「おまえは俺の花嫁だ」美しき妖怪に攫われた私は、愛と嘘の間で揺れ動く―― 和歌を愛する巫女の美咲は、人や動物を癒す特別な力を持った少女だ。ある嵐の晩、社での神事の最中に不思議な男と出会う。この世ならざるもの、あやかしの仁に身体を暴かれ激しく交わる美咲。美咲の持つ特別な力はあやかしに快楽を与え、仁は強く美咲を求める――。気を失った彼女が目覚めるとそこは異世界『奈落』だった! 異形の者がはびこるこの禍々しい世界に攫われた花嫁・美咲に待ち受ける運命とは…!? 少女漫画界の伝説・井出智香恵による新境地、異世界和風ファンタジー!!
――母親という“女”の本性を暴くキケンな遊びが始まる! 愛息の航一郎が進級でエリートクラス『花組』になった。(私はこうちゃんをのびのび育てたいのに…)そう思う専業主婦の佐江は、医師家系の夫や親族からの重圧、同級生のママ達からのマウントで苦悩していた。その日の帰り、同じクラスだという生駒亜美に声をかけられ、花組のママ友ランチ会に誘われる。佐江は悩みを相談できると思って参加を決めるが、これが全ての始まりだった…。花組のママ達は子供達のテストの点を競い、大金を賭けていたのだ! 「これはご褒美金。成果を出した子供を讃え、その親が優秀であることの証明」“優秀な母親”という甘い響きが佐江を、母を、女を変えていく…。
「あんたなんて死ねばいいのに…」誰にも存在を認められない子は、育児放棄され虐待を受けてもなお、母の帰りを待つしかない…。お笑い芸人を目指す真嶋は実家を飛び出し、事故物件とも思える安アパートで一人暮らしを始めた。安いだけあって、隣の部屋はゴミ屋敷、周囲の生活音は全て丸聞こえという最悪な環境! ある朝、住人は外出したはずの隣の部屋からトビラをたたく音が…不審に思った真嶋が窓を見上げると、そこには小さな女の子の姿が見えた。しかし、アパートの住人や管理人も『子供なんて居ない』と口を揃える。成り行きで隣の部屋に立ち入る事になり、その子と遂に対面。名前を聞くと信じられない言葉が飛び出し…!?
「おまえは俺の花嫁だ」美しき妖怪に攫われた私は、愛と嘘の間で揺れ動く―― 和歌を愛する巫女の美咲は、人や動物を癒す特別な力を持った少女だ。ある嵐の晩、社での神事の最中に不思議な男と出会う。この世ならざるもの、あやかしの仁に身体を暴かれ激しく交わる美咲。美咲の持つ特別な力はあやかしに快楽を与え、仁は強く美咲を求める――。気を失った彼女が目覚めるとそこは異世界『奈落』だった! 異形の者がはびこるこの禍々しい世界に攫われた花嫁・美咲に待ち受ける運命とは…!? 少女漫画界の伝説・井出智香恵による新境地、異世界和風ファンタジー!! ※この作品は「あやかしの花嫁~異世界婚姻譚」(1)~(4)の合本版です。
育児、夫婦、親、ご近所、ママ友、自身の過去―― これは多くのしがらみに囚われた母親たちの“本音”の話。ある日、喜多村紀子は夫と娘と三人、中古の一軒家に引っ越してきた。そして娘のりんなを預けることになった保育園で新たな出会いが待っていた! 親しくなったママ友たちに囲まれ楽しい毎日♪ ――かと思っていたが、保育園には“虐待母”の疑惑がある保育士の佐々木がいた! 恐怖に震えながらりんなの送迎をする紀子。そして虐待された過去を持つ紀子の告白から始まるママ友たちの“本音”の共有。本音同士で繋がったママ友たちは悩みや苦しみを分かち合い、そして互いに汚染されていく。母親たちの深い闇、あなたも覗いてみませんか?
「あの人、早く辞めればいいのにぃ」パート先あるある!? 職場にいるヤバイやつらが悪魔に見える!! 子育てがひと段落し、近所の書店でパートを始めた舞美。最近ごっそりスタッフが辞めてしまったという職場で、主任の“イロイロあった”という言葉に不安を覚える舞美の予感はすぐ的中!! フリーターの池上、彼女がヤバイ女だったのだ! 舞美より年上の池上は、派手な身なりで男性スタッフに媚びを売り、バックヤードでは女王様のように振る舞い…。横暴で理不尽な池上に舞美は怒りを覚え──!? パート先に現れる悪魔たちに舞美はどうする!?
娘を想う母の怒りは留まることを知らない―─。シングルマザーの三島ふみは、娘のみなみと2人暮らし。母娘2人で飛び込んだ地元の強豪バスケットチームは、ママたちの熱の入り方が格段に高く、特に熱心な加藤英子は娘を世代別代表に入れようと躍起で、娘にすら厳しかった。一方、バスケに掛かる費用を稼ぐだけで精一杯のふみは、あまりチームに関わることができなかった。そんな時、みなみがチームに迷惑をかけていると英子から叱責される。平謝りするふみだが英子の機嫌は治まらず、バスケに集中しろと怒り続け… 「子どもの足を引っ張るだけの親なんて、はっきり言って邪魔なのよ!」その一言で精神的に追い詰められていく、ふみの運命は…?
「昔も今も、どうして私の大切な人を奪うの?」郁恵は優しい夫と元気な息子と3人暮らし。仕事で成果を上げつつも家事をしっかりこなす、充実した日々を送っていた。そんなある日、一通の手紙が届く。縁を切ったはずの女からの手紙。(どうして住所がわかったの!)待ち合わせ場所に行くと、10年前と変わらぬ母・春美の姿が…!! 今の暮らしを守りたい郁恵は二度と自分関わるなと言うが、春美は引く気を見せない。そこに偶然近くを散歩していた夫と息子が合流して…。春美は夫たちには良い母親面をしつつ、郁恵に耳打ちをする。「あたしもあんなステキなダンナさま欲しいナ~」その瞬間、再び忌まわしい母への感情が蘇り…!?
「あんたなんか、産むんじゃなかった」児童養護施設で育ったみおは、親兄弟がいない辛い過去を乗り越え夫と息子の3人で幸せな日々を送っていた。念願だった児童相談所への就職も決まり順風満帆な生活が始まる、そう思っていた。ただ一つ、恐ろしい夢を繰り返し見る事以外は…。そして、笑顔の裏に隠れたみおの本性。家事を疎かにし部屋の中は荒れ放題、息子の駄々にも手をあげていた!! さらに追い打ちをかけるような夫の言動にみおの心はコントロールを失い始め…!? 動転するみおの頭の奥で響く母の声「アナタハゼッタイニシアワセニナレナイ」そんなはずない。私は今、幸せなんだから…
ずっと騙されてたんだ…二人きりでいい、その言葉を信じてたのに――。会社員の汐織は夫・和靖と二人暮らし。子供には恵まれなかったが、信頼できる夫と幸せな日々を送っていた。しかし、12回目の結婚記念日にその生活も終わりを迎えることになる。和靖が突如、9歳になる女の子・明を連れて帰ってきたのだ。しかも、その子が和靖を“パパ”と呼び…汐織は全てを察した―― 夫には、隠し子がいたのだった! 「俺は君に子供を…」和靖のどんな言葉を聞く余地もなく、不妊治療や流産を繰り返してきた汐織は絶望の淵に立たされ、自宅を飛び出してしまう。だが、和靖の隠し事はこれだけではなかった…!? 暴かれていく夫と隠し子の真実とは…!!
「いらっしゃいませ、居酒屋きたじまへ」偶然出会ったその人は美形で料理上手な男やもめ…シングルファザーだった!? 新任保育士・南野温子は、道端で動けなくなった猫・こーすけを助けようとして、猫泥棒と間違えられてしまう。誤解はすぐに解け、お詫びにと飼い主宅“居酒屋きたじま”でご馳走されることに。店主の北島涼は、温子好みの憂いを帯びたイケメンで優しくて、温子の体調を気遣う料理まで作ってくれて…思いがけず胸が高鳴る温子。さらに涼の息子・冬馬に懐かれた温子に涼は「また来てくださいね、温子さん」と微笑んで…―― そんな顔されたら…私、あなたに恋していいですか?
毒親
「あんな男、死ねばいいんだわ」――それは母が夫に向けて言った言葉。愛美の両親は熟年になっても仲が良く、理想の夫婦。そして優しく上品な母はまるで聖母、自慢の母だった。しかし、父が急死すると世界が変わる――すっかり落ち込んでしまった母を心配した愛美は、夫の快諾もあり同居を提案するが、遠方に住む夫の両親に却下されてしまう。仕方なく愛美の家の近所で一人暮らしをする事になった母は、徐々に豹変していくのだった…。わがまま、金遣いの荒さ、家事放棄、愛美への過干渉…そして、苦言を呈した夫への発言。――聖母のような母はどこへ? 果たしてこの狂気の姿が本当の母なのか?