MELODYの感想・レビュー55件『女』って・・・。愛すべき娘たち よしながふみ干し芋『女』ってめんどくさいって思ってしまう。 けど、そういう生き物ってことも分かっている。 そして、関係が深ければ深いほど、本音が中々言えなかったり、言わなくても分かって欲しいと思ったり、言っている事と、思っている事のギャップを感じ取ってほしいと思ったり・・・。 そんな、身近にいる誰かに当てはまりそうな愛すべき女たちがたくさん出てきます。 私は、麻里さんの生き方が好き💓 自分では、できないけど・・・。 できないからこそ、羨ましい🎵複雑だけど秀逸秘密 -トップ・シークレット- 清水玲子starstarstarstarstarパイナップル面白い!の一言なかじまなかじまって、そういうことだっのかと。なかじまなかじま 西炯子starstarstarstar_borderstar_borderPom まず初めに麗奈さん、美人でしかない。その要素しかない。とツッコミを入れたくなりました。 そして出会った映画監督と彼の息子と三角関係になる展開に驚きです。。 麗奈の人生も、180度変化して(それがまた女優業ときた)人生出会いやタイミングとやらで何があるか本当に分からないものだ。 中島親子も、正反対なんだか似てるんだか分かんないけど、こんなにも正直に話せるし、言い合える同性の親子関係って良いなと思ったり。 最後、皆素直になってハッピーエンドで何よりでした。「寿々木君のていねいな生活」感想寿々木君のていねいな生活 ふじもとゆうきニーナ心温まる素敵な話でホッコリした。と同時に考えさせられもした。いかつい見た目により誤解されがちな寿々木君は、周囲の言動により自信を失い、自分らしく振る舞うことも出来なくなっていた。それが春名と出会った事により、徐々に自信を取り戻し、周囲との関係も変わっていくのだ。人を傷つけるのも救うのも、きっかけはきっと些細な事…だがその些細な事が大切なのだと感じた。 おしゃピクきっかけの美しい友情物語おしゃピクしませんか? 南マキstarstarstarstarstar野愛Get Ready?の南マキ先生作品ならハズレはないだろうと読んでみました。予想通り面白いです。 会話のテンポがよくてほのぼのコメディとして楽しめるのに、登場人物1人1人の心情が丁寧に描かれていてグッとくる作品です。 友達が少ない不器用OL、インスタグラマーの姉御肌な主婦、お人よしで食べるのが大好きな女子高生、クールな女子小学生、年齢も生活もバラバラな4人がおしゃピクを通して仲良くなっていくお話です。 自分のこんなところ人には見せられないな、こんなこと言ったら嫌われるかな……と取り繕ったり武装していたところごと愛されたらうれしいよね、友達に対してこうでありたいよね、という素敵な友情が描かれているのが素晴らしいんです。 コミカルなのに気がついたらホロっときちゃうから南マキ先生はすごいなあ……。 全2巻でサクッと読めるのに心が温かくなる作品です!おしゃピクしてみたい!魅力的な人ばかり。#1巻応援寿々木君のていねいな生活 ふじもとゆうきstarstarstarstarstarPom この作品、とても良かった〜思い出しても、心地よくてほっこりです。 寿々木君の丁寧な生活見習いたい。 挑戦はしてみるものの、続かないんだよなぁ〜 そして、お母さんものんびりしていて寿々木君を後ろからしっかりと支えているのが伝わってきて、ジンとする。 私的にはこの漫画から何かを学べるはずだと思っている寿々木家の生活です。 春名君との友情もすごく素敵だなと思いますが、その上をいくなと思ったのが桜子先生のギャップ。 寿々木くん、更に魅力を感じてしまいそうな気がします。「好き」への否定を否定してくれる優しい物語 #1巻応援寿々木君のていねいな生活 ふじもとゆうき兎来栄寿『ただいまのうた』、『キラメキ☆銀河町商店街』、『シェアハウス金平糖北千住』などでお馴染みのふじもとゆうきさん最新作。 今回もまた、一際優しさが沁みる作品となっています。 長身で強面な主人公・寿々木薫(すずきかおる)は、見た目に反してお菓子作り、植物の世話、季節のてしごと、裁縫などが好きで得意な少年。 薫が高校入学の日に出逢った同じクラスの春名は、薫とは逆に小柄で美少女のようにかわいい容姿でありながら、柔道が得意で強い男子。仲良くなっていく対照的なふたりを中心に、薫の新しい希望に満ちた生活が始まっていきます。 薫は中学時代に自分の趣味嗜好を否定されハブられてしまっていた経験があり、自分のありのままを受け入れてくれることに新鮮な感動を得て行きます。そこが、何ともハートフルで読んでいてぽかぽかします。 私も思春期の頃にあまり他の男の子がやらないような花の水やりや料理や裁縫など家庭的なことをよくやっていましたし、好きなものを好きでいたら「キモい」と言われる悲しさもよく解ります。昔は今ほどオタクに寛容ではなかったですからね。 しかし、薫が同級生に外見に似合わない趣味嗜好をからかわれて家で凹んでいたときに ″「好きなこと」はこの先も薫を助けてくれる 絶対に大切にした方がいいよ″ と薫の母親が言葉をかけます。何と素敵な言葉でしょうか。好きを否定されて傷ついたことのある人には沁みるセリフでしょう。このお母さんだからこそ、優しい薫少年が生まれ育ったのだろうと思えます。 そして、好きを否定する人を否定してくれる新しい友も得ることができた薫。孫を見守る祖父母のような気持ちになります。 薫とは歳の離れた妹が通う保育園で働く桜子先生への恋や、その桜子先生も外見からでは解らない意外な面を持っているところ、またクラスメイトたちの恋愛動向など、これから面白く楽しめそうなポイントが他にもいくつもあります。 優しい世界の物語に触れたい方にお薦めの作品です。 秘密の続編を読んでみた!秘密 season 0 清水玲子名無しseason0だからといって過去編はほとんどないんですね。あらすじにはスピンオフ新シリーズと書いてありましたが、これは完全に秘密 -トップ・シークレット-の続編ですね。九州に転勤になった青木もこれまでと同じように薪さんと一緒に捜査をしてるので安心しました! 1巻は薪さんと鈴木の出会いの話で、薪さんの悲しい出自も明らかになっていました。死んだ人の脳が記憶していた映像を元に推理するMRI捜査というアイディアはもちろんですが、この漫画は犯人が抱えていた秘密にゾクッとさせられることが多いです。人間の心の闇は深いですね。晴明が良い陰陽師 夢枕獏 岡野玲子名無し晴明が良過ぎ読みやすかった警察もの。下足痕踏んじゃいました 麻生みことstarstarstarstarstarPom シリアスかつユーモアもあって面白かった。 宙くんと工藤花ちゃんのコンビは抜群だな。 事件の結末がほぼ毎回、え、そうなの?!って終わり方で、(宙くん時々のツッコミが的確で、二人の掛け合いのテンポ感も絵越しに伝わって良かった。) この二人ずっと見ていたい気持ちになりました。 花さんの逞しさは当たり前にかっこいい。 警察ものはあまり読まないのですが、締める所と緩める所、物語にしっかりとメリハリがあり読みやすかったです。 男女逆転大奥 よしながふみユーカリ男女逆転大奥、すごい発想! でもそこがクローズアップされすぎているけど、歴史ものとしてもすごくちゃんとしています。 読みながら気になったところを調べてみると事実の部分も織り交ぜられている。 フィクションと事実の混ぜ方が絶妙です。 歴史ものなので仕方ないけど着物や髪型のバリエーションがない分、キャラクターの見分けがつきにくいのと、文字数が多いのでちょっと疲れますが、面白いです。言わずと知れた女のドロドロ代表格!大奥 よしながふみstarstarstarstarstar_borderこめつぶテレビでドラマ化もシリーズが沢山あって大奥って聞いたことない人の方が少ないのでは! 改めて漫画で読むと、この時代の政治や権力、時代の動きについて知れました。 女のドロドロは大前提にあるのでそこには怯えつつ、これまで知らなかった歴史を知れてそういう面でも面白い。 今季のドラマでも大奥は放送中なので実写も漫画もどちらもファンです。男女逆転大奥 よしながふみstarstarstarstar_borderstar_bordermotomi癖のない絵でとても読みやすいです。 同じような髪型の武士たちが沢山出てきますが、みんなちゃんと区別が付くので話の流れが止まりません。 ストーリーも読み応えのある内容で、 大奥がもし男女逆転していたら、というありそうですなかった話です。 登場人物ひとりひとりのストーリーが細かく描写されていて、どんどん引き込まれていきます。 男女逆転ハーレム物じゃなかった大奥 よしながふみ名無し読む前は、男大奥とキャッキャウフフする女将軍のハーレム漫画だと思ってたんだけど、そんなことなかった 男遊びよりも、政治と権力の話がほとんどで、最近はこの漫画の根幹になっている赤面疱瘡をどうにかしたい蘭学者VS幕府っていうのがすごい面白かった医者になる道。ヒポクラテスの卵 ススキノ海starstarstarstarstar_borderPom 心臓に持病を抱えた医大生あかりが主人公。 あかりは医者になりたいって、強い覚悟と意思を持っていて、とても強い女性だなと思う。 これから益々強くなっていくんだろうなとも思う。 もう1人、優斗もお母さんががんを患っている中で母親を救うため医者を目指している。 この先誰1人欠けずに医者になるのかな。 医大生達はこれから何を学んでいくのだろう。 まだまだ序盤だと思うので皆が医者になる所を見届けたいなと思う。色々な事件の解決方法を楽しみに♬下足痕踏んじゃいました 麻生みことstarstarstarstarstar干し芋捜査の方法って色々あるんだなぁ。 捜査する人の性格や前職によって目の付け所が異なるってそりゃそうかぁって思うけど。 それにしても、加藤宙の教育係の工藤花の身体の能力凄さ!! そして、元交番勤務だった加藤宙は、本当に素直な優しい人。 人が亡くなっていた現場にいた猫を猫アレルギーにも関わらず、その人の娘さんの所に連れて行くなど人情味があり魅力的💓 この二人と、強行犯係のおじさま方が、それぞれの得意分野で活躍する様子が、今後楽しみ♬ プロがクリスタデビューすることのすごさ #1巻応援デジタル原始人☆川原泉 川原泉 福田素子名無し※ネタバレを含むクチコミです。これからの上達に期待☆デジタル原始人☆川原泉 川原泉 福田素子かしこデジタル作画に挑戦することになった川原泉先生のエッセイ本。私自身も「CLIP STUDIOのことクリスタって言うんだ!へぇ〜!」レベルのアナログ人間なので、意味を理解しないまま読んでるところも正直あるのですが、川原先生は私より意味を分かってないまま描いてると思う。まさに「デジタル原始人」のタイトルに偽りなしです!!福田素子先生のお力添えがなかったらこの一冊は完成しなかっただろうな…。結局のところ何も上達しないまま完結している気がしますが、アナログ作画に必要なスクリーントーンは他の漫画家さんにあげちゃったらしいし、とにかく完全移行して新作を描こうと思われているようです。ちょいちょい挟まってくる川原先生の変人エピソードも面白かった。期待のバディ物#1巻応援下足痕踏んじゃいました 麻生みことナベテツ最近は「アレンとドラン」がヒットしている麻生先生ですが、去年連載が始まって1話を読んで以来、単行本の刊行を楽しみにしていたタイトルです。 主人公の加藤宙(そら)巡査長は交番勤務から強行犯係に異動、工藤花巡査部長の指導の下、川崎を舞台に様々な事件と向き合っていく-というのが大筋ですが、随所に麻生先生らしさがちりばめられており、まだ1巻ですがこの凸凹コンビの物語が楽しみで仕方ありません。 相変わらず、麻生先生の描く女性は凛として美しいですし、主役の加藤君もらしいキャラでこれからも楽しみです(相変わらずおっさんも魅力的です)。 メロディでの連載というと、「そこをなんとか」を思い出したりもするのですが、今作も長く続いて欲しいなあと思いますし、映像化しても面白そうだなあと思ったりもしています(気の早い話だとは自覚しています)。しかし工藤さん、武蔵小杉とは良いとこ住んでるなあ。 綺麗な作画と夏のノスタルジートムソーヤ 高橋しんたべみ作者が描く少年たちのピュアであどけない表情とひと夏のノスタルジーの相性がいい。作画も綺麗。 期待しすぎたところがあるので、ちょっと読みづらかった。 リアリティのある作風ではないけど、児童文学原作らしい、夢のある雰囲気を描くのが上手だと思った。 最後にタロの心情が明かされる展開がよかった。 友情に焦点をあてたという感じの、年の差を意識しすぎないおねショタもいいな〜と思った。長距離バス運転手の日常おかえり、南星バス まどさわ窓子兎来栄寿私も以前は年間30回くらい夜行バスに揺られていたので、長距離バスをテーマにした作品というだけで興味津々でした。バスタ新宿がメインの舞台として出てくるだけで「おおっ」と嬉しくなってしまいます。 長距離バスは長い距離を一人だけで運転するのは安全面での心配があるため、基本的に男性二人組の交代制が多いです。なので、そのバディ関係を物語にした作品はあって然るべきですね。得心しながら読み進めました。 主軸となるのは、性格のタイプがまったく異なる二人のイケメン。元ホストで情に厚い陣と、クールで普段は口数が少ないけれど言う時ははっきり言う鳴瀬。彼らの仕事の大変さもその上にある喜びも描かれます。 バスの運転手も接客業であり、厄介なお客様からワケアリなお客様までさまざまなお客様を乗せる中で上手くいかないこともあれば心が穏やかになる時間もあり、上質なヒューマンドラマが胸に降りてきます。 また、各サービスエリアのグルメは私も行く度にチェックして色々と買い食いしますが、長距離移動の楽しみですよね。「浜名湖サービスエリアの三ヶ日みかんが美味しい」というセリフにうんうんと首肯。富山の白エビかき揚げ蕎麦はぜひ現地で食べたいです。 彼らがもっと色々なところへ走っていき、色々人と出会って別れ、色々な景色や色々な美味しいものに出会う時間を見続けたいです。磨き上げられた骨と肉、そして神の与えし顔(かんばせ)リズムナシオン マツモトトモ兎来栄寿『インヘルノ』や『美女が野獣』のマツモトトモさんの最新作。 「剣聖」と呼ばれた祖父を持ち16年間剣道に邁進してきた少年が、3人の美形ダンサーと出会ってA(エース)と呼ばれるようになり、ダンスの道に引き摺り込まれていく物語です。 印象がほぼ闇金の人であるリーダーのJ(ジョーカー)、派手なK(キング)と地味なQ(クイーン)。抜群に顔が良くてダンスも上手い3人の素性・バックボーンは物語を読み進めるにつれて明らかにされていきます。そうしてキャラクター性が確立されてくると、脇役も含めて全員とても魅力的でどんどん彼らが織りなす物語を読みたくなります。 シリアスとギャグがいい塩梅で調和しており、Aが最初のボックスステップで 「これは…靴を履かされた実家の犬…!(ポポちゃん3歳)」 と言われたシーンでは声を上げて笑ってしまいました。しかし、剣道一筋で培った体幹や身体をコントロールする技術によってみるみる成長していくAの姿はワクワクします。 絵柄が非常にスタイリッシュですが、それに加えて 「磨き上げられた骨と肉」 「顔面が良すぎる…!全てのパーツがすっきり整った圧倒的端正なお顔立ち…ああ神の与えし顔(かんばせ)…!!」 「踊るということは 常に今の自分を否定されるという事」 など、随所に出てくるさり気ないセリフやモノローグのひとつひとつにパワーワードが溢れており、惹き付けられます。 こんなにスタイリッシュな作品なのに、 「この漫画を読み終わったら社員食堂の本棚の美味しんぼの隣あたりにスッと置いといてもらえると嬉しいです」 という冒頭の作者コメントも何とも良いです。 番外編も見逃せない!!かげきしょうじょ!! 斉木久美子starstarstarstarstar干し芋11巻まで読了!! すっごく面白い♬ 私の好きなタイプの漫画です。 女子だけの世界で先輩後輩の厳しさ、同期の子たちの駆け引き、友情を描きつつも、紅華歌劇団という劇団で『全は個にして 個は全なり 個は孤にあらず』と切磋琢磨しながらも自分だけが目立つのではなく、調和しながらでないと芝居が成り立たない。という劇団ならではの難しさも同時に描かれている。 そんな、紅華100期生の群像の成長物語でもある。 登場人物のそれぞれの背景も見えて内容量が半端ない!! そして、巻末にある番外編もスピンオフ作品として読み応え充分。 大満足です。 斉木久美子先生、素敵な作品をありがとうございます。宝塚的な歌劇団員養成学校かげきしょうじょ!! 斉木久美子地獄の田中元アイドルと身体能力ばり高な女の子の2人が主人公で、トップを目指すというよりも歌劇団員養成学校で日々って感じかなぁ。 最終的には目指してると思うんだけど、それぞれの人間的な成長みたいなものの方が話の中心なのかなという感じ。 もともとジャンプ改でやってたみたいで、ジャンプ改→メロディ版って読むと時系列順<<123>>
『女』ってめんどくさいって思ってしまう。 けど、そういう生き物ってことも分かっている。 そして、関係が深ければ深いほど、本音が中々言えなかったり、言わなくても分かって欲しいと思ったり、言っている事と、思っている事のギャップを感じ取ってほしいと思ったり・・・。 そんな、身近にいる誰かに当てはまりそうな愛すべき女たちがたくさん出てきます。 私は、麻里さんの生き方が好き💓 自分では、できないけど・・・。 できないからこそ、羨ましい🎵