私は単行本派だが、久しぶりに連載を追いたいと思った。その位、先が気になる。 高校の演劇部の群像劇。バレーを辞めた演劇初心者の主人公や、野球に挫折した先輩、演劇に思い入れの強そうな部長の明るさに対し、指導を拒否する担当教員、演出に回る高飛車な1年の暗さがしこりを残したまま、主人公初めての舞台へ。 1巻では色々秘されていて、少しもどかしい感じがする。でも優しい絵柄で描かれる、複数の登場人物の過去の傷が少しずつ見えて来る物語は、例えば『1518! イチゴーイチハチ!』の様な「過去の克服」をテーマにした丁寧な青春群像劇になっていきそうで、巻を重ねるほどに面白くなりそうな期待感が。 特に元演劇部員だったらしい教員の話を、とても聞いてみたい。過去の「部活」に蟠りを残している私が、読みたがっている。 派手さはないが、落ち着いて読める優しくも芯のある青春物語。私はもう今から、最後まで追いかけると決めた。
ねこだまりでもふもふ猫たちの悠悠ライフを描いた著者の猫マンガ最新作。これまた、ねこだまりとは全く違うイメージですごい。あと男性キャラクターが二人しか出てこないのも新鮮でした。 ストーリーはあまり掴み所がないけどじわじわくるホラーっぽさがありました。世にも奇妙な物語でありそう。ともかく猫の描き方が上手いから、最後のコマはゾッとする人と、「猫かわいい」の人と分かれそう。
そんなことあるのか?と思いますが、やはり原作者の方の実体験が元になってるのでしょうか?なんとなく、経験者目線でけっこう細かいところまで詳しく描写してるように思えました。でも保育士の経験はあまり活きないんですかね。活きないか… 刑務官は受刑者に厳しい目を向けるだけではなく(罪の重さによるでしょうが)"受刑者と社会"を刑務官がつなぐという役割もあるんだと知りました。刑務官のお仕事に関してもっと知りたいので続き描いてほしいです。
※ネタバレを含むクチコミです。
咲子ちゃん一生懸命でめちゃくちゃ大好きです。頑張って働いて週に一度ごほうびで美味しいものを食べることを楽しみにしているOLさんです。食べるのも作るのも外食も全力で楽しんでるのがいいし、食べてるときの幸せな表情がとにかく可愛いです。お花の髪飾りも眼鏡も可愛い。同僚の小湊さんも可愛い。 咲子ちゃんの可愛さは造形だけじゃなくて、一生懸命なところがよいんですよね。週に一度のごほうびごはん制度をはじめたきっかけのエピソードは、田舎から上京してきた頃や新社会人として就職したばっかりの頃のことを思い出してほろりときちゃいました。思わず応援したくなっちゃう女の子、それが咲子ちゃんなんです。 妹の友達のさつきちゃんをもてなすエピソードも好き、主任と梅干し割飲むエピソードも好き、優しくて人間味あふれるお話がいっぱいなんですね。 今日や明日が憂鬱なひとも、頑張ったあとは自分へのごほうびあげましょうね。そしたら咲子ちゃんみたいに優しくなれるはずなので。 明日の分もって作り置きしたお料理全部食べちゃうのも可愛い。わかるわかる。
もやもやする展開が続くねえ んー、女上司が引き取って、結婚?娘に?同居?
ハンバーガーというひとつの料理だけをテーマにした狭くてディープなグルメ漫画なのに、その広範な知識量と誰にでも受け入れられそうな上品な作風に心を掴まれました。 ハンバーガーの世界ってこんなに広いんだ…!こんなハンバーガーがあるんだ…!という月並みな感想を抱いてしまいました。神宮寺ばりの知識がある人以外は同じ感想を抱くでしょう。神宮寺のハンバーガーを食べた人も同じ感想を抱いたことでしょう。 グルメな客が訪れて無理難題をふっかける、大きな悩みを抱えた人間を料理で救う、超強力なライバル店との対決…グルメ漫画あるあるが繰り返し描かれ、その度に神宮寺は軽やかに上品にハードルを越えていきます。 肝心のハンバーガーもめちゃくちゃ美味しそうです。とんでもなく美味しそうです…!!シズル感もあるしアツい食レポももちろんあるけれど、やっぱり上品なんです。 ジャンクフード、ファストフードであると思われがちなハンバーガーだけど、さまざまな食文化を受け止める懐の深さ広さがあり、ひとつの料理として確立されたものなのだ…ということをこの漫画の上品さが示しているのかなと思いました。 ハギスバーガーとマカロニチーズバーガーが食べたいです。
10年前に最愛の妻である貴恵を亡くした圭介は娘の麻衣と暗い日々を過ごしています。そこに現れたのは小学生の女の子。その子は自分が貴恵の生まれ変わりだと言い出します。ありえない設定だと思いましたが、読みすすめるうちに引き込まれてしまいました。最愛の人が再び目の前に現れた喜び、しかし、その人は小学生で、よその夫婦間の子供であり一緒に暮らせないつらさなど、幾つもの障壁があります。しかしそれさえ苦にせず貴恵への思いを貫く圭介の愛の深さに心を打たれました。
私は単行本派だが、久しぶりに連載を追いたいと思った。その位、先が気になる。 高校の演劇部の群像劇。バレーを辞めた演劇初心者の主人公や、野球に挫折した先輩、演劇に思い入れの強そうな部長の明るさに対し、指導を拒否する担当教員、演出に回る高飛車な1年の暗さがしこりを残したまま、主人公初めての舞台へ。 1巻では色々秘されていて、少しもどかしい感じがする。でも優しい絵柄で描かれる、複数の登場人物の過去の傷が少しずつ見えて来る物語は、例えば『1518! イチゴーイチハチ!』の様な「過去の克服」をテーマにした丁寧な青春群像劇になっていきそうで、巻を重ねるほどに面白くなりそうな期待感が。 特に元演劇部員だったらしい教員の話を、とても聞いてみたい。過去の「部活」に蟠りを残している私が、読みたがっている。 派手さはないが、落ち着いて読める優しくも芯のある青春物語。私はもう今から、最後まで追いかけると決めた。