サムライドライブ
明治維新後、「廃刀令」は施行されず、時の流れた現代・東京。帯刀を許された士族の末裔たちが通う、名門男子高校「至誠館」。人に慣れない一年最強剣士、九重晴馬。晴馬のクラスに転入してきた貧乏剣士、高原伊吹。この運命的な出逢いが、冷たく閉ざされていた晴馬の心をゆっくり、ゆっくり溶かし始め、やがてそれは、確かな絆となっていく――!!
超ド貧乏でクールな高校生・皐月の前に現れたのは、皐月を探していたというヘンタイな祓魔師・鈴音(リィネ)。破天荒すぎる鈴音と、なぜか婚姻の呪術にかかり、月一回は夫婦の営みをせねばならない事になり……!?
二ノ宮あまねは小学生サイズの女子高生。成長に悩むあまねは、祖父の遺言でやってきた神社で自称神様の美男子(だけど変人)と遭遇。「願いを叶えてやる」という神様があまねにキスすると、何故か体が成長して…!?
超お嬢様学校の「王子」水樹。ある日、彼女の前に現れた美少女はなんと男の子で、隣の男子校の「姫」こと白石秋羅だった。その日から秋羅の、水樹への猛アタックが始まり…!?超人気・男女逆転学園コメディ!
ZONE-00
魔都・東京。魑魅魍魎が蠢くこの街に近頃氾濫する、人間を魔物に変える薬「ZONE-00」。噂を聞きつけ転校してきた凶祓いの志萬と出会ったのは、鬼を宿した少年・九浄だった!
16歳の誕生日。プレゼントにもらったのは古びた「屋敷」。そこで待ち構えていたのは、葵と名乗る謎の高校生。実は葵は人間でありながら、ケモ耳妖怪の「鵺(ぬえ)」に変身する家の守り主だというのだが…。
孤児院の施設で育った夕月は常に自分の存在する理由を探し求めていた。そんなユキの前に現れたどこか懐かしさを感じさせる青年ゼス。二人が出会った時、過去よりの戦いの幕が切って落とされた!!
彩雲国物語
「彩雲国」は名家・紅家に育つ紅秀麗は、お嬢様なのに家計は火の車で、日々の賃仕事に大奮闘!!そんな秀麗に金五百両で“若きダメ王様”の教育係の仕事がまい込んだ。すぐさまオイシイ話に飛びつく秀麗だったが、期間中は貴妃として後宮に入れと言われて…。いったいどうなるの!?絢爛豪華なビンボー(?)お嬢様奮闘記、第1巻!!
動く大地<レギオス>で人類は生活しなければならない今──。学園都市にひとりの学生がやってくる。彼の名はレイフォン。新しい可能性を探すためにこの都市を訪れたレイフォンだが、彼の過去はそれを許さなかった…。
えぶりでいホスト
生命保険会社の営業・関口は病んだ勢いでホストクラブへ転職してしまう。ホスト歴“20年”の弟系ホスト、元アイドルの色恋営業ホスト、ソシャゲ狂いのオラオラ系ホストなどなど「クラブ・ワン」のホストは個性的すぎる面々。関口は「まともな頭で続く職業じゃない」思いつつも保険営業のスキルを発揮して客を獲得。とんでもないホスト生活をおくることになる。現職ホストも大絶賛! 現実離れした激しいギャグなのに異様にリアルと話題沸騰。新規描き下ろしコミックを収録!
ブラフマーゲーム
禁忌のテロ組織「ブラフマー」に手を出してしまった少年メル。その結果、人型兵器に命を狙われることに。その危機を助けてくれたのは謎の男シャトー。果たして彼の正体は――。命がけのエスケープShowが始まる!
いたって普通の会社員・美花(26歳)の生き甲斐は若手イケメン声優の土岐野カエデを応援すること。チケット買って、グッズ買って、配信観て、アニメ観て、ただただ好きで、ただただ推していたかった。ただそれだけだった。そう最初は。しかし、SNS上ではじわじわとカエデに「害悪オタ」が群がりはじめる。美花は決心する、「カエデくんは、私が護る」!
推しを推す。 それは、人の営みの中でもとりわけ尊いものです。しかし、何事も過ぎたるは及ばざるがごとし。その行為や付随する感情も、行き過ぎてしまうとむしろマイナスに働いてしまうことが往々にしてあります。 本作は、新米声優・土岐野カエデ(23)を推す会社員・美花(26)の推し活の物語です。 初めてアニメで主役を得たことで、露出が増えファンも増えていくフェーズにあるカエデ。しかし、そうなると必然的にアンチの声も目立ってきます。 本作ではSNSや配信コメント、現場などにおけるアンチの描写がかなりしっかりと描かれており、非常にリアルです。美花は大好きなカエデの活動に支障が出ないよう推し活の延長線上として、そうしたアンチに対する″駆除″活動を行っていきます。ファンは原義を辿ればfunではなくfanatic。光と闇は紙一重です。 ただ正直、美花の行為自体はやり過ぎであるとしても、そこで生じるモヤモヤとした気持ちには誰かや何かを強く推した経験がある人なら大なり小なり共感できるのではないでしょうか。 また、美花のそうした行為が生じている原因のひとつに会社のブラックさがあるのは現代社会の暗部だなと感じます。他の人より仕事が早いと待遇は変わらないのに労働量が多くなるので、生産性を下げることが最適解となる矛盾。昼休みまるまる使っても愚痴を言い足りない部長。そこで溜めたストレスが、推し活での快楽をより大きいものにして依存性を高めてしまう。 そんな美花の愚痴を嫌な顔ひとつせずに聞いてくれて、推し活の応援もしてくれて、抽選にも付き合ってくれる友人のゆずちゃんのような存在は大事にすべきです。主人公が幸せになるのは難しいかもしれませんが、ゆずちゃんには幸せになって欲しい……。 推す熱量の軽さの割に美味しいポジションを確保していてモヤっとするまりんちゃんや、同担で戦友感のある蘭之介さんなど、味のあるサブキャラクターも豊富で今後も楽しみです。 推しは推しても害悪にはなるな、という反面教師的な役割を担ってくれる作品です。