Wingsの感想・レビュー38件<<12>>恐ろしいのに惹き付けられる「魔法使い」魔法のつかいかた 草間さかえぺそ※ネタバレを含むクチコミです。マトリョミン...カラスヤサトシの日本びっくりカレー カラスヤサトシstarstarstarstarstar_bordernyae正直なところ、カレー美味しそう!食べたい!!っていう漫画ではなかったです。 「美味しいカレーを食す」漫画ではなく「カレー好きが色んなカレーを食べたりまつわるあれやこれやを体験し、思ったことや感じたことをそのまま描いた」という感じです。しかしこれが女性マンガ誌で連載していたというのはにわかに信じがたい。 主に東京と関西地方の店がたくさん出てくるんですが、調べるといまは閉店してしまっているところも少なくない。そしてこの作者はとにかく「激辛カレー」が好きで、自分はあまり辛いものが得意ではないことから、グルメガイド的には参考にならない部分が多いです。なんですけど、なんとなくダラダラ読んでしまう、クセになる漫画でした。 カレーって、知ろうとすればするほど好きになる料理だな、と知りました。好きになる、というか沼にハマって戻れなくなるイメージでしょうか。 この漫画を読んで、カレーと全く関係ないところで得たものは「マトリョミン」という楽器の存在を知ったこと。マトリョミン演りたい。演りたい演りたいめちゃくちゃ演りたい!!!気になったらYouTubeとかで見てみてください。 大人になるって・・・。人魚王子 尾崎かおり名無し女性目線で描かれた短編三作品。 夢の世界を見ているような作品たち。 『アメツギガハラ』・・・独自の目線を持っている少女は、将来自分の表現方法を見いだせてよかった。 『ゆきの日』・・・あの子は、今どうしているのだろう。 『人魚王子』・・・ひと夏の思い出深い経験。その日を堺に急に大人になるのは、誰しも思い当たる事があるはず。 何者にもなれない全ての人に捧ぐ物語ぼくのワンピース 山田睦月 菅野彰sogor25私は"LGBT"という呼称が好きではない。L/G/B/T(もしくは"Q"に分類される定義も含め)それぞれが全く違う性質を有しているのに、"LGBT"という名前を獲得した結果、あたかも同一の性質をもった1つの集団のように見える感覚、それがどうも受け入れがたいのである。 この作品の主人公・神鳥谷等(ひととのや ひとし)も、子供の頃から自分で自分を"普通"ではないと認識しながら、どうにも名前をつけること、定義づけをすることができないある"性質"を持っていた。 神鳥谷のその"性質"はジェンダーなのか、好みの問題なのか、それとも何かの病気なのか。そして果たして自分は何者なのか。これはそんな悩みを持つ神鳥谷と、彼とは逆に自分自身に対して不満も疑問も全く持たない大学の同級生・佐原真人、そしてその周囲の人々との物語。 神鳥谷の疑問に対して作品の中から無理やり答えを捻り出すとするなら、「自分は自分でしかない」という陳腐な言葉になるかもしれない。しかし、それを神鳥谷と佐原の、そして周囲の人々との交流を通して作品全体で表現している。物語としても、雑誌連載の作品を単行本化する際に話と話のつなぎ目をなくして1本の大長編のような構成にすることで、神鳥谷と佐原がともに歩んだ人生をまるごと描いたような、そんな壮大な雰囲気の作品になっている。 読む人によって、誰の視点を強く意識するか、そしてこの作品がどういう物語なのかという定義が変わってきそうな、いろんな表情がある作品。タイトルだけを見るとジェンダーがテーマのようにも見えるけど、実際はもっと受け入れる裾野の広い、"何者にもなれない"全ての人を肯定してくれる物語。 上下巻読了 ビバ!農業!!百姓貴族 荒川弘マウナケア大学は農学部、田舎育ちで母方の実家は牛を飼っていたり、近所には東京農大もある…と、私にとって懐かしくなじみ深い話題がたっぷり。この漫画、ネタっぽく受け取られるかもしれません。ですがこれ本当(たぶん)。ウチのほうじゃ、鳥のつついたみかんは甘いってんで農作業の合間に食っていましたし、冷凍庫開けたらつぶした子豚がこっち向いて入ってたこともありました。豚の去勢シーンも、やったことあるからこそ自主規制に納得。私はすでに農業と離れているのでクスッと笑えるという感覚でしたが、身近に農業を感じている人は、半端なく共感してしまうはずです。そして農業に縁のない人には、農家がいかに大切かがわかり…って話ではないのですが、小豆がなくなると郷土銘菓・赤福が食べられなくなると知り、無条件で農業を応援したくなりました。ビバ農業と言っておこう。世界よ、これがお色気サスペンス(男同士)だ!艶漢 尚月地たかとにかく表紙が全部良すぎる…!画力と色使いの暴力(褒め言葉) 何事にもゆるくて美貌の主人公と、真面目熱血警察官のスリルたっぷりアクションサスペンスで、なんと主人公(男)がお色気を担当します! 耽美な絵、幻想的な怪奇事件、暗器を用いた迫力あるアクション…。この3つが一体となった他にはない唯一の読み味。 読めば高い画力で緻密に描かれるアジア風の世界観に魅了されること間違いなし…!本当にうっとりしてしまいます🤤 (画像は2巻8話より。主人公・詩郎が自ら作って売る花傘)心臓に顔があるタイプのギャグ漫画鬼さんこちら! 金色スイスたか鬼と中学生の同居という設定に惹かれて買ったら、1話ごとにリセット感がある、ギャグ漫画だった。 多聞の寿命が来る1年後、どう終りを迎えるのか気になる 静かで素敵な話moon river 本郷地下む20年吸血鬼と同居している編集の話。 吸血鬼ものってどう描いても面白いし描き用によってはギャグにもシリアスにもなりますよね。 この漫画は静かな話という印象を受けます。星空とか寒い日に息が白くなる感じとか。吸血鬼と会っているのに偏見を持たないとか、吸血鬼であるから心臓は止まっているとか、眷属になってしまおうとするとか…とても静かで素敵な話。ぴゅあ百合あさがおと加瀬さん。 高嶋ひろみJuno映画をあやねる目当てで見てみたら思いのほか良作だったので原作も読んでみた。ふたりのキュンキュンするやりとりをずっと見ていたくなる。少女漫画風の作画も作品の雰囲気にマッチしている。いい百合作品。まさにピュア百合!あさがおと加瀬さん。 高嶋ひろみたたみ百合モノは特に好きでも嫌いでもなく雑食派のつもりでしたが、この作品はかなり好みでした。 とにかくキャラがピュアかわいい。 けっこう序盤から両片想いと分かる描かれ方をしているため、安心しながら二人の無自覚いちゃらぶを楽しめます。 そしてラストには少女漫画的お約束シーンがあるわけですが、丁寧に積み重ねられたエピソードのおかげで違和感なく素直に「よかったねー!」と喜べちゃいました。 とにかくほのぼのした優しい世界観なので、万人に受け入れられる作品ではないかと。 普段あまりこの手の漫画を読んでいない人への、入門書としてもオススメできそうです。 ジャケ買いして損しない極彩の家 びっけひろりんぬ表紙がきれいでなんとなく買ってみたけどよかった…! ファンタジーなんだけど人間関係機微?みたいなのが描かれてるのがよかった。あとやっぱり白黒でも色が思い浮かぶなーと。 調べてみたら王国の子の人だった(読んでないけど)農家に憧れるかと言われると話は別百姓貴族 荒川弘mampuku アルスラーン戦記も銀の匙もやってなかった頃、これを読んで「面白いマンガ描く人って何描かせても面白いんだな…」と感じたものでした。1巻の乳搾り体験を荒らす話で腹抱えて笑いました。 本土に喧嘩を売り、ロシアに喧嘩を売り、熊に喧嘩を売り、害獣を駆除したり鶏を〆たり牛の角を切ったり、かなり好戦的で血みどろな内容なので動物ナントカ団体やらベ〇タリアン協会が怒り狂いそうな…あるいはそうした反発をも「何が悪い」と一笑に付してしまいそうな、本当の意味でのプライドや覚悟みたいなものを感じます。 これを読んでから銀の匙を読むと、また違った楽しみ方ができる気がします。「私のこと野良犬だと思って」がすごい好きかんぺきな街 売野機子地獄の田中※ネタバレを含むクチコミです。 笑える婚活マンガ31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる 御手洗直子名無しマンガ家の友達も婚活サイトで結婚した。流行ってるの?<<12>>
※ネタバレを含むクチコミです。