アーリマン
「V系はじめました!」麗しきサタンをボーカルに、悪魔たちがビジュアル系バンドでデビューを目指す!アスモデウス、マーラ、帝釈天、ロキ、ソロモン72柱など東西入り混じった魔神たちが続々登場。思わずうなずく「バンドあるある」も盛りだくさん。悪魔好き、バンド好き必読のV系コメディー!愛すべきアホキャラたちに乾杯☆
「占い姫」は周辺諸島に響き渡る占い師。その占術は予言とうたわれるほどで、それゆえ占い姫は自らに絶対のルールを敷く――「決して嘘をつかない」。だが、嘘の先生・弥次郎との出会いで占い姫は初めて嘘をついてしまい、国を出て旅に出る。二人の関係も徐々に変化していき……!?
17歳の誕生日、巫女サクラの前に負の女神・木花知流比売(コノハナチルヒメ)が現れる。サクラを伴侶にし神界へ連れていこうとするチルヒメ。だが、「神界へ上る=人間としての死」だと知らされたサクラは、大好きな男の子、一楓(いちき)の存在を理由に人間界に留まろうとする。チルヒメはサクラと一楓とのキスシーンを目撃し、激昂。神の力により、人々が突如倒れ死亡した。一楓と恋愛をすることで、多くの犠牲者が出ることを知ったサクラは――!?
「ニヤつきながら そこで待ってろ メフィスト」謎めいた少女・ヨハンナは、立ち寄ったとある街で、本泥棒として追われていた少年・マリオンを助ける。しばらくの間、彼の教師役を買って出たヨハンナだったが、その狙いは、封じられた己の悪魔を取り戻すことで……!? 悪魔のパーツを捜し続ける不死の少女・ヨハンナの、契約と禁忌をめぐるダークファンタジー、開幕!!
その昔ケヤキの木の精・木霊(こだま)であるほおずきは、人間である天馬に恋をし、星河町で暮らすようになった。しかし天馬は130年前、船の事故で消息を絶ち行方不明。いまでも天馬を待ち続けるほおずきと、彼女を好きな直系の子孫・一歩(かずほ)のせつない想いが時を超えて交錯する。ある日元気のないほおずきを励まそうと一歩は一計を案じ!? 第1話。
満期で出所の模範囚。だれが呼んだか名は与太郎。 娑婆に放たれ向かった先は、人生うずまく町の寄席。 昭和最後の大名人・八雲がムショで演った「死神」が忘れられず、生きる道は噺家と心に決めておりました。 弟子など取らぬ八雲師匠。惚れて泣きつく与太郎やいかに……!?昭和元禄落語心中・与太郎放浪篇、いざ幕開け!!【※カラーイラストが収録された電子オリジナル特装版です】
美男(イケメン)だけの耳かきサロンあります!思春期ラブ?BL?はだか祭り?ボーダーレスなギャグはクセになる!耳かきに夢と浪漫をのせて、BL風青春コメディで悶絶天国!――就職難民・白須海人(しらす・かいと)がたどり着いた先は、精鋭たち(?)がそろう耳かきサロンだった。「ちりめん」というあだ名をつけられ、日々独自の耳かき道を突き進む若者は、『福耳』の正式メンバーになれるのか!?
動力機械が発展し人間と獣人が共存するこの街で、美しき機械人形と噂されるアリス。彼女を狙う不埒な男たちに対抗するは、万能(仮)執事のトーマ!でも当のお嬢様は謎の男“帽子屋”を追い、自ら危険に飛び込んで……!?“アイスドール”とダメっこ執事の、せつないラブ&アクションファンタジー!ナルシスト貴族、クールな探偵、翼人の音楽家、義賊の縞々猫、脚本家・帽子屋と、アリスをめぐる男たちはイケメンばかり!
疼く春
【eBookJapan限定特製描き下ろしペーパー巻末封入!※収録画像は紙の書店向け付録と同内容です。】時は幕末。命を狙われた革命家・高杉晋作は、長州を離れ、馴染みの芸妓・おうのを偽りの妻として身を隠していた。革命の渦から距離をとり、ただの男として日々を過ごす中、晋作の胸を疼かせる、ある問い──。自分は、なぜこの女を連れてきたのか。この女は、なぜ自分についてきたのか。追われ、逃げ延び、焦がれ、傷つき、その果てを探す男と女の物語がいま、幕を開ける──。
KEMARI
【eBookJapan限定描き下ろしイラスト巻末封入!】時は平安。宮中に陰謀渦巻く時代。大の蹴鞠好きの藤原泰申は、かつて蹴聖と呼ばれた父・成通に並ぶことを目標に、日々蹴鞠の鍛錬を積んでいる。だが父と違い、泰申は役職の低さのため、帝の御前で蹴鞠るなどとは夢のまた夢のような話で――!?
オルガの心臓
人工臓器の開発が進んだ世界で、世間から身を隠すように暮らすシャルトー姉弟。8年前に研究所を追われた美しい姉・オルガが作る人工心臓は、革新的なものだった。黒い思惑から逃れ、移植手術を秘密裏に行うオルガとニト。だが二人が抱える大きな謎に追手が迫り――!?愛と命、犠牲とエゴ。秘められた心臓をめぐる物語!
恋する仏像
寡黙で人付き合いが苦手な無我は、人気者で自分とは正反対の幼なじみ・零雄とともに、幼い頃から仏像彫刻に打ち込んでいた。無意識に零雄に合わせ、力をセーブしていると指摘された無我は、徐々に実力を開花、彫刻の楽しさに目覚めていく。一方、零雄は、無我の変化に焦りを感じ始め……!?
予言と言われるほど精度の高い占いをする「占い姫」が嘘つきの弥次郎と出会って旅をする話。 占い姫は占いを信じてもらうためにも普段から真実や本当のことしか言えず、周囲との軋轢を生んだり、占い結果によっては立場も危うくなってしまうため、姫の家臣とかは弥次郎から嘘をつくことを学ばせようとする。 最初は「占い姫」もたまには嘘ついて、もうちょっとうまく生きていけばいいじゃんみたいな話だったんだけど、本当の気持ちはどうしたら伝わるんだろうみたいな話になっていって、それが押し付けがましくないというか微かすぎる恋心と合わさって爽やかな話に仕立てられていた。 飛空艇みたいなのとか色々ファンタジー要素が散りばめられていて世界観も面白いので楽しかった。