝統を破り、飛沫感染ありとコロナウィルスの影響がもろに出ています。よくあるパニックホラーかなと思いながら読み始めましたが、読み進めるうちに登場人物それぞれの複雑な背景が見えて興味がわきました。ゾンビに襲われるシーンは描写が細かめなのでグロ耐性ない方には少々キツいかもですが、主人公の元犯罪者青年が謎のゾンビウィルスで混沌とした中、どう立ち回るのかって話で、ただのパニックものとはひと味違います。
6巻まで既読。 (自分が3年後に美味しく吸血する為に) 蘭ちゃんが李仁くんのDTを守ろうと すればするほど状況が悪化していく😅 みんなが一方通行に片思い。 これBLカテゴリーだから最終的には 蘭ちゃんと李仁くんエンドだろうけど この李仁くんの天然無自覚でそこに 行き着く気がしない😂 蘭ちゃんもほんのりした自分の気持ちには 気づかないフリして美味しい血の為って 言い聞かせているし。 7巻既読。 葵ちゃんは蘭ちゃんのこと好きなのに、李仁くんを好きなんだと勘違いしている蘭ちゃんは、策が失敗して自分を諦めるように言ったかのようになってしまったw そして新たなバンパイアハンターが登場。
ノリと勢いがもの凄いから笑いながら読めるっちゃ読めるんだけど、なぜだかちゃんと食らいますね……。 25歳童貞男子がかわいい女子中学生に転生したらセックスはできるのか???できるだろやるぜやるぜやるぜ!!! と勢いよく始まるものの、出会って3秒で合体を実現しようとするからそりゃうまく行かず……。 というかむしろ相手の男の子がまともでよかったねとすら思う。まともじゃないのは主人公だけ。 1話ですでに真実に辿り着きかけてるのにどうしてそこを無視しちゃうんだろうね……というかセックスが目的になりすぎて童貞喪失の前に処女喪失するのはいいのか……セックスだって所詮はコミュニケーションのひとつでしかないんだぞ…… といろいろ考えてしまい、ちゃんと食らいました。 本当の愛に気づくとかそんなんじゃなくていいので、しっかり現実を見つめられるようになるといいですね…!
もしも幼少期のイルマちがマフィアに拾われてファミリーとして育てられたら…というifの世界を描いたスピンオフ。本編に負けず劣らず面白い。作画は本家以上に迫力あるところも。『魔入りました!入間くん』未読の人でも読める構成になってるので、入間くんシリーズ未読の方はもちろん、本編ファン(特にオペラ推し)にとってもめちゃくちゃ嬉しい作品。
高橋ヒロシの作品はどれもオトコの熱い想い・気持ちが描かれていて大好きだ。 学生時代はヒーローのように格好良く、やられても男らしく輝いている所謂中心人物たちよりも、ちょいちょい挟まれる端役のオトコたちの想いや鬱憤に同調してしまう事もあって、彼らが救われる話や漢を見せるところが大好きだった。 『クローズ』で言えば阪東・水戸、あと甲斐のアレもよかった…思い出せばどれもこれも胸熱なわけだ。 クローズからの大人気グループといえば「武装戦線」で(未だにたまに現実でもT.F.O.A.とドクロが描いてある服を着てるイタいおっさんを見る事があるけど、温かい目で見てあげようと思う。しかしあれはなんでおっさんしか居ないんだ…)本作はスピンオフとしてその武装戦線の6代目ヘッドとなる河内鉄生が主人公である。 先にネタバレでもなんでもなく言ってしまうが、河内鉄生はクローズの時点でバイク事故で亡くなってしまう。 あの衝撃は本当にデカく、なんちゅう事するんだと高橋ヒロシに泣きを入れるファンがいてもおかしくないと思う。 だが、そんな本当にデカい存在だった彼がどうデカくなっていったかを深掘りしている作品、面白くない作りだったら許せないわけだが、しっかり納得がいくように頑張って作られていると思う。 現在13巻まで出ていて、スピンオフの割にはやっぱり高橋組はいっぱい描かせてくれてありがたい(正直最近は台詞回しが多すぎる気もしているが) 新しいキャラもそれらしく色があっていい。 まぁ、河内鉄生の生き様をしっかり描ききってほしい。 で… 要するに、自分的にはモブと呼ばれる端役のオトコたちの漢を見せるシーンが増えているっていうところが熱いポイントなので、是非そこを読んでもらいたい。 戸川がこんな熱い展開でしっかり漢を見せてるんですよ…たまらんだろう。
思ったよりけっこうゾンビ漫画!ゾンビ好きにはオススメですね。ハラハラドキドキします。 主人公も訳アリでめちゃくちゃ気になるストーリーです。 グロい描写もあるので苦手な人にはお勧めできませんが、ゾンビ好きにはたまらないです。空気感染するゾンビです。
ゴロのいいタイトルだこと(笑) 森蘭丸が何とバンパイアになって現代も生きて居ると!! 町の銭湯の居候 森さんはバンパイア、4代目の李仁君が童貞の18歳になるまで10年まって血を吸う計画。 あと三年というところで恋に落ちててしまう。 芳醇な香りが漂う李仁に近づけさせまいと奔走する蘭丸。 キャラが面白く、絵もきれいで笑っちゃう。 もっと早く読んでればよかったと思う一作。
ドカベンでいうところの、プロ野球編です。 先輩達が大学に進学して、それぞれ自転車部に所属する物語。 東堂が、自転車部のない大学に入学して、新しく自転車部を設立するのは胸が熱くなった。 やっぱこの漫画はすげぇな。
登場人物が次々と自分勝手な思い込みで行動を起こし、面白い展開になってくる。 バンパイアが既に10年銭湯の住み込みで働いているという設定も面白いし、そこの息子の李仁が純真で18歳まで童貞を貫いてもらって美味しい血を飲みたいと見張っているのも面白いし、バンパイアが寝ている時はいつも全裸なのも面白いし、トマトジュースを飲むと落ち着くのも面白いし、タイトルもお風呂にちなんでいて面白いし、全部面白いです。
ゾンビ物は、あまり好みではないけど、読んでみた。 噛まれたら感染。 飛沫でも感染。 死んでもすぐに生き返る。 頭に衝撃を加えると死ぬ。 かなりの人がゾンビになっている。 閉じ込められたホテルからどうやったら逃げられるのか・・・? 生存者の背景が少しづつ見えてきたが、アイドルの皮をかぶった女の子がどんな状態になっても身バレしないように自分を守っているのが痛々しい。命がなくなったら終わりなのに。自分ではなく、誰かに日常を壊してほしいと願ってたって、今の状況は、壊れ過ぎだと思うが。 でも、本音が喋れる相手が見つかって自由になった途端の口の悪さは、面白い。これが、本当の彼女。少しは、楽になったのだろう。 3巻読了。
同じチームに里中と不知火と山田と土井垣がいる感じですね。 どのキャッチャーと組むかで、ピッチャーの球って全然変わるからね。 投げやすさとかもあるし、自分が投げたい球とサインがマッチして三振とった時の高揚感でどんどんテンポ良く投げれる。 キャッチャーがとても重要というメッセージもあると思う。 野球漫画好きなので面白いと思います。
麒麟の川島さんが〜という記事を読んでたらなんと奥嶋ひろまさ作品が…! 成り上がり飯・アシスタントアサシンを読めばわかるけど、ともかく「く、くだらねえ!」ってなるのが逆に売りとして受け入れやすい謎の作風なのだ。 そしてガチガチのBLマンガを描く人でもある。 故に最近はそっちの方面でばかり見ている気がしてたのですが(タイBLの「2gether」とか「同棲ヤンキー赤松セブン」とか)今作はまた別の角度でオリジナリティが火を噴いている! 多分BLじゃない! 初めて読んだのはQP外伝のトム&ジェリーのやつで、やたら絵が上手いが誰なんだ?とそこから手にとるようになったのですが、今作もきっとやたら上手い絵でしょーもない笑いをくれると思われる。 2巻の時点ではそうなっている。安心して読むべし。
いやいやいや!色々ぶっ飛んだシチュエーションすぎていっそ清々しい気分になる(笑)。しかも蘭丸の超絶イケメンっぷりはヤバいから!
警察官である主人公が、過去にタイムリープして、シリアルキラーを止める話。 タイムリープするためには、同じ課にいる上司、父親が警視総監で人の意識?を過去に送れる特殊能力をもつ「飛高紫苑」の力が必要。 え?過去に意識を飛ばす? しかも被害者の体に入る? と、リアルな犯罪ものかと思いきやSFも入って良い感じ。 シリアルキラーに殺される前の被害者を体験することで、シリアルキラーの動機なり人物像を把握したいっていう飛高の魂胆。 被害者を体験・・・と言えば軽い感じですが、そこで死んでしまえば終わりらしいので、被害者の体を使って主人公は殺されないように闘うのがスリリングです。 飛高も作品内で言及してましたが、 確かに海外の無差別殺人鬼とか、英雄とまではいいませんが、サブカル雑誌とかでカルト的な人気誇っている人物いますよね。 常人じゃ理解できないからこそ、謎の魅力があるんだと思いますが、その点は自分も共感したので、興味深く読んでおりました。 実際は目も覆いたくなるような残虐性だったりしますが、 どうしてそんなことしたのか?どういう精神なのか?と、ロジックでははかり知りないからこそ、好奇心が駆り立てられる感じです。 本作で、それが少しでもわかると題材として面白いなと思いました。 そして、飛高紫苑がなんとも怪しすぎる。 何か裏がありそうで、その点も注目ポイントです。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 突如としてゾンビになるウィルスが蔓延してしまった東京。その中心にある歌舞伎町のラブホが舞台ってのが面白い。登場人物の客も店員もヤバそうな人しかいない。 ・特に好きなところは? 主人公には猟奇的殺人を犯した過去があって、いわゆる元少年と呼ばれるような人物っていう含みがあるところ。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! まだラブホの室内から一歩も出てないけどめちゃくちゃ面白い。
主人公の五大一哲は、警視庁刑事部捜査第一課に所属していたが、捜査中にすぐに手を出してしまうため辞令が出て、捜査第五課に配属されることになった。 捜査第五課とは、警視総監の父を持つ飛騨高紫苑が父に頼んで作ってもらった『殺人犯超常捜査係』。 そして、飛高は、超能力者である。 飛高は、連続殺人犯の凶行を未然に防ぐために、五大を過去に行かせる。 過去に行った五大は、殺人犯の標的である殺されてしまう人物と入れ替わり、事件を解決していくというストーリー。 1巻読了。 因みに、1巻では、まだ事件は解決していない。
※ネタバレを含むクチコミです。