「どうして人は野外フェスにハマってしまうのか」が非常にわかりみ深く描かれてます。行く前にたてた予定のとおりにならなくても、汗と雨でグショグショになっても、全然寝れなくて疲れが取れなくても、全部終わったときには「来年が待ち遠しい」ってなってるんですよね。自分はハタチ前後にわりとハマった時期があったので懐かしくなった。 そんで、出てくるキャラたちのように「来年はもっとこうしよう」という課題が出てくるので毎年快適な過ごし方が上手くなってくる。ますます抜け出せない。こういうのを生き甲斐にしてる人ってたくさんいると思うので、今年はホント残念でした。。 ちなみに漫画の舞台は朝霧JAMなので夏フェスではなかった。
※ネタバレを含むクチコミです。
かつて大ヒットした映画「トップガン」 迫力有る戦闘機の空中戦映像などに 主人公の成長譚がミックスされている名作。 だが映画公開当時に見てから、ずっと疑問に 思っていることはある。 米軍がソ連軍の戦闘機をアッサリと撃墜。 それでいいの?と思った。 娯楽映画なのだから、ヤボな感想だったかもしれないが。 「ソラモリ」もまた、主人公は戦闘機乗りに憧れて 自衛隊学校に入校し、努力し成長して行く話だが、 トップガンとは似て異なり、トップガンに感じた疑問点を 色々な角度から再検討させてくれる内容だった。 主人公は戦闘機乗りになりたい、 早く、速く、長く戦闘機に乗りたい、と 高校卒業と同時に空自の航空学生となる。 出世欲は皆無。 国防意識は、ある意味で普通。 だが祖父が元・特攻隊員。 父はそんな祖父に複雑な思いを抱いている。 母は自衛隊を軍隊と思い、危険な仕事と思っている。 そして主人公は航空学校から自衛隊へと 進んでいくなかで 家族以外にも色々な人との出会いや経験をして、 考え方も変わっていく。 空を飛ぶことの大変さや意義や責任を深く学び、 単なる憧れとしての「飛びたい」では無くなっていく。 国防として空を飛ぶ自衛隊を描きながら、 国防・防空についてを漫画で描きながら、 これは単なる自衛隊肯定でもなければ戦争批判でもなく 絵空事ではない話だと意識させてくる漫画だ。
レッスンが「ナマステー」って挨拶から始まるの面白かった ゆとりやくざに比べるとギャグが物足りない感じがしてしまいましたが…桜先生の容赦ない攻めはよかったです。結果、ギャグというよりオフィスラブコメということでいいのかな?
かの有名な文豪「川端康成」が自身の日記に頻繁に記していた「保身」という言葉の解釈を巡って起こった騒動をもとに、とある大学で行われる講義を描いた読切です。 川端康成のことならなんでも分かると豪語していた評論家が川端康成本人の発言に基づいて解釈した「保身」が、実は全く当てはまらなかったという顛末から、自分を過信しずぎて失敗してしまわないようにという教訓に繋がります。 では実際の「保身」はどのような意味で使われていたのか? これもあくまでも解釈に過ぎないと思うのですが、文豪と呼ばれる人を少し身近に感じられるかも知れません。
前作「レイチェル・ダイアル」と出会った時にも出会いに感謝したんですが、GJむちゃで新連載開始の報に触れて、とても楽しみにしていた作品です。 連載開始から単行本が発売されるまで、結構時間がかかっているなあと思ったりもしたのですが、1・2巻を同時に手にして、一気呵成に読み、納得しました。この作品は同時に発売すべきだし、単行本を届けてくれた作者・編集者に感謝しました。 「バカ」になってしまう…。その言葉が非情に重たい意味を持つ作品なんですが、SFとしての面白さもあり、また昨今の社会-異分子に対する排除-の風潮とも重なり、軽やかなタッチで多面的な作品を描く作者の実力が遺憾なく発揮されています。 未読の方に胸をはって勧められる傑作だと断言しますし、欲深い感想ですが、3巻が今から楽しみです。
最初は村上もとか原作ということで少し古い話なのかな?と思って読んでいたのだけど、現代の航空自衛隊のお話。 自衛官になり、ファイターパイロット(戦闘機乗り)を目指す主人公とその学科課程など、かなり詳しく描かれている。 冒頭から戦闘機の超精密な描写があり、爺ちゃんの昔話の回想シーンではゼロ戦・紫電改・白菊などの紹介シーンも出てくる。どれも素晴らしく絵が上手い。 トム・クルーズ主演の映画「トップガン」をご存知の方は主題歌である名曲Danger Zoneがすぐにでも頭の中で流れるであろう、そんな戦闘機バカとも言えるような作品だが、このコロナが蔓延しているご時世では航空自衛隊の出番がある可能性もある。 と思うと自衛官という我が国を護る面々がどんな想いで自衛官になり、その職務を全うするためどんな努力をしているかが見られるのは興味深いものがあった。 現代においても、領空侵犯を航空自衛隊が取り締まることがなければどうなっていたかわからない。昨年(令和元年)の6月にすらロシアが沖縄に爆撃機で領空侵犯を平気で行っている。 陸はもちろんのこと、海も空も守らなければいけないのだ、という事を理解できる内容だった。 ソラモリ、全2巻でコンパクトにまとまっていて素晴らしい作品だと思う。
歯の治療から目をそらしがちな人に読んでほしい、デンタルお仕事漫画! 目をそらしがちな人=自分なんですが…まさしく第1話に出てくる1人目の患者さんが自分と重なりすぎてて身につまされる。 というのも以前、歯茎の腫れの治療をした際に、食いしばりによる歯の摩耗を指摘されて驚いたことがあったのですが、それをきっかけに自分が常日頃からいかに歯を食いしばっているかに気づいたんです…!! その時に初めて「定期検診したほうが良いな」と思いました。 …にも関わらずあれから全く行ってない愚か者!!!このマンガを読んで内心焦りまくり笑 皮膚や骨と違って治癒力によって再生されない「歯」のこと、そして「歯科医療」のことを面白く学べる漫画だと思います。
妻が亡くなってから一人娘が自立するまで頑張ってきたお父さん。 ひとり暮らしが始まった今、どう暮らしてゆけばいいか迷っていたときに、かつて若い頃に追いかけていた元アイドル・ゆりあと競馬場で奇跡のように出会う。 終活も考えていたけれど、ゆりあとの距離もいっきに縮まり、心には青春時代のときめきが舞い戻ってくる。こんな夢みたいなことがあるんだろうか…な第一話。 「オオカミの住処」「あのコと一緒」など女性誌で活躍してきた藤末さくら先生の新連載。新天地・グラジャンむちゃでどう展開されるのか…注目してます!
動物と関わる仕事がしたいと保護猫シェルターに面接を受けに行った主人公が、理想と現実のギャップを目の当たりにするはなし。 すべての命を助けたいという理想は間違いではないが、それを持ってこの仕事に臨むと現実が立ちふさがる。 こういう仕事はいわゆる「思いやる心」や「愛情」を持っているとできないようにも思えるが、実際は逆で、それを持つ人々の「覚悟」で成り立っているのかなとも思えた。 絵柄はいたってキュートだが、描かれている現実はハードである。
「どうして人は野外フェスにハマってしまうのか」が非常にわかりみ深く描かれてます。行く前にたてた予定のとおりにならなくても、汗と雨でグショグショになっても、全然寝れなくて疲れが取れなくても、全部終わったときには「来年が待ち遠しい」ってなってるんですよね。自分はハタチ前後にわりとハマった時期があったので懐かしくなった。 そんで、出てくるキャラたちのように「来年はもっとこうしよう」という課題が出てくるので毎年快適な過ごし方が上手くなってくる。ますます抜け出せない。こういうのを生き甲斐にしてる人ってたくさんいると思うので、今年はホント残念でした。。 ちなみに漫画の舞台は朝霧JAMなので夏フェスではなかった。